自衛隊の次期哨戒機P-Xと次期輸送機C-X、お披露目
タレコミ by kitakitsune
kitakitsune 曰く、
川崎重工が主契約企業として2機種の同時開発を進めている、海上自衛隊の次期哨戒機P-Xと航空自衛隊の次期輸送機C-Xが7月4日にロールアウトした。9月にも初飛行し、2008年には防衛省・自衛隊に納入される。
P-Xは現用P-3Cの後継となる国産のIHI XF7ターボファンを搭載する4発機で、操縦系統のケーブルやワイヤを光ファイバに置き換えたフライバイライトを実用機として世界で初めて搭載し、搭載するセンサや電子機器との干渉に配慮したのが特徴。一方のC-Xは現用C-1の後継となるターボファン双発の高翼機で、ジェット旅客機並みの高い巡航速度でジェット旅客機と同じ航空路を利用できる特徴がある。当初両機のロールアウトは3月6日に予定されていたが、輸入リベットの不具合で7月4日に延期されていた。とはいえ、このリベット不具合以外には目立った設計上の問題や計画の遅れ、予算超過などはなく開発は順調に行われており、C-Xと同クラスの輸送機で、C-Xより前に計画が始まりながら未だ実機の完成を見ていないエアバスA400Mや、既存の旅客機737の改造でありながらP-X/C-X2機種合わせた開発費よりも開発費がかさんでいるボーイングP-8Aとは対照的である。
また、7月8日にはボーイングの新型機787がロールアウトする。787は翼や胴体の主構造をCFRPで作った革新的な中型の双発機で、日本は35%の割合で計画に参加している。35%というのはボーイング自身の担当割合と等しく、航空機の一番の肝である主翼の製造を三菱重工が担当したり、使用する炭素繊維を東レが供給したりと、787は日本の協力なくしては出来なかった航空機であるといえる。
P-X/C-Xや787のロールアウトの他にも、三菱重工のリージョナルジェット機がにわかに具体化してきたり、川崎重工がC-X民間型の販売を打ち出したりと、このところ日本の航空機産業には明るい話題が続いている。