エボラ出血熱で死亡の男性を治療したダラスの病院職員にエボラ熱陽性反応 66
ストーリー by hylom
米国に飛び火 部門より
米国に飛び火 部門より
h-harry 曰く、
先日、米国内で初のエボラ出血熱感染者が確認されたが、この感染者の治療に関わっていた医療スタッフがエボラ熱に陽性反応を示しと報じられている(日経新聞)。
米国内での初のエボラ出血熱感染者となったリベリア人男性は8日に死亡しており、今回陽性反応が出たスタッフは10日夜に発熱、隔離されていたという。
ロイターによると、「治療過程の手順に違反があったとみられる」とされており、ほかにも感染者が出る可能性もあるという。
もしかして (スコア:2)
フラグ立った?
Re: (スコア:0)
先進国での感染例・治療例自体が少ないわけですから、あらゆるフェーズでのトライアルの貴重なチャンスでもあるわけです。
(感染拡大のスピードと人類の努力とのスピード勝負でしょうけれど)
この中で大きなブレークスルーがあって結果的に制圧できればそれでよしとするしかないでしょうね。
今度はどういう治療がされるのだろう (スコア:2, 参考になる)
あまりにDuncan氏のケースと扱いが違うと、氏の遺族が黙っていない [cnn.com]かも。今頃弁護士が遺族の前に列作って並んでるんじゃないかな。
彼女にもDuncan氏に与えられたのと同じ「試験管内でしかエボラウィルスへの効果が確認されていない」 [chimerix.com]
というBrincidofovirが与えられるのだろうか。それとも別の薬だろうか。
ちなみに、スペインで同様にエボラ患者から感染して治療中の看護婦は、最初ファビピラビルを与えられていたようだ [nikkei.com]が、回復が見られず、
なんと、在庫切れだったはずのZMappを、スペイン政府がどっかから探し出して来て先週末投与され、病状が少し上向いた [ibtimes.com]ようだ。
してみると、やはりファビピラビルはエボラにはあまり効かないのかもしれない [srad.jp]
Re: (スコア:0)
真面目な答えをすると
・回復した人の血清を使用(3人回復したよね?)
・(比較的安全に効くと見られている)ZMappを投与
といった対応が妥当ではないかと。
結局回復した人が同じ国にいるかどうかで相当治療難易度が変わってくると思われる
WHOも言ってるように、回復期(回復した)患者の血清は今のところ信頼出来る治療薬だしね。 [nikkei.com]
ファビピラビルはそんなに厳しい副作用が無いことが確定してるので、他の治療薬と一緒に使うには非常に良い物かと思われる。
Re: (スコア:0)
ふと思うんだけど、ZMappや他人の血漿を処方されて回復した患者って、外から人工的に抗体を注入されただけで、
身体が自力で抗体をどんどん作っている状態にはまだ至っていないのかもしれないんでしょ。
そういう人は、回復期にあっても、血漿に十分なエボラウィルスに対する抗体が含まれているんだろうか。
ZMappや輸血した抗体の残りかすしか無かったりして、自然治癒した人から採った血清ほどの効き目は無いとかいう話は無いのかな。
亡くなったDuncan氏は、血液型が合わなくて他のアメリカ国内の治癒者の血清は使えなかったと病院側は発表しているみたい。
今隔離中のNina Pham氏には血液型が合うとのことで、血漿が提供される模様。
提供者はDr. Kent Brantlyとのことだが、彼の血液型は何なのかな。
Re: (スコア:0)
Brincidofovirもファビピラビルもウイルスの複製を阻止するという意味でよく似た薬ですね
ファビピラビルが効かなければBrincidofovirも効かないでしょう
Re:今度はどういう治療がされるのだろう (スコア:1)
例えば、Brincidofovir、Favipiravirと同じ、核酸アナログと呼ばれるタイプの薬に、Ribavirinと言う薬がある。
同じタイプの薬だけど、Favipiravirはエボラに感染させたマウスに対しての動物実験では効果を見せた [nih.gov]のに対し、
Ribavirinはエボラには動物実験でも効かなかった [oxfordjournals.org]。
同じタイプの薬だから同じように効かないはずだ、とは簡単にいえないのが生体相手の化学の難しいところ。
感染経路について (スコア:2)
どっかのセンセイがエボラは先進国では流行しないとか言っていたなぁ (スコア:1)
先端医療設備が整っているアメリカの病院で、エボラに関する正しい知識も持っている病院関係者が、
患者に接するときには細心の注意を払い、保護装備も身に着けていたのに感染とは、げにエボラウイルスの感染力恐るべし。
西アフリカで、専門知識を持った医療従事者であっても次々にエボラに感染しているのは、充分な医療設備も人員も無く、
感染を防ぐために取れる手段に限界があるからだろうと思っていた。
アメリカの方でも「アメリカではエボラは問題にならないだろうし、大規模な感染もとうてい起きそうに無い」 [wired.com]なんて記事が書かれていたが、
設備も整い、リソースに充分な余裕の有るアメリカの病院で、現実に感染事故が起きたのをみていると、
そういう見方は軽率すぎるのでは、と思えてくる。
設備や、知識や、ルールで防備を固めても、ヒューマンエラーを完全になくすことは出来ない。
そして、どうやらエボラウイルスは、人間が犯すほんの少しのミスも見逃さず、すかさず付け入るような厳しい相手らしい。
アメリカの医療機関でさえコントロールに失敗するんだから、そりゃあ西アフリカ諸国で感染拡大が収まるはずもないなあ。
Re:どっかのセンセイがエボラは先進国では流行しないとか言っていたなぁ (スコア:2, 興味深い)
興味深い記事も。
エボラ出血熱を封じ込めたリベリアのゴム農園
http://jp.wsj.com/news/articles/SB11713596470002413933104580201803505120786 [wsj.com]
Re: (スコア:0)
「年内には収束する」とも言っていたような。
Re: (スコア:0)
いやぁ、「医療機関での感染事故」をもって「大規模な感染は起きそうにない」を否定するのはちょっと気が早いのでは。
現に、判明して隔離が可能になっているのですから。
そっちじゃなく、「感染者が国境を越えて余裕で入国できた」ことをもって、なら分かりますが。
もう一人感染者が (スコア:1)
う~む、洒落にならん。
そろそろCDCの本気を見せてくれ。
保安官代理 (スコア:0)
そっちは陰性。
Re:保安官代理 (スコア:1)
大丈夫だったんですね。
ということは、初期の監視対象者は全員潜伏期間過ぎたのかな。
Re:保安官代理 (スコア:1)
最初の発病者、Thomas Duncan氏が病院に運ばれたのは9月の28日。
彼の家族は入院直前まで彼に接していでしょうから、その日から、少なくとも今までの記録でエボラの最も長い潜伏期間である21日間が過ぎる10月19日までは、
隔離され、監視状態が続くでしょう。
さらに、家族はDuncan氏が入院した後も、しばらくの間、彼が居たアパート内に隔離されていて、そこには彼が使用していた寝具や、食器、トイレなどが
あったのですから、氏が入院した後も感染の危険があったとも考えられます。
現在は、家族はどこか別の施設に移されて監視されているようですが、その施設に移された日が、潜伏期間監視のゼロデイとされているかも。
Re: (スコア:0)
よかった、いけのめだかさんは大丈夫だったんだ。「保安官代理のロバートです。」
もうこうなったら (スコア:0, 興味深い)
エボラ出血熱って死亡率高いんだよね。
重症患者はへたに治療や延命処置せず、安楽死でいいんじゃないかと思う。
無駄に苦しませるよりよっぽど人道的かと。
医療関係者の負担や二次感染も防げるしね。
Re:もうこうなったら (スコア:5, すばらしい洞察)
そうなったら、病院に行ったら殺されるって逃げちゃう患者が出て来るんじゃ。
それこそやばいでしょ。
Re:もうこうなったら (スコア:5, 参考になる)
病院へ行くと殺されるという噂のため、リベリアでは既にそんな状況です。
患者の家族が病人を匿ったり、暴動が起きて患者を奪還したり。これにより、感染がさらに拡大しています。
という訳で、患者の安楽死は最悪の事態を引き起こすだけです。
Re:もうこうなったら (スコア:1)
ざっくりですが、出血熱と名の付く病気は普通に桁違いに死亡率が高いものばかりです。
Re: (スコア:0)
Re:もうこうなったら (スコア:1)
献体じゃなくて、検体。
Re: (スコア:0)
べジータ「おい!きたないからかたづけておけよ そのボロクズを!」
Re:もうこうなったら (スコア:2)
それ十分高いと思うけど・・・
延命するというより、もし広がった時の対策として、どんな対処が効果があるのか試していくのは必要なことだと思う。
まだ新薬の治験もまともにできてないようだし。
Re:もうこうなったら (スコア:1)
例えば狂犬病なんか, 発症したらほぼ100%死ぬ(特殊な治療により回復した例も, 1桁ぐらいはある)くらいですから, それに比べれば生存率は高いですよ.
Re:もうこうなったら (スコア:2)
そりゃ100%と比べれば50%は低いけど、2人に1人が死ぬってのは十分高いと思うんだよね。
低いと言えるのは10%未満くらいかな、個人的に。この辺りは主観かな。
Re:もうこうなったら (スコア:1)
とりあえず、文脈としては「発病したら安楽死とするか否か」についての高いか低いか、でしょ?
100%苦しむことが確定しているなら安楽死もやむを得ない、しかし(例えば)3割が助かるのならば、安楽死を認めるには「死亡率が低い」、みたいな。
一般的な話でなくてさ。
#実際は死亡するかどうかって発病時の医療環境や設備でも大きく変わるから、これまでの統計をこれからの判断に用いるには慎重になるべきなんだけどね
Re: (スコア:0)
「半分くらい死ぬからもうあきらめろよ」
と言えるほど高くないって話でしょ。
前提を無視しないで。
勤務中の感染なんで (スコア:0)
もし亡くなられた場合、遺族から相当高額の慰謝料が請求されますね。
Re: (スコア:0)
そこは訴訟大国のアメリカ。そういう扱いは手馴れたものでしょう。
多分、医療従事者は、病院で働くに際して
「病院は政府のプロトコルに従い感染防止作を実行し、従業員にも徹底するが、プロトコルが正しく実行された上でもなお感染が発生する場合は、責任を持てない。
上記の危険を理解した上でこの仕事に従事することを自発的に望む。
感染防止プロトコルが完全に実行された上で、万が一業務中に自分が疾病に感染するようなことになっても、病院を訴えない」
なんて感じの労使契約書にサインさせられているんじゃないでしょうか。
Re:勤務中の感染なんで (スコア:1)
病院側が保険に入ってたりするんじゃない?
向こうの病院,保険専門の部門を持っていたりで結構保険に支出してますよね.
Re: (スコア:0)
「治療過程の手順に違反があったとみられる」とも書かれているよ。主語は誰なんでしょう。
Re: (スコア:0)
感染防止の手順を作ったアメリカ政府側(CDC)の見解なんで、主語は「感染した病院職員」でしょう。
つまり「ぼくは悪くないもんね。守らない方が悪いのさ」って言ってるだけですよ、これは。
ルールを作って「それを守らないのが悪い」といっても、それが人間が運用することを考えて作られていないものだったなら(例えば「絶対ミスをするな」とか)、
作った方にも非があると思うんだが。
政府が定めた感染防止プロトコルさえ感染を防げなかった、ということで、一般人の間にパニックが起きることを防ぐためのブラフという役割もあるかも。
Re:勤務中の感染なんで (スコア:1)
「ヒトが守るには難しいものだった」かどうかは今後の調査待ちとして。
ルールがあってもルール漏れは起きるし、事故も起きる。それを踏まえた上で、職員の検査が行われ、感染者が正しく判明できたのであれば、それはその「感染防御ルール」の一歩外側の「感染高リスク者の検査」というルールで適切に対処できた、とも考えられるのでは。
「絶対ミスをするな」ってのは、今回の件で「なぜルールを守れなかった」と言う人だけでなく、「なぜ守られないルールを作ったんだ」と今の時点で言い出す人にも該当してしまうと思うのですが。
Re: (スコア:0)
ニュース [washingtonpost.com]によると、
She was on voluntary self-monitoring. She found she got infected...
彼女は自発的に自分の体調を監視していて、自分の感染に気づいた"
とあるので、
どうやら「『感染高リスク者の検査』というルール」とやらは存在していなかった、あるいは看護者はそのルールの適用外だったようですよ。
Re:勤務中の感染なんで (スコア:1)
むう、そうでしたか。情報ありがとうございます。
医療廃棄物の受け取り拒否とか高リスクな看護業務の拒否などの話が出てきてますね…。こういう業務は難しいなぁ。
Re: (スコア:0)
そりゃぁ
エボラウィルスでしょう
アメリカでの伝染だからまだいい (スコア:0)
中国だったら、エボラ死者100人くらいでようやっとニュースになりそう。しかし発展途上国だから感染拡大が進んだという認識は改めないとな。
Re:アメリカでの伝染だからまだいい (スコア:2)
中国だったら、エボラ死者100人くらいでようやっとニュースになりそう。しかし発展途上国だから感染拡大が進んだという認識は改めないとな。
そういえば「スペインかぜ」として有名な1918年~19年にかけて全世界的に大流行したインフルエンザはべつにスペインでとくに流行したというわけではなく、スペイン以外の欧米諸国は第一次大戦中だったので情報統制がなされていたためにスペインでの流行ばかりが報道されたのでこの名がついたのを思い出しますね。
最初の発生地は米国だそうですが、感染した米兵が欧州に派遣されたために大西洋を越えてパンデミックが始まったということだそうです。
Re: (スコア:0)
テロと同じで、自由な国だからこそむしろ弱いというところがあるのでは。
中国などでは、疑い者が即座に隔離されますので、むしろ感染が広がりづらいということはあるかもしれません。
日本では広がりそうにありませんが、公衆衛生政策に加えて、アフリカとの人の往来が少ない点が有利に働いている側面もあります。
どちらも社会としては褒められるような点ではありませんが、感染の防止には有利ですね。
Re: (スコア:0)
感染した人が帰国し、家に帰るまでに電車で移動、満員電車に揺られて帰ったら、とか考えてみて。
そして日本にはヤブ医者がいっぱいいることも忘れずに。
「熱があって吐き気があるんですよ」
と内科を受診したら、ほぼ「風邪でしょう」って言われますね。
良くても「インフルエンザの検査はしておきましょう」ってくらい。
「インフルエンザは陰性でした。風邪ですね。お薬出しておきます」で終了。
Re: (スコア:0)
中国と台湾でデング熱患者が増えているとかいう記事をどっかで読んだような・・・
Re: (スコア:0)
SARSの実績を忘れたか。
Re: (スコア:0)
中国だったら人権が無いから、封じ込めはやりやすいのかもしれない。
アメリカ国内で感染が広がるようなら、アメリカから入国する人の検疫を強化しないといけないと思う。
だがしかし、日本の検疫を通らないで、好き勝手に入国してくる米軍というトロイの木馬が日本にはいる。
米軍基地の周辺にはアメ女という、米兵と性的関係を求めて近寄っていく輩もいる。
米軍は西アフリカのエボラの感染が広がっている地域に派遣されるが、米兵が感染したら本国に連れ帰って治療するらしい。
もし米国内でエボラ患者の治療をする病院に反対運動でも起ころうものなら、感染した米兵は本国ではなく、沖縄の海軍病院に連れてこられて、そこで治療することになるかもしれない。
そこまで悪化せずに沈静化するといいのだが。
Re: (スコア:0)
そこまで感染が広がったら、もう米軍がどうの言ってる場合じゃないでしょう。
米軍だって在日米軍基地内であってもガンガン感染しちゃ困る。患者だけ送って他の兵士を引き上げるなんてウルトラCが出来るならともかく。
米国に移送するのはあくまで感染を防ぎたいからであって、
米国でパンデミックさせたくて移送するわけじゃありません。
Re: (スコア:0)
なんか『エボラっぽい病気』が流行してた時期が有るんですが、
封じ込められたのはマスコミ側だったらしくあんまり報道されず。
そういう結果に終わると思います。
もしくは宗教系の怪しい新聞でだけ報道されて信憑性ゼロとして扱われるとか。
Re: (スコア:0)
デング熱だって出血熱になる場合があるしね。
危険度は別として出血熱なんて沢山あるから、『エボラっぽいけどエボラじゃない病気』だったんじゃないですか。
いつ何処で発生した病気のことか、明示すれば色々答えが返ってくるかもしれませんよ。
#ま、「いつ、どこで」が書いてないと信憑性はゼロだ。
Re: (スコア:0)
そもそも中国だったら、隠しようがなくなるまで報道されないじゃん。
封じ込めがうまくいくケースもあるかもしれないけど、手に負えない事態になるまで発覚しないケースも想定できる。
こっちのが気になって仕方ない (スコア:0)
エボラ患者の嘔吐物を高圧洗浄機で勢いよく洗い流す…米国で撮られた写真が大きな話題に(写真アリ)
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1412309654/ [2ch.sc]