パスワードを忘れた? アカウント作成
912773 submission

スタンフォード大学、半永久的バッテリーの電極材料を発見

タレコミ by eggy
eggy 曰く、
リチウムイオン電池にとってかわる新たな電池の開発において競争が激化しているなか、スタンフォード大学の研究者チームが、半永久的に使用できるバッテリーの材料を発見したとのこと(本家/.eWeek記事より)。

同研究チームが高出力電極の新たな材料に用いたのは銅化合物ナノ粒子。この電極の充電サイクルを試験した結果、なんと4万回にも達したとのこと。しかも4万回を超えても80%以上の充電能力を維持していたという。一方、従来のリチウムイオン電池の場合、充電サイクルがおよそ400回を超えてくると電池の劣化が始まってしまう。

電極寿命が極めて長いことの鍵は、銅ヘキサシアノ鉄酸銅の原子構造にあるのだという。同構造は配列の整った結晶質であることにより電荷粒子が電極を傷つけることなく出たり入ったりすることができるのだそうだ。これにより電極が劣化しづらいというだけでなく、電極を出入りする粒子の動きも極めて速くなるため充電も速くなるのだという。また、この電極の出入りにサイズがぴったり合う粒子でなくてはならないとのことだが、これが水酸化カリウムであることも分かっているという。

たが同電極を使ったバッテリーを作るのにまだ一つ課題が残されているのだという。速い充電と高出力を実現する高電圧カソードが見つかったものの、これに不可欠となる低電圧アノードがまだ見つかっていないとのこと。

情報元へのリンク
この議論は、 ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

ソースを見ろ -- ある4桁UID

読み込み中...