米カリフォルニア州ベイエリア在住の科学者や技術者、エンジニアの多くが、子供に予防接種を受けさせていないようだ（Slashdot、WIRED）。

WIREDがカリフォルニア州公衆衛生局のデータベースをもとにベイエリアの大手ITおよびヘルスケア関連企業20社と提携する託児所12カ所を調べたところ、うち6カ所で予防接種率が州の平均値を下回っており、また麻疹の予防接種率は集団免疫に必要な92%に達していないことが分かったという。

例えばGoogleの場合、シリコンバレー内に2カ所の託児所を設けており200人以上の子供を預かっているが、そのうちの一つは定期接種の接種率が77%で、新三種混合ワクチンの接種率は90%となっている。このうち、個人的な信念に基づき予防接種を受けることのできない家族は3%だったという。もう一カ所では、定期接種を受けている割合が49%で、 新三種混合ワクチンにおいては68%とのこと。いずれにおいても、集団免疫に必要とされる92%に到達していない。

なお、Googleが本社を構えるサンタクララ郡の定期接種の接種率は88%で、新三種混合ワクチンにおいては95.6%であるとのこと。