パスワードを忘れた? アカウント作成
11988890 story
交通

ロシア鉄道社長、欧州と北米を鉄道や道路で結ぶ計画 21

ストーリー by hylom
2大陸横断はしてみたい 部門より
headless 曰く、

ロシア鉄道社長のVladimir Yakunin氏がロシア科学アカデミーの会合で、欧州と北米を鉄道や道路で結ぶことを可能にする計画を明らかにした(The Siberian TimesCNNCBCSlashdot)。

この計画はTrans-Eurasian belt Developmentと呼ばれ、ロシアの西端と東端を鉄道で結ぶというものだ。これだけでは単にシベリア鉄道の新線開発計画だが、鉄道と並行して道路や石油・ガスパイプライン、電気・水道施設なども建設される。また、欧州やアジアの既存交通網と接続し、東端はチュクチ半島を通ってベーリング海峡に到達するという。ロシア科学アカデミー総裁のVladimir Fortov氏は、ベーリング海峡を越えて北米大陸に入ることも可能だと述べたとのこと。

CNNではアラスカ側が犬ぞりレースのゴール地点で有名なノーム近辺になると予測。ノームから米国の主要交通網との接続はないが、フェアバンクスまで接続する道路ができればロンドンからニューヨークまで自動車で移動することも可能だとしている。ただし、ベーリング海峡を渡る手段は明らかにされておらず、米国側がこのような計画を受け入れるかどうかも不明だ。非常に多額の建設費用がかかる点も計画の障害になるとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • え?Yakunin なのに民間企業の社長なの?

  • 稚内からサハリン経由でシベリアに繋ぐって話はまだ生きているんでしょうか。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月02日 8時20分 (#2789435)

    中国とアメリカを結ぶ高速鉄道が計画中? しかも世界最長の海底トンネルつき [gizmodo.jp]

    中国政府は中国、ロシア、カナダ、そしてアメリカを結ぶ約1万3,000km以上の巨大鉄道建設を計画しているそうです。
    その中にはロシアとアラスカ間にあるベイリング海峡に敷かれる海中トンネルも含まれる

    まあ、なんか眉唾物っぽい話らしいけど。
    でも、「海底超特急マリンエクスプレス [wikipedia.org]」がついに実現するとなると、
    胸に熱いものがこみ上げてくるのを否定できない。

    • by Anonymous Coward

      英語版Wikipediaの記事 [wikipedia.org]に18世紀末からいろんな人がシベリア-アラスカ横断鉄道のプランを企ててきたことが書かれてる。
      技術的には津軽海峡やドーバー海峡にトンネルを掘ったり、という時代なので不可能ではないだろう。 [wikipedia.org]
      先のページのプランを見ていると、鉄道をきっかけとして その周辺の資源開発と物資輸送などを絡めることで採算を確保したいように見える。石油・天然ガスパイプラインとセットで開発すれば経済

    • by Anonymous Coward

      > 中国からアメリカまで「2日足らず(ここ太字)」で移動することができるでしょう

      飛行機使えよというツッコミは無粋なんでしょうか。

      • by headless (41064) on 2015年04月03日 0時47分 (#2790067)
        飛行機だけは勘弁な。
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        > 飛行機使えよというツッコミは無粋なんでしょうか。

        いやいや、飛行機よりも速いのですよ。

        > どうやらこの疑惑のプロジェクトは中国の研究チームが時速2,900kmの速度を出す
        > Hyperloop-styleトレインのプロトタイプを開発した話と関連しているようです。

        時速2,900kmって、実用化されているジェット航空機のおよそ3倍の速度、超音速
        旅客機コンコルドよりもはるかに速いです。

        • by Anonymous Coward

          時速2,900kmの速度を出すHyperloop-styleトレイン

          という文と

          Hyperloop-styleトレインなら中国の北東部からシベリア、太平洋、アラスカ、
          そしてカナダを越えアメリカまで約1万3,000kmを2日足らずで移動することができる

          という文が算数的にかみ合わないんだが。

          13,000kmを48時間で移動するなら、普通の新幹線のスピードですむ。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月02日 8時36分 (#2789441)

    もう距離的にそんだけ車走らせると結構な燃料食うだろ?
    アントノフ改良、量産化して空飛ぶフェリーにしたほうが早くないか?
    モスクワ、ニューヨーク間定期便飛ばしたほうが早いだろ。
    都市部の空港は混みあうからモスクワ側はペテルスブルグかもっと北の白海よりでもいいし。
    ニュヨーク側は州内のほぼカナダな辺りがいいと思う。
    どちらも既に道路はあるし、鉄道も走ってる。
    後はデカイ滑走路作るだけ。
    北極中心に見ればわかるけど
    距離も半分以下で済むし
    むしろヨーロッパ、東アジア間の方がロシア通ると最短コースなんだよな。
    ドイツ、中国は中央アジア経由のルートを開発してるけど
    対抗してモンゴル、ナホトカルートの強化を図るほうが先だと思うけど

    • 他所の国どころか国内の他の地方すらオレは良く知らないけど、中部国際空港なんかはボーイングとMHIの貨物のやりとりで中部国際~シアトル間にB747LCFとAn-124が毎日のように飛んでる訳よ。
      況や米欧間をやじゃないかねえ。それじゃ足りないから新シベリア鉄道とベーリング海峡架橋だかトンネルなんだろう。
      入ってくる鉄道の使用料だって馬鹿にならないしね。例えばAn-124ルスラーンは積載量150トンで、An-225ムーリヤは積載量250トンだけど40フィートコンテナは最大で1つ26トン位入れられる訳で、鉄道だとそれを何十個もいっぺんに運べるからね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        シベリアからベーリング海峡とアラスカカナダ経由してやっとアメリカに届く、長すぎる経路に、そんなに重大な効果があるだろうか。
        それらの「途中」で積卸する荷物が多ければ、鉄道は便利なわけだけど・・・
        米欧間だけであれば、飛行機と大西洋の船便で十分ではないかと。

        • by Anonymous Coward

          積み荷はシベリアやモンゴルの地下資源なんでしょうが、ロシアは太平洋側に通年利用可能な港を持っていませんので船便は使えません。(ウラジオストクは砕氷船で無理やり使えるようにしていたはず) もちろん鉱物資源を運ぶのに航空便は論外です。かといって、大西洋側に持っていくのはコストがかかりすぎます。ということでこの案なのかと。

          それでもムチャクチャだと思いますがね。

          • by Anonymous Coward

            > シベリアやモンゴルの地下資源
            なるほど、産地がその辺のものだとニーズはあるか。

            ただ移動先は、アメリカ大陸以外にも十分あるのでは。
            中国と欧州が陸路であるわけで。
            インドやイスラム圏も(安全な経路があれば)陸路で行けるわけで。
            ベーリング海峡経由に金をかける意味があるか、と。

            強いて言えば、中国がなんかして、
            シベリアを除くアジア一帯が不穏になった時の輸送経路として、期待できるかもしれないけど・・・

      • by Anonymous Coward

        ロシアに物流を握られるという政治的なリスクも天秤に載せたい。

    • by Anonymous Coward

      そんなでは深夜のSAで安っぽいかけそばやラーメンをすするという旅の醍醐味が味わえないじゃないか。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月02日 10時35分 (#2789495)

    本格実用化とどっちが先か。
    単発での航行には近年複数の海運会社が成功してるんだよね、たしか。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月02日 10時52分 (#2789504)

    >ノームから米国の主要交通網との接続はないが

    そもそも、そこが整備されてない程度に、アラスカ自体が陸路では孤立してるんだよね。
    あの州はアメリカ本土からは、主に飛行機か船でないと辿り着けない。地続きのくせに。
    それなのにさらに壮大な計画ってのはかなりの無理がある。

    でもまあ、高速道路が通ってない○○村に新幹線の線路が通るというようなこともあるから、
    より巨大な計画の通り道としての方が、実現可能性は上なのかな。

    • by Anonymous Coward

      シベリア資源開発に必要な物資輸送と採掘物の輸送手段が主な目的だろう。というかそれが無ければ開発の意味が無くなりそう。
      北京-アメリカ辺りだと鉄道のルートがおよそ大圏ルートと合致するのでルート的には悪くない。そこを100km/h近くのスピードでノンストップで走れれば悪くはないが、すれ違い列車の交換や編成の組換えなどを続けていると、対船舶の時間的メリットがどんどんと削られてゆく。

      • by Anonymous Coward

        よく考えてみると、アメリカ西海岸の港では荷役の労組がストライキをやって物流に混乱をきたすのが日常茶飯事になっていますので、それを避ける手段として案外人気出ちゃうかも。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月02日 14時17分 (#2789657)

    広軌か、標準軌か、三線軌条か。(広軌1520mmと標準軌1435mmで、四線軌条は考え難い)
    米国本国では、長距離線って電化していないのが殆どじゃなかったっけ?
    一方シベリア鉄道は電化済みだったはず。
    でもベーリング海峡越えをトンネルでやるなら、電化は必須。
    但しシベリア鉄道の交流電化(直流電化区間もある)はAC50Hz 25000Vだが、シベリアの交流周波数は60Hzで、どっちを選ぶか、何処で切り替えるか?

    何にせよプーチンの引退死去までは塩漬けだね。後は後継者の様子見か。

typodupeerror

日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

読み込み中...