あるAnonymous Coward 曰く、

2月15日、所沢市の小中学校にエアコンを設置するかどうかの是非をめぐって住民投票が行われました。開票の結果、賛成票が反対票を上回る結果となったが、投票率は31.54％と低迷、藤本視聴は判断を先送りにする姿勢を見せています（朝日新聞、NHK）。

所沢には航空自衛隊入間基地があり、基地周辺の小中学校では自衛隊機の騒音のため夏場でも防音窓を閉め切っています。そのため教室の温度が上がりやすく、暑さ対策としてエアコンを設置することが求められていました（東京新聞）。

住民投票の結果に法的な拘束力はありませんが、市の住民投票条例では、賛成、反対のいずれかが過半数となり、有権者の1/3に達した場合は、「結果の重みをしん酌しなければならない」としているそうです。

市長側は　「夏場に窓を開けたまま授業を行っても支障はない」とし、市の財政悪化を理由にエアコンを設置しない方針を掲げていました。いっぽう保護者など住民グループは「あくまで騒音への対応として設置を求めているのであり、贅沢な願いではない」と主張しています。

いくら教職員は別として、小中学生の授業環境が労働安全衛生法の対象でないとしても、命綱無しの組体操の高所落下と並ぶ、酷い話です。