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サイエンス

原子炉への海水注入はウラン汚染の原因に?

タレコミ by capra
capra 曰く、
米カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)の研究チームが、海水に含まれるナトリウムと原子炉内の燃料棒が反応した場合、ウランの微小粒子が発生する可能性があることを突き止めたそうだ(UC Davis News本家/.より)。
燃料棒のウランは通常水に溶けづらい化学形態を取っている。ただし酸化反応によって+6の電荷を持つ6価ウランへと変化した場合には水溶性となり得るとのことで、この反応は放射線によって水から過酸化水素が生成される際に促進される場合があるという。
UC Davisの研究チームは、以前の研究にて「固体もしくは溶解された状態で存在可能な過酸化ウランの『クラスタ』ともいうべき粒子」を作ったことがある。さらに、最近の研究において核燃料棒と海水中に存在するナトリウムといったアルカリ金属イオンが合わさった場合、腐食とともにこの過酸化ウラン粒子が生成されうることを突き止めたとのこと。この粒子は非常に小さく、そのままの状態もしくは溶液として遠くまで運ばれる可能性もあるという。
研究に携わったAlexandra Navrotsky教授曰く「この現象は今まで考慮されたことがない」とのことで、「この現象がどれだけ腐食を加速させるかは不明だが、今後考慮すべき点であることは確かである」と述べている。
なお、この研究は1月23日発行のProceedings of the National Academy of Sciencesに掲載されている(論文要旨)。
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