日立、「1兆の500乗」通りから瞬時に実用解を導く半導体コンピュータを開発 57
ストーリー by hylom
量子コンピュータエミュレータ? 部門より
量子コンピュータエミュレータ? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
日立が量子コンピュータに匹敵する性能を持つ半導体コンピュータを開発したそうだ。「1兆の500乗」という組み合わせにも対応できる上、従来の半導体チップで実現しているため室温で動作可能で、電力効率も大幅に優れるとのこと(ITmedia)。
日立は、量子コンピュータの計算手法を半導体回路上で擬似的に再現することで、高速な処理が可能なコンピュータを開発した。最適化問題を、磁性体の振る舞いを数学的に表現する「イジングモデル」に変換して解くもので、これを半導体CMOS回路上で擬似的に再現したとしている。
量子アニーリング考案者のコメント (スコア:2)
https://sites.google.com/site/comments250215/
Re:量子アニーリング考案者のコメント (スコア:3, 参考になる)
西森先生はご存じないようですが、ISSCCは実際にチップが出来ていないと発表できませんので、学会発表直前のプレスリリースはごく普通におこなわれています
インテルもIBMもそうです
チップどうしを比較するのですから、D-waveが対象になるのも何の不思議もありません
Re: (スコア:0)
それよりも、この分野で世界最高の学会(会議)であるISSCCを知らないのは、分野が違うとは言えどうなんでしょう。
中身をシミュレーテッド・アニーリング同様にデジタル演算で行っていると勘違いしているようだし、色々と残念な内容ですね。
要は大規模化したホップフィールドネットワークかボルツマンマシン (スコア:1)
焼きなまし法と量子焼きなまし法は似ているようで全く別の方式。しかも時代的には90年代の技術。
コンピュータ分野で出遅れた日立の窮余の一策なのかとも思えるが…
Re: (スコア:0)
おなじ先生が言っている事(6.3)から古典てき焼き鈍しもそれはそれで実用的なんだだから、それが高速化される専用チップを作るという目標自体は間違ってないんじゃないの?という気がするんだけどどうなんだろう?(プレスリリースの書き方はともかく)
http://www.stat.phys.titech.ac.jp/~nishimori/papers/QA-DW2.pdf [titech.ac.jp]
確かにエネルギー関数があった時に、高さだけしかみないのと、トンネル効果を使う場合じゃ解の出方違うとは思うんだけど、
トンネル効果が必要なのはすっごい高くて薄い壁があるような超解きづらい問題に限定されるよね(自信なし)?
画像処理だとかの比較的ぬるいけど局所解はあるって感じの最適化問題に使うなら古典焼き鈍しでもOKって思うんだけどあってるのかな??
Re:要は大規模化したホップフィールドネットワークかボルツマンマシン (スコア:1)
ごめん「古典焼き鈍し」の意味がわからない。
現代の問題にフィットするようにやわらかくするってこと?
今回でいうと、どういう行為を指してるの?
Re:要は大規模化したホップフィールドネットワークかボルツマンマシン (スコア:1)
わかった!
「アニーリング」が「焼きなまし」なんですね。
知らなかった。勉強になりました。
Re:要は大規模化したホップフィールドネットワークかボルツマンマシン (スコア:1)
日立のチップは乱数を使って局所最適解から脱出します。
まあ、局所最適解を高速に求めるとこが回路上のウリなんですけどね。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
日立からしたら半導体デバイス事業なんて基研の人達を遊ばせてやるための道楽でしょう。
製造装置とSiC事業は稼ぎ柱ですが。
Re: (スコア:0)
拝承
Re: (スコア:0)
拝承の語源はハラショーってのは本当でしょうか?
まあ今考えたんですが。
Re:要は大規模化したホップフィールドネットワークかボルツマンマシン (スコア:1)
本当なんじゃないですか?
私もどこかで読んだことがあります.
まあ今読んだんですが.
Re: (スコア:0)
基研w
SiCw
とりあえずわかってないのはわかった
Re: (スコア:0)
日立の技術が焼きなまし法だとしたら
イジングモデル云々の説明って何か意味があるのでしょうかね
Re: (スコア:0)
SRAMの0/1をspinのアップ/ダウンに割り当てて、パラメータを変更しながら「スピンの各元素のエネルギー」を計算していくらしい?です。
ソースは以下 (中国語)。
http://finance.jrj.com.cn/tech/2015/02/25095318883420.shtml [jrj.com.cn]
# ちゃんと読めてるかはちょっと怪しい…(^^;
Re: (スコア:0)
おっと、ミス。計算していく→推定していく
十進ではピンと来ない (スコア:2)
16x500/log2って事で26667bitか。
Re: (スコア:0)
qubitだとどういう表記になるんだろう
こういうの動かすソフトウェアのソースも
現在のbitベースのIDEで書いて
ビルド専用機に投げてくみ上げるのかな
qubitバイナリ←bitベースのソース←人語←無茶振り
# 演算力上がったんだから何でもできるよねみたいな
Re: (スコア:0)
タレコミにあるItmediaの記事には、
> 現在の量子コンピュータのパラメータ数である512の40倍となる2万480パラメータの組み合わせ最適化問題
とあります。単純に qubit 単位だと思ってよいかどうかわかりませんが。
Re: (スコア:0)
143の行き先がある巡回セールスマン問題が解けるということかな?
143の各地から別の地までの距離をパラメータ化すると、全部で20306通りのパラメータを持つので
ちなみに全部で143!通り(≒3.85×10247)、1EFLOPSのスパコンで1.22×10225年程かかる
数の比較 (スコア:2, 興味深い)
8.07×10^67 ジョーカーを除いたトランプの山のパターンの数
10^68 無量大数
10^80 - 10^85 観測可能な宇宙の中にある基本粒子の数(推定)
10^150 将棋のゲーム木の大きさ(推定)
10^365 囲碁のゲーム木の大きさ(推定)
2.555×10^1834097 バベルの図書館(ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説『バベルの図書館』に登場する
架空の図書館)に内蔵されている蔵書の数(正確には251312000冊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83 [wikipedia.org]
新型コンピュータが瞬時に探索する組み合わせ 1兆の500乗=10^6000
ストリング理論から導き出した宇宙の数 10の500乗個
囲碁とか強いのではなかろうか。
それにしてもバベルの図書館は、宇宙ヤバイっていうレベルじゃねぇぞ!
説明しよう (スコア:2)
このチップは昔から知られているシミュレーテッドアニーリングのチップ。
基本原理は目新しいものではない。
しかし、それを大規模な専用ハードウェアにして
回路上の工夫をして高速化しているのが新しい。
さらに実際にチップを作って性能を示している。
他に疑問があれば答えます。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
関係者かも知れないので質問を2個お願いします。
日立の物はメモリのスピンとアナログ回路を使っているようなのですが、
昔から知られているシミュレーテッドアニーリングと同じ原理で動いているのですか?
局所解に陥らないためのノイズの注入は、具体的に何で行っているのでしょうか?
Re:説明しよう (スコア:2)
はい、同じ原理です。
基本メカニズムに新規な点はありません。
ノイズ注入は乱数発生器を使って行います。
一定間隔で一定量のデータの撹拌を行っているのです。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
ノイズの注入に関して発表者の回答と違うようだけど、本当に分かって答えてる?
Re:説明しよう (スコア:1)
わからないのならisscc聴いてみるといいよ
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
いやもう終わってますし、会議でもノイズに関して質問ありましたがどうもぼやけた回答だったから先の質問を書いたのですが。
Re: (スコア:0)
「あなたが」どこをぼやけたと思ってるか説明すれば
解説しますよ。
Re:説明しよう (スコア:1)
「あなたが」どのように違うと思ったかを
書けばそれについて回答します。
ちなみに日経の記事は記者の思い込みが強すぎて不正確です。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
思い込みが強すぎて不正確と書かれた根拠は?
ノイズはうまく入ってないのを擬似的にフォローしてると会議の後に関係者と思しき人たちが話してました。
Re:説明しよう (スコア:1)
ノイズ?
局所最適解を抜ける方法は2つです。
1つはSRAMのノイズを利用する。
もう一つは外部乱数を使う方法です。
sramの問題点、つまり純粋な乱数でない問題は
発表で話してた通りですよ。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
で、思い込みが強すぎて不正確と述べた根拠は?
発表で話した通りにしては、私や別のACも疑問を感じているし、
質疑でもとぼけているでしょ。
あなたは関係者?
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20150227_690458.html [impress.co.jp]
ここでもその点は批判されているようだけど?
それについてはあなたの見解は?
Re: (スコア:0)
関係者のYさんとしか思えない主張の仕方でワロタ
外部乱数ってちゃんとやれてるかな?そこに触れないのは何で?ねえ、何で?
Re:説明しよう (スコア:2)
sramノイズの問題点はスライドでも説明してたでしょ。
グローバル最適解に到達しないやつ。
精度は落ちるが回路規模は小さくなる。
トレードオフの関係。
日経は
量子コンピューターなんて要らない!?なんてタイトルでわかるでしょ。
そんなこと日経記者しか言ってない。
単なる記者の思い込み。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
外部乱数は単に外部から乱数を入力してるだけですよ。
なんの難しさもないです。
Re: (スコア:0)
ノイズの注入は乱数生成器を使っていたという話と、
その生成器が妥当なのか?とかは明示されていないし、
その辺りはどういう方法を用いたかはスライドでも語られていないし、
質疑でも答えていなかった。
その点はどうなんでしょうか?
そして、あなたは関係者と思われますが、発表にない内容もちらほら書かれていらっしゃいますよね?
私の気のせいでしょうか?
Re: (スコア:0)
難しくないなら、それを淡々と発表すればいいだけなのに。
Re:説明しよう (スコア:1)
ggrksと言いたいとこだけど、、、、
どうぞ
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/EVENT/20150220/405242/ [nikkeibp.co.jp]
これ見て笑いました。
-- 風は東京に吹いているか
Re: (スコア:0)
発表ではSRAM由来のノイズと乱数発生器でのノイズ注入を取り上げていました。
また、ノイズは徐々に小さくしてくようです。アニーリングを行うので当然ですが。
ただし具体的な乱数発生の手法や、局所解からの脱出と収束性を両立させるために必要なノイズの大きさのコントロール等、重要な部分が説明ありませんでした。
>一定間隔で一定量のデータの撹拌を行っているのです。
というのは明らかに発表内容と異なります。
Re:説明しよう (スコア:1)
なんでも説明されると思ってるのは
issccを知らないから。
issccは普通の学会とちがうんです。
基本的にissccは製品チップの宣伝をする場なので
秘密にすることは一切しゃべらなくてもいい場所なんです。
インプレスの記者はそれを全くわかってない。
イジングエアコン (スコア:2)
が販売されるのはいつになるでしょうか。それとも、イジング炊飯器かイジング扇風機か。
または、ファジーニューロイジングAI洗濯機か。
アナログコンピュータ? (スコア:1)
いわゆる2値のロジック「以外」を計算の主要部分に使用したということで、(部分的には)合っているでしょうか。
多体問題を電界の状態に置き換えてシミュレーション的に解くような。
Re:アナログコンピュータ? (スコア:1)
いいえ違います。
完全なデジタルコンピュータです。
しいていうとsramをエラーの出る低電圧で動かして
そのエラーを使って局所最適解を抜けるとこが
アナログっぽいぐらいですね。
あくまでも、っぽいです。
-- 風は東京に吹いているか
Re:アナログコンピュータ? (スコア:1)
電圧を下げるとエラーが出るでしょ?
それを使ってるんです。
他の疑問にも答えますよ。
-- 風は東京に吹いているか
生きているのか死んでいるのか (スコア:0)
量子コンピュータちゃんは理論のままになっちゃうの?
Re: (スコア:0)
Googleが出資だかしている奴が現物まで作っている
NHKのサイエンスゼロでも紹介された
# 番組の内容ではでかい問題が解けるようには思えなかったが
10の6000乗 (スコア:0)
でしょ?
Re: (スコア:0)
タウリン1000mg!
つまり (スコア:0)
RSA暗号終了のお知らせってこと?
Re: (スコア:0)
素因数分解じゃないんだから