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総務省がパンデミック対策として国民の移動履歴記録システムを実験 155

ストーリー by otk
うーむ、効率が悪い気がしますよ 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、総務省がパンデミック対策を目的として、携帯電話の位置情報を利用する実験を開始するそうだ。具体的には、携帯電話のGPSで得られる位置情報を逐一記録しておき、感染者が見つかった際にはその移動履歴を調べ、同じ電車やバスに乗るなど感染者と接近した可能性のある人を抽出して、注意喚起や対処方法などの通知メールを送信するシステムとのこと。

今年の秋から、都市部と地方の2カ所で合計2,000人のモニターを募って実験を開始するという。実験では、「移動履歴の活用に対する心理的抵抗感などもあわせて検証する方針」とのことだが、それはモニター参加者へのアンケートで評価するのだろうか。

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  • >移動履歴の活用に対する心理的抵抗感
    そもそも抵抗感がある人は、2000人のモニターに応募しないと思うけれど。

    ところで、5/4-6の三日間だけの帰国者は、成田空港だけで12万人。入国時の新型インフルエンザ
    水際阻止を行っている現状、足りない検疫の人手とデータ集計に追われている [mainichi.jp]という。これから
    夏の時期にも帰国ラッシュがあるというのに、その後に2000人規模のパンデミック対策の実験?!

    そんなお遊びは、世界的大流行を何とか阻止しようという年に実施するようなことではないと思う。

    日本におけるスペインかぜの精密分析 [tokyo-eiken.go.jp]によれば

    (日本における)スペインかぜの1回目の流行は1918年8月下旬から9月上旬より始まり,10月上旬には全国に蔓延した.流行の拡大は急速で,11月には患者数,死亡者数とも最大に達した.2回目の流行は1919年10月下旬から始まり,1920年1月末が流行のピークと考えられ,いずれの時も大規模流行の期間は概ねピークの前後4週程度であった.

    新型インフルエンザ:メキシコ、国民に危機感薄く マスク5人に1人 [mainichi.jp]

    今渦中にあるメキシコですら感染予防対策の徹底が不十分のようだ。であれば、今まだ日本に上陸していない
    うちに、高温多湿の夏を過ぎてインフルエンザウィルスが活発化する/季節の変わり目で免疫力が低下する人が
    多い時期までには、具体的な感染予防策の徹底を講じた方がいいと思われるのだが。

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • アメリカ911直後の「愛国者法」と同じショック・ドクトリン [youtube.com]ですよ、(゚ε゚)キニシナイ!!
      こういうパニックが起きたときと言うか有事で大衆の判断力が麻痺しかけてる時に心底やりたいけど平時なら猛反発されるのが明白な事を強引に突っ込んで、先に既成事実を作って抵抗させないような「空気」をつくるのが民主主義国家の高級官僚の腕の見せ所。

      95年の日本では公安警察(内務官僚=今の総務官僚が最重点を置いてるセクション)がうまいことやってその後の治安政策で警察全体がでたらめやる制度的な裏付けを得られたし、01年のアメリカでは極右勢力がうまいことやってその後の莫大な戦争利権を自分の手中に納めた。

      当然、これらの治安強化に伴う多くの調達品市場を巡って一大利権を築き上げて(最低でもアメリカでは)裏金もそれなりにデカい物が飛び交った。

      それらの成功経験を潜ってる総務省(くどいけど旧自治省=旧内務省の命脈を受け継いでいる)のお偉いさんや公安畑の警察官僚をゴリ押しして内閣の要職に押し込んだ [bunshun.jp]総理大臣に連なって自分たちの地位と利権の死守に汲々としている官の偉い人々としては、お上の気に喰わぬ言動や行動に出る「不穏分子」をトレースして記録しておいて、来るべき共謀罪の施行やその先に考えてる治安諸法の立法・運用に備えたいんじゃないですか?

      # 携帯電話がデバイスになってるということは網に接続してる電話の音声の部分を盗聴できる。と言うことになる。
      # 現状では通話中しか盗聴できなくてもその内通話してなくても音声拾えるようにしたりするのを総務省側の技術
      # 要件に入れてくるのではないかと邪推しますが、よくもわるくもガラパゴスですから

      要は、盗聴法の次のステップとしての行き来のトレースを個別礼状なしでやる所まで視野に入れた社会実験では?この実験と言うのはこの手の法律(名目は伝染病だろうがテロ対策だろうが児童ポルノだろうが買春だろうがなんでもいい)をスムースに通すための既成事実作りにもなるし、出た粗は世論の抵抗がどの辺にあるか示すことが多いのでその部分をうまくごまかすのに十二分に利用できる。

      親コメント
    • 仮に国民のうち1000万人が GPS 携帯による移動履歴の管理に同意してくれたとして、
      それが無作為抽出と同等の人達だったとする。それでも感染者の90%以上は把握できない
      わけだから、パンデミックの立ち上がりを遅らせる効果は殆ど期待できない。

      さらに、政府に移動履歴を把握させるなどという気持ち悪いシステムに協力する人が
      1000万人を超えるなんて、ほぼ実現不可能だ。

      さらにまた、仮に1000万人の協力者が得られたとしても、恐らく疾病対策の意識の高い
      人々に偏ってしまい、無作為抽出の同人数よりも少ない効果しか期待できないだろう。

      要するに、パンデミック対策と銘打てば甘い甘い査定になるだろう、という省益追求型の
      デジタル公共事業に過ぎない。

      今の時点でメキシコから学ぶことがあるとすれば、それは健康保険の無保険者を可能な限り
      少なくしておくことが、費用対効果の高いパンデミック対策であるということだ。それが、
      省益なんぞに囚われない常識的な解である。
      親コメント
    • 騒ぎになってない時にやっても「流行してもいない時にそんなことやるよりもっと他にやることあるだろ」と言われて終わりです。

      --
      署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 13時50分 (#1559482)

      >そんなお遊びは、世界的大流行を何とか阻止しようという年に実施するようなことではないと思う。

      別の年でも構わないけど,今の年でも構わないでしょう。
      予防活動と競合するわけでもなし,今回が最後のパンデミックでもなし。

      不謹慎だ,とおっしゃりたいのでしょうか?

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 13時59分 (#1559487)
      >>移動履歴の活用に対する心理的抵抗感
      >そもそも抵抗感がある人は、2000人のモニターに応募しないと思うけれど。

      試してみなければ想定外の心理的影響というのは知る由もなし。
      実験の意義というのはそういうことを調べる為で"も"あるのだよ。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 15時01分 (#1559525)

        感染注意喚起の実効性についてはそれなりに有意義なデータを取れるかもしれないけれど。

        最初から生活経路をトレースされることに同意しているモニターを相手に調査して「想定外の心理的影響」
        なんて出てくるもんかね。モニター参加者2000人というのはもともと心理的抵抗感が少ない標本集団なんだ
        からさ。それを相手に心理的抵抗について記述調査をとったって「想定内の心理的影響」が低く見積もられるだ
        けでは。

        #要は総務省の思うとおりに事が運びやすくなるためのアリバイ工作になる可能性大。

        「(総務省の中の人が想定しないだろう)心理的影響」で自分が真っ先に考えたのは、急性期の統合失調症
        患者や妄想性人格障害の人の「被追跡被害妄想」なんかに悪影響を与えうるのではないかということ。まあ
        これは職業柄そういう人と多く接するからなんだけれど、日常所持物に盗聴機疑惑持つ人多いからねえ・・。
        携帯に「あなた○○にいましたね?」なんてメールが送られてきた日には、パニックになったりおびえたり
        する患者が出ることは、自分は「想定内」だけどなあ。

        「想定しない影響」を調べたいなら、まずパブリックコメント的なものなり、専門家の審議会的なものなり
        なんでもいいけど、各分野の専門家の人から、想定しうる影響のネタを収集するのが先なんじゃないの?そ
        して検討に値するテーマであれば、実証的にデータ取って検討すればいいわけでさ。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 14時03分 (#1559492)

      というか、新型インフルエンザって流行ってるなんて言えるの?
      毎年数万人の死者が出る季節性インフルエンザ [cnn.co.jp]に対して、感染者数ですらやっと千人超えた程度 [mainichi.jp]。
      もちろんこれから爆発的に感染拡大する可能性もあるけれど、予防なら手洗いうがいとかただの風邪対策で十分だし、無駄に不安をあおってるだけじゃないの?

      # のどが荒れたのでマスクを買いに行ったら売り切れててあきれたAC

      親コメント
    • 既に感染済み‥豚にあらず‥おかげで2日間寝込んだ
      #下手に連絡したら1週間監禁とかなりそうなので(苦笑)
      一応友人の医者に相談したので感染経路はつながってないことはほぼ確定済み。

      親コメント
    • そんなお遊びは、世界的大流行を何とか阻止しようという年に実施するようなことではないと思う。

      裏でこっそり本命の移動履歴記録システムを作っていて、そこから目をそらすため、あるいは国民的合意が必要と考えているふりをするためにそういう「お遊び」にしか見えない実験をやっているのでは。戦術としてはあまりにありふれていますが。

      たとえば車のナンバーを記録するNシステムなんていうのもありますが、あれがそういう目的に使われることが決してないとは言い切れないというか、非常時にはきっと使われるでしょう。ETCなんかも移動履歴はばっちり残るし不正対策と称して写真を撮っても誰も反対しないし、単体では不十分でも重要な要素となり得ますね。この上カード会社と連携できれば相当なことができそうです。

      とか言いつつこの連休はETC割引で\15,000ほども値引きしてもらいましたが。全部記録されるのは当然として、日本全体ではいったいどれほどの二酸化炭素が放出されたことか、とか思わないではなかったんですけどね。

      --
      Jubilee
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 14時06分 (#1559496)
      阻止するために必要なことだから実験するんだろ、何いってんだ。

      >>具体的な感染予防策の徹底を講じた方がいいと思われるのだが。
      現状、嗽と手洗い以上に何があるんだ。
      長期的には体力の向上とかもあるだろうけど。

      感染源の特定と把握のためにこの手のものが必要ってことだろ。
      具体的な感染予防策の一環じゃないか。
      そのための検証なんだろ。
      大体帰国ラッシュとか忙しい時に実験なんてやってられない。
      それにものになるのはもっと先と考えるだろ普通。
      今回の豚インフルエンザのためにやるんじゃなくて、将来の感染症流行を防ぐ手段。

      感染予防策の徹底を講じるなんてお題目だけ唱えるのは言葉遊びもいいところ。

      # しかし、このシステムって常に自分の行動をロギングしないといけないわけだろ、他への転用が怖いわな。
      # つうか囚人監視システム?
      # 実験実施の前に問題点を洗い出せていないような。でもソースが朝日だから捻じ曲がって伝わってるのかも。
      親コメント
    • > そんなお遊びは、世界的大流行を何とか阻止しようという年に実施するようなことではないと思う。

      そのような反応をされる理由はなんでしょう。今回のウイルスについては、季節性インフルエンザと比べてどの程度リスクがあるのかまだはっきりしていないのではないですか。過剰反応をする必要はありません。慌てふためいて当該国から航空便をシャットアウト、渡航者を強制隔離するような国に倣うことはないのです。

      この話も、コンセンサスを得られやすい今しかないタイミングをうまく突いた予行演習ととらえるべきです。

      --
      格差社会ニッポンを変える!
      貸し渋り・はがしの温床、大銀行の厳正審査をやめさせよう!
      親コメント
      • >そのような反応をされる理由はなんでしょう。

        理由は最初のコメントに書いたつもりだが、その要約版 [srad.jp]。

        >今回のウイルスについては、季節性インフルエンザと比べてどの程度リスクがあるのかまだはっきりしていない

        その点は同意。でも国がとるべき対策は最悪の事態想定すべきなのでは。あくまでその一例を挙げただけ。

        新型インフルは「ヒト・鳥混合型ではない」(2):遺伝子解析結果は [goo.ne.jp]

        「これは、このウイルスが急速に拡大している理由のひとつだ。この特殊な組み合わせのウイルスに対する免疫を持つ人はほとんどいない。このため、単なる通常の季節的なインフルエンザの大流行ではなく、パンデミックの懸念が生まれている」
        (中略)
        今後については予測がつかないという。「インフルエンザ・ウイルスは非常に急速に変化するので、今回のウイルスが今後、人間の体内で変異し、進化するということには疑いの余地がない。こうした進化がどのようなものになるのか、予測することは非常に困難だ」とHolmes氏は語った。

        こういう最悪の事態を想定する研究もあるということで。もしかしたらこのまま終息に向かう可能性もあるが、それすら予測はできない。

        ところで今回の実験で日本国内のたった2000人ばかりを追跡しても、それなりのデータは取れるかもしれませんが予防対策にはならないでしょう。このシステムでできることは、2000人のうちの限られた少数(もしくはある程度まとまった人数)に、「感染の可能性あり→特定の症状があれば保健所に連絡するように」とメールで勧告するだけでしょうから。

        でも駅やバスなどで新型インフルエンザに感染の疑いが分かったところで、仕事が忙しいとかそれどころではないと当人が過小評価してしまえばそれまでの話。誰しも積極的に行政の検疫活動に協力するわけではない。実際こんなニュースがありました。

        新型インフルエンザ:一時「疑い」帰国者の追跡難航 [mainichi.jp]

        28日の帰国者は全国で7500人に上り、リスト化の作業は難航。都によると、都内の約800人分が都に届いたのは30日夜だった。管内31保健所への振り分けに1日かかり、女性を含む約40人分のリストは5月1日深夜に多摩府中保健所に着いた。休日出勤の職員1~2人が2日から連絡に当たったが、この日では終わらず、女性の携帯電話に初めてかけたのは3日朝だった。だが応答はなく、その後も連絡は取れなかったという。
        (中略)
        一方、横浜市によると、女性は1日から、のどの痛みなどがあったが、2日から横浜の友人宅へ出掛けた。3日朝になって熱が出たため東京と横浜の発熱相談センターに電話をし、感染症指定医療機関の横浜市立市民病院で受診するよう勧められた。病院側はできれば自家用車で来るよう求めたが、女性は市営地下鉄とタクシーを乗り継いで来院。もし新型インフルエンザだった場合、感染を拡大させる恐れがあった。

        横浜だから市内にあってまだ良かったというもの。他の地域では県内に数箇所しか指定医療機関がないということもありそうだ。

        # 今日横浜市内をぶらぶらして、休日のせいかたくさんの自転車を見かけたのでID

        --
        モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
        親コメント
  • by Sukoya (33993) on 2009年05月05日 13時41分 (#1559477) 日記

    なんだこれ、インフルエンザを理由にした監視以外のなにものでもないじゃないか!!!

    という国民感情を調査するための実験?

    • BIG BROTHER IS WATCHING YOU (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2009年05月05日 13時57分 (#1559485)
      実はここにも総務省 [soumu.go.jp]の具現化に向けた偉大なる第一歩
      親コメント
    • by metta (20740) on 2009年05月05日 14時19分 (#1559505) 日記
      戦争、テロの次は疫病という大義名分を使って、管理社会とは
      手を変え品を変え、良く考えるな。
      親コメント
    • by masarakki (33893) on 2009年05月05日 15時10分 (#1559532)

      監視されることに別になんの嫌悪も抱かないんだけど
      世の中の人は何をそこまで嫌がるのか理解できない

      親コメント
      • 悪用される可能性があるからです。

        そりゃ一般庶民が悪用されるリスクはそれほどでもないかもしれませんが、一般庶民がアタリマエに監視される世の中になると当然庶民以外の人例えば有名人や公職の人も監視されます。選挙で与党と対立する候補(選挙前になると与党系候補同士でも中傷怪文書が出回る現与党の体質からすると与党内でも対立勢力とかも)与党に不都合なことを言い出しそうな上級の公務員や司法関係者、政治的影響力が大きい各種オピニオンリーダー、企業の経営者などを本業の遂行に無関係なスキャンダルでイメージ的に貶める、あるいはそうする材料があるぞと脅すことが可能になります。
        (例えば位置情報だけでも新宿の某所やロシア大使館の裏の某所へ頻繁に行っているらしいとか、配偶者以外の妙齢の異性と二人きりで別荘にいたらしいとか言う情報が漏れれば法的あるいは倫理的に問題がなくてさえもスキャンダルには十分。)

        例えば過日、有名人の年金支払い履歴が漏れた件は組織的なものではなかったにせよ、悪用への歯止めとして各公務員の意識だけでは十分ではないこと、また個人レベルの漏出であってさえも政治的な影響には十分であることを明らかにしたでしょう。組織的な例では、検察が行う捜査情報のリーク(漏らした内容そのものがたとえ事実であって、「情報公開」を盾に取ろうとも、漏らし方は決して「公平」ではないように思われる)の例のように収集情報の選択的な漏出が政治的な影響を与えることはここ数ヶ月見てれば判るでしょう。

        国外の例ではアメリカでは「赤狩り」の頃のFBIの盗聴などが上げられるでしょう。このときには共産主義的傾向といった政治姿勢のみならず、同性愛などの私生活的情報もFBIによって調査&公表され職場追放や政治的圧力に利用されたりした例があります。

        こういった大きなリスクがあるため、よほどの社会的メリットがなければ(そしてそんなものは現時点で立証されていないと思われる)収集そのものが許されるべきではないでしょう。

        親コメント
      • by barrel (25979) on 2009年05月07日 10時34分 (#1560219)

        悪いことをしている連中にとっては
        全ての行動を白日の下に晒されるのは耐えられないんですよ。

        # プライバシー版のGPLみたいなのはまだかなぁ

        親コメント
  • by wish (6421) on 2009年05月05日 14時37分 (#1559514) 日記
    この実験後、
    住基ネットと組み合わせてリリース
    なんて、オチでは無い事を祈ります。。。
  • by CowardDuck (25674) on 2009年05月05日 16時47分 (#1559577)

    > 合計2,000人のモニターを募って

    モニタなんか募らずとも2000人くらいなら役人を対象に実験すりゃいいのに。

    例えば警官とか。

  • by Anonymous Coward on 2009年05月06日 12時22分 (#1559946)
    総務省の実証実験は、1月にテーマ募集、3月に締切、4月21日にテーマ採用の発表がされています。つまり、一連の新型インフルエンザの発症確認の前に決まっていたものです。 実施テーマ発表URL http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin01_000011.html [soumu.go.jp] また、内容は「国民の移動履歴記録システム」ではなく、公的機関が関与しない任意参加型の感染予防連絡網的なシステムです。
  • 不安を煽るだけ (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年05月05日 13時43分 (#1559480)

    不安を煽るだけ。

  • アリバイを証明してくるかも
    --

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    惑星ケイロンまであと何マイル?
  • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 14時13分 (#1559501)

    秘密裏に以前から検討されてたんだろうな。
    MNP、GPS、緊急通報、お財布携帯、振り込め詐欺。
    すべてつながった壮大な構想なんだろう。
    うるさい連中は住基ネットで目くらまし大成功だしな。

  • by Anonymous Coward on 2009年05月05日 14時29分 (#1559511)

    閉鎖空間の建物内やエレベータ、地下鉄、地下街だと携帯のGPSは意味ないっしょ。
    基地局見ても精度悪いし、普通の携帯だとPlaceEngineみたいなのは使えないし。
    地上区間でも混んだ電車の中だと受からないよ。ビルの中でも全然だめだったり。

    空気感染は屋外よりもエレベータとか、混んだ電車の中とか狭い閉鎖空間が最も感染
    しやすいと思うんだけどね。GPS受信精度のよい屋外ほど空気はいいわけで(笑。

    それにバスや電車は場所と時間の一致だけじゃだけじゃ空気感染だけで中途半端。、
    後から乗ってきてもウイルスのついた手すりを触って目をこすれば、すぐ移るんだから。

    こんなのより、電車やバスの湿度を病院並に上げる機器を設置してくれるほうがずっと嬉しい。

  • どんなシステムも高度化すればするほど「脆く」なるので
    その対策をどこかで打たなければならず、また制御すべき
    パラメータが増える(抽象化に限界がある)というのを前提に。

    ほかの枝にも出ていますが、この対策がたとえば、

    • 国民は「各自の責任で」「自分の移動記録」を保存する
    • 記録の管理を「代行」する制度も用意する
    • 特定の伝染病に感染した場合「感染者の義務として」情報を公的機関に提出する
    • 感染者以外の人は「自分が感染者に接触したらしい」という通知サービスを受けられる
    • 通知サービス利用者には保険料が安くなるなどのメリットがある

    くらいのモノになるなら、パッケージとしてそれなりに
    リーズナブルではないでしょうか。

    反対にこれが、

    • 政府が情報を一方的に管理
    • どの情報がいつどこで使われているかわからない
    • 自分が感染者でなくても情報提供を拒否するとペナルティがある

    くらいのモノになると、ちょっと待てよと言いたくなります。

    伝染病について言えば、人間の移動や接触が大規模化している以上、
    その破壊力も相応に増していると考えざるを得ません。治療法や
    治療薬の改善も重要ですが、後手の対策だけで何とかできる期間は
    いずれ終わります(それをどこまでと見積もるかは別として)。

    どこかで情報管理を盛り込まねばならないなら、その主導権を
    どこに置くかということにもっと注目すべきだと思えます。
    そして、情報管理への拒絶感によってこういった認識が
    隠れてしまうのは、よい傾向ではないと思います。

    # 背景は違えど、管理が必要になった場合に「自分らでやるから
    # 政府は妙なトコ握らないで」というのは、産業の世界だと
    # 普通にあること(いわゆる自主規制)で、もっとカジュアルな
    # レベルで同様な動きが必要になるくらい、管理が高度化してきたのかな、
    # とも思う。

    --
    yp
  • 監視されるかどうかは別として、いつも持ち歩かざるを得ない携帯電話でトラックログが記録できれば出かけるたびにeTrex持ち歩く必要なくなるし。
    独自フォーマットのログ機能のある携帯電話ならあるみたいだけど、アプリ系だと携帯をそれに占有されちゃって不便だし。
    GoogleMapなんかと連携して、帰ってPCつければ地図上にどこ行ってたのか記録が残ってれば迷子になったときの復習にも役立つよ。

    #監視されるのは構わないけどバッテリ無駄に消費するだけで自分に何のメリットもないなら却下。
typodupeerror

あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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