あるAnonymous Coward 曰く、光増感剤として使われているChlorin(クロリン) e6(Ce6)という薬品を含む目薬を点眼し、人間の暗闇での視力を増強させるという実験が行われたそうだ(Engadget)。実験では、点眼から1時間程度で効果が出始め、夜の森でも隠れている人影を100%の割合で発見できたという。また、一夜明けたところ眼は元の状態に戻っており、その後20日が経過しても目立った問題は発生していないとのこと(論文PDF)。
網膜色素変性症への効果は? (スコア:2)
暗視能力の改善だけでなく暗順応能力の改善もあるなら網膜色素変性症の患者には朗報かも。
# 映画館に入った時なんかけっこう暗順応の時間を意識するのよ。
Re:網膜色素変性症への効果は? (スコア:1)
私はあまり意識しないんですが、網膜色素変性症の症状には夜盲というのもあります。そっちには効きそう、ってか効いて欲しいな。
Re:網膜色素変性症への効果は? (スコア:1)
売り文句どおりなら網膜の感度が上がるで順応速度は変わらないので多分ダメ。
ていうか闇夜はともかく文明圏ではサングラス無いとキツイレベルとのことだから、日常には使いようがない。
使ってから効果が出るまで少しかかるし、効果が抜けるまでは明るい場所での行動が制限される。
軍の夜間行動とか、不法侵入とかちょっとアレな使い方がまっさきに思い浮かんでしまう。
研究者による森や洞窟でのフィールドワークとか、夜間捜索なんかが一番まっとうな使い方、かな?
Re:網膜色素変性症への効果は? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
目薬さしてから安定して効果が得られるまで3時間、というところは読みましたか?
Re: (スコア:0)
Re:網膜色素変性症への効果は? (スコア:1)
夜盲の症状が出る時のおよそ3時間前に点眼すればいい
夜盲症ってのは症状が出るとか引っ込むとかいうものじゃなく、暗いところが極端に見えにくいという症状をいつも持った状態ですよ。
明るい場所での生活には困らないが、暗いところに入るととたんに困る。
普段の生活では、夜は部屋間の移動や用足しなどで、わりと頻繁に明るい場所と暗い場所を行き来したりするもの。
「3時間後にトイレに行く予定だから、今目薬をさしておくか」
で、さしたら効果が安定するまで約3時間目をつぶってすごして、
効果が安定してきたら暗い場所は裸眼でいいけど、明るい部屋に入ったらサングラス着用、ってそんなこと毎日やるの?
こんなの日常生活を快適に送るという用途で使えるもんじゃないでしょ。
他のコメントでもあったように、夜間の捜索や隠密行動など非日常的で特殊な用途にはとても便利なツールになるだろうけど、
普段使いするものではない。
Re: (スコア:0)
その3時間の間は目の感度が変化しつづけるので、普通の生活は出来ないですよ。
競技会 (スコア:2)
にゃんがにゃんがにゃ~ (スコア:1)
美緒には必要ないのだ
らじゃったのだ
Re: (スコア:0)
猫目錠の過剰使用はオススメしない。
Re: (スコア:0)
猫目小僧にも言ってあげてください。
Re: (スコア:0)
猫目にはビタミンAの摂取が必要じゃなかったっけ?
自分も猫目気味だけど特に不都合はないにゃあ~
夜戦バカ (スコア:1, 参考になる)
# そしてますます遅れるレーダの配備。
ぐぐったらクロリンe6(Ce6)って有機薄膜太陽電池や患部に投薬して光を当てて腫瘍を焼いたりするのに使われるみたいで、そんなもん目に注して大丈夫かそれ。
Re: (スコア:0)
○ 20世紀の早い内に日本で作られていれば日本海軍は
Re: (スコア:0)
「ち ちがう これはただのビタミン剤じゃ」
アルカロイドによる作用 (スコア:0)
瞳孔を開く作用を持つものがありますね。
ただ眼圧を上げたりすることもあるので、緑内障などの
持病があると危険かもしれません。
Re:アルカロイドによる作用 (スコア:1)
緑内障白内障が進行していないか眼科の定期健診で眼底検査ほかをするとき点眼する目薬もそうなのかな?
// その病気が進行していることに気がつかないまま看護師が点眼するという事態を軽く想像した。<2ヶ月前に実施
Re:アルカロイドによる作用 (スコア:2)
緑内障には、閉塞隅角緑内障(急性緑内障、普段の眼圧は高くないが、発作が起きると眼圧が上がるタイプ)と、
開放隅角緑内障(慢性緑内障、恒常的に眼圧が上がるタイプ)があり、この二つはまったく別の病気です。
で、閉塞隅角の人は、急性発作を引き起こす可能性があるため散瞳は要注意(目薬に限らず、いわゆる「抗コリン薬」と呼ばれる薬(元コメで挙げられている「アルカロイド」とか)は、散瞳作用があるため閉塞隅角緑内障禁忌とされています)。
というわけで、開放隅角の人が散瞳する分には問題ありません。
閉塞隅角と判明した場合には、発作が起きる前に予防的にレーザー手術などを行うのが普通で、そうすれば発作の心配はなくなります。ですので、「緑内障かどうか定期的な検査を行っている」ような人はまず間違いなく開放隅角ですから、散瞳薬について心配する必要はないでしょう。
私は開放隅角緑内障ですが、4ヶ月おきの年3回通院検査をしており、そのうち年一回のペースで散瞳して眼底を見てます。残り2回は散瞳なし。
まあ、緑内障は進行の遅い病気なので、それほど頻繁に検査する必要はない(頻繁すぎても変化がわからない)ってことで。
視野検査も年一回してるけど、前回と比べるのではなく最初の検査の結果と比べるのがメイン。
行きつけの病院では、最近の電子カルテ更新で、20年分の検査結果のアニメーション表示機能なんてものが増えて、これがなかなか面白い…
Re:アルカロイドによる作用 (スコア:1)
異なる二つの緑内障の区別、興味深く読みました。
つらつら思い出すに、急性のって時々TVの健康をカタに視聴者を恐がらせるお題だった。
話をきくにつけ、一般論でずっと通っている眼科であれば初回に遡った過去との変化
を知りたいと希望すればできるものなのかなあ。
Re:アルカロイドによる作用 (スコア:1)
Re:アルカロイドによる作用 (スコア:1)
それは良心的だと思います。
医師および患者両方にとって費やす時間を中断することになるけど
直進するべきでないという判断の後に手戻りが発生させることなく
進路変更できて不用意な処置を避けられる。
その分余分に合計時間がどうしてもかかってしまうことを割り引いても良い医療だと思います。
// 年1回ペースで診てもらっている眼科でそういう要望を告げても聞き入れてくれるものだろうか?
Re:アルカロイドによる作用 (スコア:1)
対象者によるのかもしれませんがとくに映りが悪いということもないようです。
# 三月に一度、もろもろの定期検査を受けています
目立った問題 (スコア:0)
目(薬)の話だけに、なんちゃって
問題 (スコア:0)
>20日が経過しても目立った問題は発生していない
相当の日数経過後に影響が出ないのかは不明なんでしょ?
複数回の使用、いや軍事目的なら常用もあり得るか、の場合は不明なんでしょ?
Re: (スコア:0)
どうせ実戦で使う前にもっといろいろ研究するでしょ。
暗視ゴーグルより便利なのだろうか?
Re: (スコア:0)
最初の実験が終わった直後で長期運用や複数運用の結果が分かると思ってるのかい?
副作用で (スコア:0)
昼間は布くらいなら透けて見えるとか無いの?
Re: (スコア:0)
何度も使うとそのうち布だけではなく筋肉や脂肪も透けて見えるようになります。