あるAnonymous Coward 曰く、

WiMAXサービスを提供しているUQコミュニケーションズが、WiMAXサービス向けに使用している30MHz分の周波数帯域のうち20MHzをWiMAX2+サービス向けに切り替えることを発表した。これにより、WiMAXサービス向けの周波数帯域は10MHz、WiMAX2+向けの周波数帯域は40MHzとなる。また、同時にキャリアアグリゲーションを導入し、対応端末では下り通信速度が最大220Mbpsとなることも発表された（UQコミュニケーションズの発表）。

WiMAXサービスでは周波数帯域が減ることで通信速度が遅くなり、WiMAXサービスの下り最大速度40Mbpsエリアは来春より順次下り最大速度13.3Mbpsエリアへ切り替わるという。そのため、UQコミュニケーションズではWiMAXサービス利用者に向けてWiMAX2+対応ルーターを無料で提供するキャンペーンを実施する（プレスリリース）。

UQコミュニケーションズのWiMAXサービスはパケット通信料の制限がないという特徴があるが、WiMAX2+については「課金開始日を含む月から25ヶ月間は月間データ量制限7GBが適用されません」ということで、その後通信量制限がかかる可能性がある。また、料金についても2年間はWiMAXサービスの3,696円/月と同額だが、その後は2年契約で4,196円とやや値上げとなる。

通信速度を重視しないのであれば現行のWiMAXサービスを使い続けるほうがメリットは多そうだが、今後いつまでWiMAXサービスが継続されるか不透明なことを考えると、今WiMAX2+に切り替えたほうがお得かもしれない。まあWiMAXにこだわらないという選択肢もあるが……。