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テクノロジー

フラウンホーファー研究機構、プラスチック製シリンダーを採用したエンジンを製作 32

ストーリー by hylom
機械の樹脂部品採用は進むか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ドイツ・フラウンホーファー研究機構が、プラスチック製部品を採用したエンジンを製作したと発表した(プレスリリースASCII.jp)。

従来アルミで作られていたシリンダーブロックを、射出成形プロセスで製造した樹脂製部品で置き換えたもの。実証モデルでは元のエンジンと同等の性能を発揮するという。さすがにすべての部品を樹脂で作るのは難しそうだが、実用化されれば製造コスト削減や軽量化に寄与できそうだ。

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  • by nemui4 (20313) on 2015年04月07日 14時42分 (#2792441) 日記

    石油や高温に弱そうなイメージあるけど大丈夫なんだ、すげー
    あとは耐久試験すかね。
    軽くて強度があるならそれだけで燃費向上するでしょうし。

    実用化されたら3Dプリンタと組んでジャカスカ製造できそうだけど、手軽に製造できたら化石燃料消費も加速して環境方面でなんぞ問題出たりして。
    あんまりジャカスカ作って捨てたら廃棄物処理も・・・

    • by Anonymous Coward on 2015年04月07日 15時18分 (#2792478)

      ソースを見ましょうよ
      「荷重や摩耗、石油や冷却液による化学変化に耐えられるグラスファイバー・プラスチック(グラスファイバー55%)を開発するとともに、耐熱・放熱・金属との熱膨張率の違いなどを計算して再設計。」だそうで、要はFRPの改良版(?)ですよねこれ

      親コメント
      • by nemui4 (20313) on 2015年04月07日 15時27分 (#2792486) 日記

        ソース見ておらずすみませぬ。

        >要はFRPの改良版(?)ですよねこれ

        そっちだったんだ、その手の材料は車業界のオハコですよね。
        自転車やら車いすやらその他人力サポート系にもそういうの生かせそうでステキ。

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      石油も3Dプリントすればいいんじゃないですかね?

      • by Anonymous Coward

        分子レベルに任意の構造を組みたてれるプリンターが、あっても プラントで連続的に
        つくった方が早い

    • by Anonymous Coward

      そこそこの高温に関しては銃器がすでにバレルと機関部以外はほとんどプラスチック製ですね。
      それでもプラスチックだと大型化の際に冷却に難儀しそうな気がします。耐熱性もそうですが熱伝導の関係でも。
      油は…確かにエンジンオイルならまだしもガソリンは厳しそうな気がします。
      さすがにシリンダーとピストンは置き換えできないかもなぁ

      本記事によるとクランクシャフトも置き換える予定の模様。機械的な強度に関してはそれほど心配無さそうですね。

      • by Anonymous Coward

        まあ制式化されたのが古いやつだけど、 H&K G36
        http://ja.wikipedia.org/wiki/H%26K_G36 [wikipedia.org]

        は実際の現場だと、銃身の温度が上昇すると命中精度が下がる欠陥品ってことになったけどな。
        ヨーロッパの気温の低いところならいいけど、気温の高いところに持ってたら問題になるかも。

    • by Anonymous Coward

      鋼鉄やらアルミの製錬加工にもそれなりに化石資源は投入されてるので言うほど変わらないんじゃないか?

    • by Anonymous Coward

      ピストンか何かを樹脂製にした原付って昔ありませんでしたっけ?

      • by Anonymous Coward
        チョイノリのカムか?
        • by Anonymous Coward

          それです。カムでしたか。
          ピストンは無理か...

          • by Anonymous Coward on 2015年04月07日 17時13分 (#2792546)

            チョイノリの樹脂カムもオイル管理をきちんとしないとあっという間に磨耗してカム交換が必要になります。
            (途中で材質変更が入って若干マシになりましたが)
            中古でエンジン不調のチィノリはほとんどがこれが原因です。

            親コメント
  • MP3 [google.com]でも有名でしたよね。

    • by Anonymous Coward

      フラウンホーファーと言えば…

      「回折」もありますな。

    • ミュンヘンには彼の名を取ったその名もFraunhoferstraßeという通りがあって、
      そこにまたその名もFraunhofer Wirtshaus [wikipedia.org]という酒場があるのですよ。
      古い建物の劇場とボウリング場を改装した(劇場はミニシアターとして稼働中)ビアレストラン。

      規模も巨大過ぎずこじんまりしてるし(と言っても百人は入る)、
      某有名ビアホールほど観光客だらけでもなく地元中心、
      日曜はみんなが教会の礼拝を済ませた昼下がりからバンドが入る。

      あのドイツ博物館から徒歩5分たらず、
      圧倒的展示にベロンベロンになった後、酔い覚ましに寄るのにちょうどいい距離だんだなあ。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月07日 15時32分 (#2792488)

    一方熊本電鉄は
    くまモン電車の台車をCFRPにした
    https://www.khi.co.jp/news/detail/20140314_1.html [khi.co.jp]

    つかドイツ、自動車、プラスチックと聞くと思わずトラバントを思い出してしまう
    一部にダンボールというデマも流れてるようだけど一応FRPらしいし
    今の技術ならやろうと思えばシャーシもFRPで何とかなりそうだし
    フロントガラスもアクリル樹脂にできればフルプラスチックも夢じゃない

    • by Anonymous Coward

      >一部にダンボールというデマも流れてるようだけど一応FRPらしいし
      ヤギだか羊だかに食べられたと聞いたw

      自転車だと竹フレーム [google.co.jp]のやつが色々と。
      木のフレームのやつとかもあります。

      しかし、台車のような荷重のかかるところにつかえるんですね。
      そういえば飛行機にも使われてますよね。
      潜水艦とか挑戦してほしいw

      • by love-m4 (10412) on 2015年04月07日 17時41分 (#2792560) 日記

        昔モーターサイクル用DYMAGのカーボンホイールなんてのもあったよね。
        3本スポーク(と、言うにはふとましいモノでしたが)のやつ。
        金城が輸入してたSAXONについてたっけ?

        カーボン製の片持ちスインギングアームなんてのも夢のまた夢。

        #鉄フレーム乗りの嘆きw

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        >>一部にダンボールというデマも流れてるようだけど一応FRPらしいし
        >ヤギだか羊だかに食べられたと聞いたw
        VWの昔のポロ同様に内装側が紙質ボードなんじゃないの?
        日本でも使っていた車は有った筈。

    • by Anonymous Coward

      そんな場所にすら使えるのかCFRP…
      樹脂比率とか樹脂材料を調節すれば性質には結構幅をもたせられるのかな。

      ところでFRPって定義だとダンボールに樹脂を塗って染み込ませても一応FRPになりますよね。
      ガラスやカーボンなら兎も角てきとーな繊維だとテキトーな強度しか得られないのがFRP

      • by Anonymous Coward

        ところでFRPって定義だとダンボールに樹脂を塗って染み込ませても一応FRPになりますよね。

        それは「樹脂含浸紙」 [ojif-tex.co.jp]のジャンルになりますね。
          広義的にはFRPとも言えなくは無いですがどちらかと言うと"プラスチック強化紙"のほうが通りやすいような。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月07日 15時17分 (#2792476)

    高熱や負荷にさらされている一部は金属を使ってる、という意味かな。

    “First we looked at the engine design and identified the areas subject to high thermal and mechanical loads. Here we use metal inserts to strengthen their wear resistance,” explains Berg. One example is the cylinder liner, inside which the piston moves up and down millions of times during the life of the vehicle.

    • by Anonymous Coward on 2015年04月07日 15時47分 (#2792498)

      プラの外装に金属のシリンダライナを打ち込んでるようなこと書いてますね。
      まあそれはそうでしょうな
      プラの外装とシリンダライナが膨張係数の違いで割れちゃったりしないといったことが
      材料の研究で実現できたことや、あとは最近はセラミック系接着剤のような高温に耐え
      なおかつ極めて強固な接着材もあるので、こういうことが実現できるんでしょうね

      ドイツを始めとする欧米だと小排気量+過給器だとか従来型の内燃エンジンを地道に改良して
      環境性能を上げる方向にも力入れてますね
      日本だとマツダが頑張ってやってるけど、HVだとかEVだとかに飛びつかないあたりが
      機械の歴史がある国らしいところなのかな

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        日本だと、GDIが大宣伝した上に、しかも大コケだったから
        どこも慎重になってしまったんですよ

      • by Anonymous Coward

        大陸のハイスピード巡航だとHV(パラレル/スプリット)は充電する余裕はないし、EVは航続距離で問題がある。
        常時重いバッテリーはデメリットでしかない。

        • by Anonymous Coward

          それ、15年ぐらい前のHVの話ですね。

          • by Anonymous Coward

            どういう意味?
            今のHVは長時間のハイスピード巡航でも満充電にならないほどデカいバッテリーを積んでるとでも?

          • by Anonymous Coward

            発電機のロスと電動機のロスと充電のロスと放電のロスを全部抱え込むんだし、
            それを度外視しても回生充電ができなきゃバッテリはただのデッドウェイトだろーが。

        • by Anonymous Coward

          レンジエクステンデッドEV、という選択肢は?

      • by Anonymous Coward

        ドイツを始めとする欧米だと小排気量+過給器だとか従来型の内燃エンジンを地道に改良して環境性能を上げる方向にも力入れてますね
        日本だとマツダが頑張ってやってるけど、HVだとかEVだとかに飛びつかないあたりが機械の歴史がある国らしいところなのかな

        トヨタ・マツダ他の日系自動車メーカーの可変バルブタイミングによるミラーサイクル低燃費モードの実用量産は、従来型の内燃エンジンを地道に改良して環境性能を上げる方向には含めないのですね。
        後、国内シェア 20 % 以上に達する、3気筒 660 cc エンジン+ターボチャージャーも。(それが法的制限に由来するにせよ)
        まあ、欧州車礼賛は、日本人自動車評論家の宿痾ですから。

        シリンダーライナーを超高分子PTFEにすれば、滑りが良くなって、とか考えがちですが、まだ全然耐熱性が足りないのでしょう。

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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

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