独占販売だから大丈夫、ではなかった部門より。
insiderman 曰く、
「ゲームの海賊版」というのは(残念ながら)珍しくもないが、最近はiTunes Storeからのダウンロードでしか入手できないはずのiPhoneアプリにも海賊版が登場しているようだ。TorrentFreakに、次のような記事が掲載されている。
あるiPhone向けゲーム開発者が、突然のユーザーの増加に驚いた。このゲームはiTunes Storeで10ダウンロード/日程度のダウンロードしかなかったのだが、ある日1日に400ユーザーもユーザーが増えたのだ。理由は――このゲームがクラックされたからだ。
「Whack ‘em All」というこのiPhone/iPod touch向けゲームは、いわゆる「もぐら叩き」をベースにしたゲームで、開発には250時間ほどがかかったという。iTunes Storeでの販売価格は99セントで、だいたい一日に10本程度をコンスタントに販売できていたそうだ。ところが、ある日このゲームのユーザーが急激に増えたことに気付き、喜びながらiTunesをチェックしたところ、そのうち実際にゲームを購入してくれていた人は12人しかいなかったことが発覚、愕然としたそうだ。ゲームのユーザーが増えた理由は誰かがこのゲームを「クラック」し、Webで自由にダウンロードできるようになっていたからだったという。
TorrentFreakの記事によると、このクラッカー「most_uniQue」氏は「みんながこのようなアプリケーションに金を無駄遣いしていることにうんざりしたので、それをやめさせるためにこのソリューションを考えた」と主張しているそうだ。さらに、「AppleはiPhoneアプリに試用期間のような仕組みを設けられるはずなのに、それをやっていない。ユーザーはアプリケーションを試用することなしに購入をさせられるんだ。この問題を解決するには、Appleにアプリの試用を認めさせるしかない。もしくは、Cydiaのようなシステムを使えばゲームを広告付きでリリースできる」とも言っているとのことだ。
確かにiTunes Storeではアプリを試用できず、買ってみて「失敗だった」ということはあるとは思うが、かといって「海賊版」を勝手に配布するのはやり過ぎだろう。そして、保護されたプラットフォームでも、いつかは海賊にやられる日が来るのだ、ということを知らしめた例でもあると思う。
クラッカーの勝手な言いぶん (スコア:4, すばらしい洞察)
「試用できないのは不当」というのは現時点ではおかしい。
○「みんながこのようなアプリケーションに金を無駄遣いしていることにうんざりしたので」とか言ってるが
結局は「自分が購入してみたけど金払うほどとは思えず落胆した憂さ晴らしにクラックしてばらまいた」
ってだけでしょう?
#同じ物を買っても「高かった」と思うか「安かった」と思うか「見合っていた」と思うかは購入者次第。
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Re:クラッカーの勝手な言いぶん (スコア:4, 興味深い)
いや、そういう問題でもないでしょ。試用できないってのは確かに問題なんですよ。ある商品ひとつが高いか安いか、という問題ではなく、100個買ってみて、値段相応のものがいくつあったか、という話になりますからね。いってみれば有象無象が具を持ち寄る闇鍋のようなもので、商売の形態としてはズルい。福袋のように、ブランド(店舗)の威信がかかっているならまだしも、泡沫ベンダがひしめき合っている状況では、市場原理がうまくはたらかずに、消費者が負担するコストが高すぎます。極端な話、"hello, world"級のサンプルプログラムに、ドラクエみたいな売り文句を載せておけば、消費者としては買って確かめるしかないわけですから、
> 同じ物を買っても「高かった」と思うか「安かった」と思うか「見合っていた」と思うかは購入者次第。
はいかにも無責任でしょう。もっと積極的に消費者を保護しないと、質の高いソフトウェアが生まれにくくなるし、どうしても開発よりも広報に人的リソースが割かれるようになります。それって、やっぱり一種のデストピアですよ。
ただ、海賊版を出していいのかってのは全く別の問題で、モチベーションにはなっても、正当化の理由にはなりえないでしょうね。ただ、こういう類の統計規模犯罪はモチベーションの方を相手にしないと、問題の解決には至らないので、なかなか難しいところです。コピー産業は、とかく自己中心的な義憤が蔓延しやすい仕組みになっているので、「ただで使わせる」という動機に加えて「試用版を提供させる」という動機まで加わるのは脅威だと思います。おそらく、法的なペナルティを課すだけでは不十分なんじゃないですかね。しばらくはそれ以外の手段を用いるとは思えませんけど。技術的に解決する(DRM強化)のが理想なんでしょうけど、うまくいかない場合は、当面システマティックに犯罪者を量産し続けるかもしれません。
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試用はユーザーの権利ではない (スコア:4, 参考になる)
自分も上記に賛成です。むしろ、
> 試用できないってのは確かに問題なんですよ。
という言葉に反感を覚えます。まるで試用できなければいけないというようで。
以下、ソフトウェアの試用に限って書きます。(試用の考え方はソフトウェアに依りませんが)
自分は、試用というのは広報の一部と考えています。試用は、買って(使って)もらうための動機を提供者が消費者に対して行うもので、ユーザーの権利ではないとも考えています。
Appleが試用についての仕組みを作ることは出来るでしょう。しかし、試用という広報を行わないことも出来ます。仮に試用の仕組みがあったとしても、今回のクラックされたアプリの試用版は作ったでしょうか?
試用は品質が厳しく問われてしまうものです。他の広報(雑誌の掲載とか)が上手く出来たとしても試用版で購入を止めてしまうかもしれません。品質が良くても、簡単なゲームなどの場合、試用(版)で満足して購入を止めてしまうかもしれません。大規模なソフトウェアなら試用版が必須と呼べる場合もありそうですが、小規模なソフトウェアは敢えて出さないということもありかと思います。
なんにせよ試用が出来ないからと言って
> 海賊版を出していいのかってのは全く別の問題
これには激しく同意です。
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クラッカーの勝手な言い分だね (スコア:3, すばらしい洞察)
#もちろん一定期間で動かなくなる仕組みを作っててもOKと言いたいわけじゃないですよ。
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どうやってカウントしたんでしょうか (スコア:2, すばらしい洞察)
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ふーむ (スコア:2, 興味深い)
自作アプリケーションを iTS を通さずに無償or有償でばらまくことも、
あとさき考えなければ技術的には可能ってことですね。
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Re:ふーむ (スコア:2, 興味深い)
JBで普通に突っ込めるのは非DRMアプリ(iPhone標準のものや自作)と、
せいぜい正規のDRM拾得済アプリ(Appleに購入者情報が登録されている)なんですが、
アプリの暗号化を解除しないまま、偽装したDRMで稼動できるようにしたんじゃないかと。
なのでクラック後はアプリアップデートも正規のAppStore経由で出来るようになったっぽい。
購入してないものを購入したと偽ることが出来た点がこの事件のより重要なポイントかなあと。
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いつまでも同じシステムで儲けられるわけがない (スコア:1)
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Re:いつまでも同じシステムで儲けられるわけがない (スコア:5, 参考になる)
公表 [newsweek.com]してる所だと$1,000,000儲けたSmule [smule.com]とか最初の2ヶ月で$250,000儲けたDemiforce [demiforce.com]がある。
他には老舗のマック・ゲーム会社のPangea SoftwareはApp Storeでの儲けがそれまでの20年間の合計を上回った [arstechnica.com]らしい。
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Re:いつまでも同じシステムで儲けられるわけがない (スコア:2, おもしろおかしい)
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この値段で (スコア:1)
たとえ「金の無駄遣いなアプリ」でも値段相応だったらいいんじゃないかって気がしますがね
「クソな内容だけど、まぁ1ドル程度だから仕方ないか」
と俺なんかは思っちゃいますが
これで10ドルするモノだったら少しイラッとしますけどね
100円ショップで売ってるモノに試用が必要ですかね
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Jail Break潰し (スコア:1, すばらしい洞察)
こういうのが原因でJail Breakが止められちゃうんでしょうね。
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勝手な妄想だけど・・・ (スコア:1)
たとえ儲けがなくても。
#小遣い稼ぎが目当てなら話は違うけどな
#とは言っても、クラックするのはダメだと思う(お約束;-)
お察しの通り、超濃緑茶です。 そう呼んだほうがいいでしょう。
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Re:2人増えただけじゃないの? (スコア:1, 参考になる)
ってことかと。
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