ページ内ジャンプ:

アレゲなニュースと雑談サイト

mhattaによる 2008年03月26日 10時00分の掲載
みんながハッピーになりたいですな部門より。

3月25日、JASRAC主催のシンポジウム「動画共有サイトに代表される新たな流通と著作権」が開催されました。CNET Japanの記事によると、ニコニコ動画の運営元ニワンゴの親会社であるドワンゴの代表取締役会長、川上量生氏はその席上、以下のように述べたそうです。

我々がテレビ番組をニコニコ動画に出してくれとテレビ局にお願いしても、自分が相手の立場だったら『出す理由がない』と思う。宣伝になるケースも限定的にはあるが、ビジネスとしてうまく成り立つ提案を現在のネット業界は出せていない。コンテンツを出してもらえるだけの理由を業界が出せていないのが一番の問題だ。

コンテンツはフリーであるべき、という空気があり、それを理由にIT業界がコンテンツを無料で騙し取ろうとしている雰囲気がある。
「騙し取る」という表現の是非はともかく、コンテンツホルダーが納得するようなビジネスモデルがまだ生まれていない、あるいはあってもうまく提案できていないのは事実かもしれません。/.Jの皆さんはどう思われますか。
この議論は賞味期限が過ぎたので、保存されている。 新たにコメントを書くことはできない。
表示オプション しきい値:
  • 素直な認識として (スコア:5, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2008年03月26日 10時06分 (#1319307)
    コンテンツを騙し取って利益を上げているのは、主にドワンゴという会社だったと認識しているのですが……。
  • Deasuke (34806) : 2008年03月26日 10時18分 (#1319315) 日記
    > コンテンツはフリーであるべき、という空気があり、
    これは違うと思う。自社のやっていることを正当化しているように見えます。
    実際はフリーであるべきものとそうでないものがあるのに「投稿動画サイト」の多くではその区別が満足に行われていない、ことを棚上げ(ないしはユーザに責任を押しつけている -- 明確にユーザと書けない立場だから「空気」と言って胡麻化している)しているように見えます。
    --
    Best regards, でぃーすけ
    • Pravda (33859) : 2008年03月26日 11時21分 (#1319366) 日記

      > コンテンツはフリーであるべき、という空気があり、
      これは違うと思う。自社のやっていることを正当化しているように見えます。

      激しく同意です。ニコニコ動画とテレビ業界とが「手打ち」 [itmedia.co.jp]を行った矢先にこの発言…。まあ、良い言い方をすれば「君子豹変」ですが。

      # ちなみに「豹変」を英語で「ジャガーチェンジ」と言います。(←これは嘘)

    • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • 質問を質問で返してみるのだが、コンテンツホルダーは、自分が何を売り物にしているのか、自覚しているのだろうか?
    7,000円を出してDVDを買って、さて本当に購入者は7,000円相当あるいはそれ以上の便益を得ることができるのだろうか?
    できるのだとしたら、それはどんな形の便益なの?

    それに対して「それはお客様のご自由です」じゃなくて、コンテンツホルダーなりにある程度の答えは持っていないといけないと思うんだよ。
    これは本当に難しい問題だ。エンタテイメントの価値は何? って聞いてるんだから。
    でも、エンタテイメントの価値って「ストレス解消」とか、そんな程度のものではないはず。
    ニコニコの様子を見ている分には、仲間同士の「連帯感」や「共感」といった便益を生み出すために使われているように見える。
    コンテンツホルダーは、そういうことを明示すべきなんじゃないか。
    「わたしたちはこの製品であなたにこういう便益を与えられると信じています。
    だからその価値だけ支払って欲しいと思っているんですよ。」って。

    共感することは気持ちいいことで、そのための道具にお金を払うのは自然。
    そういう見方を定着させていかないと、コンテンツホルダーとユーザの両方が望む状況はやってこないんじゃないだろうか。

    --
    # mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
    • Anonymous Coward : 2008年03月26日 14時23分 (#1319568)
      >それに対して「それはお客様のご自由です」じゃなくて、コンテンツホルダーなりにある程度の答えは
      >持っていないといけないと思うんだよ。
      ありがちな答えだが、
      資本主義社会においては商品をいくらで提供するかも、消費者が買うか買わないかは完全に自由であって、
      それに対して何の批判も強制もできないと思う。

      >これは本当に難しい問題だ。エンタテイメントの価値は何? って聞いてるんだから。
      >でも、エンタテイメントの価値って「ストレス解消」とか、そんな程度のものではないはず。
      エンタテイメントに普遍的価値なんてないと思う。人や時代によってまちまちまちまちになるんじゃないかな。

      ジジババに萌アニメみせたって、幼児に浪曲聞かせたって何の価値も見出せないでしょ。
      7千円のDVDは、そのDVDに7千円の価値を見出す人をターゲットに売り出されているという単純な話でしかない。
      だから、
      >さて本当に購入者は7,000円相当あるいはそれ以上の便益を得ることができるのだろうか?
      なんていう疑問を持つはずがない。買わされたんじゃなくて自由意志で買ったんだから。

      >共感することは気持ちいいことで、そのための道具にお金を払うのは自然。
      >そういう見方を定着させていかないと、コンテンツホルダーとユーザの両方が望む状況はやってこない
      >んじゃないだろうか
      たまたまニコニコがそういう付加価値を持たせたというだけであって、すべてのコンテンツの目指す道というわけでもないでしょう。あくまで方向性のひとつだと思う。

      さらには、コンテンツホルダーはユーザの望む道は考えていないでしょう。(考えるはずもない?)
      己の望む道が継続されるという担保があった上でなら、ユーザの望む道も考えるのでしょうけど・・・
    • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • akiraani (24305) : 2008年03月26日 12時00分 (#1319404) 日記
     映像コンテンツは無料ですという風潮を作ったのは、ネット業界ではなくテレビ業界でしょう。圧倒的なまでの広告効果を背景にメディアを支配して視聴者をコントロールするというのは確かに大きな利益を生み出しますが、視聴者をコントロールする餌としてコンテンツを無料でばら撒いた結果が今の「コンテンツは無料」という風潮につながっている気がします。
     クリエイターへのインセンティブは消費者からクリエイターに直接渡るほうがいろんな意味で健全なわけで、コンテンツを楽しんだら楽しんだ分だけ対価を支払うという意識がユーザーに根付くに越したことはありません。

     ネットコンテンツ業界、特にニコニコ動画のようなCGM関連サービス企業は、クリエイターと消費者をつなげる活動、例えばMIAUの「大感謝祭」 [miau.jp]のようなキャンペーンをもっと積極的に行うべきではないかと思います。

    #まあ、ニコニコ動画はかなり積極的にやってる部類に入ると思いますが。
    --

    //ソリッドファイター完全版 [fukkan.com]復刊賛同者募集中/

  • Anonymous Coward : 2008年03月26日 13時21分 (#1319493)
    アニメに限って言えば、深夜の枠を買い取ってそこでアニメを流し、それをみたユーザーが買うDVDが出す売り上げで利益を保っている。 ならば、テレビの枠ではなくニコニコ動画の枠を一週間買って、そこでアニメを流すというモデルは成立しないのだろうか?

    ユーザーは録画したテレビを見る感覚で、一週間限りで放送されるアニメを見ることが出来る。ただしここでは、たとえそれがローカルに保存されたとしても、ニコニコの画質で満足する人は最初からDVDなんて買わないという仮定が成り立つとする。(よく言われているが、それが事実かどうかは知りようもない)
    オフィシャルの動画は、必ず一週間で削除される。まだ、ニコニコ側も金を貰ってその枠を提供するので、オフィシャル枠からDLされて再投稿された違法コピーの取り締まりには全力を尽くす。
    ユーザーは市場を通してDVDをはじめとする関連商品を購入する。ただし、既に枠に金を払っているので、ニコニコ側にマージンはいかない。

    ニコニコ動画をHDDレコーダーとして捕らえれば、時間に囚われたテレビなんか捨てて、こんなビジネスモデルも成立しそうな気もするけれど(だって、アニメのCM枠なんて、結局そのアニメの主題歌やDVDばっかりじゃないか)、やっぱり安易な考えなんだろうか?
    地上波で見れない地方難民も救済出来て(ただし、今までテレビで見れないからDVDを購入していた地方民からの利益は失われるだろうが、新規に視聴者を開拓出来る利益とどちらが大きいかは判断の分かれるところだろう)、時間が無くてリアルタイムで見ない録画族からすれば今までと変わらない。コンテンツがテレビに依存する時代を、捨ててみればいいんじゃないだろうか?

    ただ、バラエティとかの普通のスポンサーが付いてる番組では、このビジネスは不可能だろうけど……
  • フリーというか (スコア:3, すばらしい洞察)

    コンテンツはフリーではなく自由であるべきだと思います。
    例えばBDを購入したアニメについて、それを自分のPSPに入れて持ち歩くとか、そういうのは権利者がお目こぼししてるからってんじゃなく、そもそも自由に行えてしかるべきなんじゃないかと。
    無料云々というのは良く分かりませんが、自由であれば無料でなくてもいいんじゃないかと自分は思います。

    今現在、その対価がCMの視聴なのかDVDの購入なのか、あるいはまた別の何かなのかはしりませんが。
    --
    ◆IZUMI162i6 [mailto]
    Free or not Free, that is the question.
  • hishakuan (32621) : 2008年03月26日 10時27分 (#1319322) 日記
    無料のテレビ番組もいっぱいあるじゃん。というかそっちが本筋でしょ?
    無料で、というのが出さない理由なんじゃなくて、宣伝になるケースが限定的なのが目詰まり起こしてるんだと思う。
    それとインターネットだと番組を使わなくても宣伝できるだろうし。

    ユーザーがお金を出す場合もインターネットを介すかそうでないかで違いは出てるのかな?
  • C-D-W (1998) : 2008年03月26日 10時32分 (#1319325) 日記
    ITmedia [itmedia.co.jp]にも記事がありますね。
    参考までに
    • burgess (31683) : 2008年03月26日 12時05分 (#1319408)
      『コンテンツはフリーであるべき』というよく分からないスローガン的なものがまん延している。
      悪く言えばIT業界(動画配信インフラを持ち、テレビ番組の安価なネット配信などを要求する企業など)は、
      理由を付けてコンテンツをタダでだまし取ろうという傾向があると思う
      (ITmedia)

      「コンテンツはフリーであるべき、という空気があり、それを理由に
      IT業界がコンテンツを無料で騙し取ろうとしている雰囲気がある」(川上氏)
      (CNET)

      さて、どちらが実際の発言に近いのか。
      なんかどっちも全体の意味はよくわからなくて結局「騙し取る」しか印象に残らない文章だ。
      川上氏はよっぽど話し下手だったんだろうか。CNETやITmの記者だって素人じゃなかろうし。
  • 正直な話 (スコア:2, すばらしい洞察)

    lamvision (16580) : 2008年03月26日 10時32分 (#1319326)
    お金の流れが不透明な団体のシンポジウムでそんな話をされても・・・・
  • ネット業界-IT業界 (スコア:2, すばらしい洞察)

    doripush (653) <doripush@caucase.jp> : 2008年03月26日 10時40分 (#1319331)
    彼の発言を直に聞いたわけではなく、また、記事でも
    中略されていて、どういう流れでそうなったのか分からない
    のだが、「ネット業界」といっていたものが
    途中で「IT業界」に置き換えられている。そして記事
    タイトルも「IT業界」となっている。
    世の中の大多数から見れば、「ネット」も「IT」も同義
    なのかもしれないが、傍迷惑に感ずるところもある。
  • bee (10028) : 2008年03月26日 11時03分 (#1319351) ホームページ 日記

    同じネット業界でも携帯電話の着信メロディはうまく商売に乗ってますし、コンテンツホルダもコンテンツを出してますよね。

    ネット業界だからダメなんじゃなくて別の要因だとしか思えません。

  • Anonymous Coward : 2008年03月26日 11時35分 (#1319380)
    >コンテンツはフリーであるべき、という空気があり

    「ユーザーの初音ミクコンテンツで儲けようとして叩かれた」
    という発言者の気分が混じっている気がします。
    同人なんかで売り出すと異常に叩く「金儲け潔癖症」もいるし、
    そういった変な空気はあるように思います。

    常々苦々しく思っているんではないでしょうか
  • Anonymous Coward : 2008年03月26日 10時19分 (#1319317)
    深夜番組枠を製作委員会が「購入して」(×TV局がコンテンツを購入 ○製作委員会が番組枠を購入)、
    DVDの宣伝番組として流している深夜アニメはネットに流れる可能性があるかも。

    「ペンギン娘 はぁと」のアニメ制作発表会がニコニコ動画で生放送 [gigazine.net]
    GONZO、YouTubeなどで新作アニメ2作品を4月からの国内放送と同日にネット配信 [gigazine.net]

    #もちろん、制作委員会側が自主的に流すのが前提。
  • 片方からの見方 (スコア:1, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2008年03月26日 11時31分 (#1319377)
    コンテンツを騙し取ってるのはマスコミだろうがIT業界だろうが
    客観的に見ればお互い様なのでは?

    ネットアイドルの祭り上げやblog等の書籍化、オタクを晒し上げて
    ドラマを作る…等々。

    IT業界やネットの世界から見たら、力のあるメディアに
    自分たちのコンテンツを吸い上げられてるように見えますよ。

    そういう記事や放送なんかをネットから"供給"し
    作られたモノはYouTube等にアップして"還元"

    海外では規制かけるよりも利益を得ようとしてますが、
    日本もいかに規制をするか、ではなくいかに利益を生み出すか
    という事を考えるようになればいいのに…と思います。
  • ×クリエイターが納得するようなビジネスモデル
    ○コンテンツホルダーが納得するようなビジネスモデル

    色々と氷解!
    今まで、ずっと勘違いしていましたが、コンテンツホルダー!=クリエイターなんですよね
    ユーザは、クリエイター「だけ」にお金を払いたいと思いつつも、そのコンテンツを得るための「場」にもお金を払っているので、不満なんですよね。
    逆に、「場」を提供している人や会社にとっては利用者に金払えって言いたいんでしょうね。

    コンテンツ料金 = クリエイターへの支払 + 場の利用料

    適正な場の利用料って、幾らなのかなぁ……。

    #でも、場の利用料とか書くとショバ代なんて言葉が(ry
    #後、タレコミ人にモデレートつけたいなぁ
  • 広告効果 (スコア:1, すばらしい洞察)

    Anonymous Coward : 2008年03月26日 14時15分 (#1319565)
    テレビ番組のスポンサーは、そこに広告効果があると思ってるから金を出してるわけで、
    じゃあ、本当に金額に見合った広告効果が出てるのかっていうと疑問。
    長い間テレビというのメディアが主流だっただけで、
    今はコンテンツホルダー、スポンサー、広告代理店の結びつきがテレビに依存してるってだけじゃないかな。
    悪くいえば利権をめぐった共同体みたいな。
    今は主たるメディアがテレビからネットにゆるーく移っていってる段階なんじゃないだろうか。
    メディアがかわれば広告の出し方も変わるだろうから、
    急なメディアの変化に体制が追いついてないともいえるんじゃね?
  • WindKnight (1253) : 2008年03月27日 1時28分 (#1320028) 日記
    小寺氏のコラム [itmedia.co.jp]を読むと、それは買いかぶり過ぎだと思えますね。(笑)
    日本の商業放送局に、どれだけコンテンツホルダーとしての姿勢があるかは疑問です。
    現状、広告屋ってことなのです。
    ただ、原資である広告費がネットに食われているのも事実なので、これから見物でしょう。
  • 6個のコメント が現在のしきい値以下です。