光速超えのニュートリノ、原因は時計の同期にあり?
タレコミ by capra
capra 曰く、
CERN(欧州原子核研究機構)が実験で計測したという光速超えのニュートリノについて、「光速を超えた」ように見えた原因は計測に使用した時計のシンクロにあるのではないかとする論文が発表されたそうだ(論文要旨、nature.com、本家/.より)。
光速超えのニュートリノを計測したのは、OPERA(Oscillation Project with Emulsion-tRacking Apparatus)というニュートリノ検出装置を使った実験。ニュートリノはスイスのジュネーブのCERNから、イタリアのグランサッソ研究所まで地下経由で731kmの距離を飛ばされ、その時間が計測された。
ニュートリノの計測には、始点と終点にて2つの時計が必要となる。これらの時計は同じ衛星を使ったGPS信号を用いて同期されているが、この度発表された論文では重力の影響によって時計が異なる速度で時を刻んでいたのではないかとの説を唱えている。論文は、地球の中心からの距離の違いによって、始点であるCERNの方が終点のグランサッソ研究所よりも重力が僅かに強いことに言及。このためCERNの時計は終点の時計よりも僅かに遅く進んでおり、この点が考慮されていなかった可能性について指摘しているとのこと。
なお、OPERA実験チームは現在この分析を精査しているとのことである。
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