自民党が衆院解散前日の20日付で、公平中立な選挙報道を求める要望書を在京テレビ局各局に渡していたそうだ。このような要望は各政党が選挙のたびに行っているが、公示前に行われるのは珍しいとのこと(毎日新聞の記事、 西日本新聞の記事、 TOKYO Webの記事、 産経ニュースの記事)。

要望書では出演者の発言回数や時間、ゲスト出演者やテーマの選定を公平中立にし、街頭インタビューや資料映像も一方的な意見に偏ることがないよう求めているとのこと。18日にTBSテレビのNEWS23に出演した安倍首相が街頭インタビューの映像に強い不快感を持ったことがきっかけになったとする、複数の関係者の証言もあるそうだ。民放各局では要望書を受け取ったことを認め、「これまで通り公平中立な報道を行う」などとコメントしたという。一方、NHKは要望書を受け取ったかどうかを含め、個別の件については回答しないとのことだ。