Newberry休火山に水を注入して地熱発電、今夏にも実施される予定
タレコミ by danceman
danceman 曰く、
次世代の地熱発電システムと呼ばれるEGS発電の研究が盛んな米国では、セントラル・オレゴンのNewberry休火山の側面から9080万リットルの水を注入することで得られる高温水を発電に利用しようとする計画があるとのこと(本家/.、abc NEWS記事より)。
この発電システムを計画しているのは、地熱発電技術の研究開発に取り組むシアトルのAltaRock Energy社。今夏にも試験の実施を行うとの意向を示している。
だが同EGS発電は地震を起こすのではないかとの懸念があるのだそうだ。EGS方式では高温岩体を水圧掘削することで高温水や水蒸気を溜める層や注入水の貯水井戸を作らねばならない。しかしこれは地震発生の可能性が報告されている、天然ガス採掘に用いられる地層の水圧破砕と同様の行程であり、EGSでも地震が起きるのではないかと心配する声があるのだという。一方AltaRock社は、Newberryで地震が起きる予兆はなく、また人口密集地から離れているため損害を与えることないと想定しているようだ。
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