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プライバシ

「Google Videoにより中傷幇助をした」としてGoogleイタリアの幹部に有罪判決が下る 14

ストーリー by hylom
お国によって対応はさまざま 部門より

maia 曰く

3年ほど前、「いじめ動画」がGoogle Videoに投稿されていたとしてGoogleのイタリア駐在担当者が捜査されるという事件があったが、これによりGoogleイタリアの幹部に有罪判決が下る結果となったようだ。

2010年2月24日ミラノの裁判所は、プライバシー侵害と名誉毀損の罪で訴追されていたGoogleイタリアの幹部、取締役会議長(当時)、取締役(辞職)、欧州地区プライバシー保護担当役員、欧州地区動画担当役員の計4人のうち、動画担当役員を除く3人を、プライバシー侵害で執行猶予付き禁固6月とした。Googleはただちに控訴する意向を表明した(AFPの記事)。動画は約2ヵ月間掲載されていたが、当局の連絡を受けて数時間後には削除されていた。

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  • あんまりコメントついてないけど、これってITのことを全然理解していないとんでも裁判だよね。いじめてる様子を撮影したカメラのメーカーが訴えられないのが不思議なぐらい。Winny裁判の幇助罪もそうだけど、「ツールを作ってる人」「場を提供する人」が安易に有罪にされてしまうのはいかがなものだろうか。

    • by Anonymous Coward
      このケースは、Winnyとは全然違うと思う。
      「意図」は重要でしょ。
    • by Anonymous Coward
      既存の枠を超えた情報の伝達手段は嫌われるんでしょうね。
    • by Anonymous Coward

      日本ならとんでもだろうが、プロバイダ責任制限法のような特別の保護がなければ当然ありうる話。
      ソフトウェアや機器の製作者と異なり「場を提供する人」は当事者だからね。
      新聞や放送と同じ法律を適用するようなことだったから、イタリアにそういうものはなかったのだろう。

      • by Anonymous Coward
        > 日本ならとんでもだろうが
        日本でいうなら、2ちゃんねるに特定個人に対する誹謗中傷が書き込まれた結果、ひろゆきが訴えられて有罪になった、という事例と一緒かな。
        あんまり「とんでも」判決とは思えない。

        場を提供する側に無限の責任があるとは思わないが、一切の責任が無いともいえないでしょう。
    • by Anonymous Coward
      ちがうな。とんでも裁判じゃない。

      なぜGoogleが訴えられて、幹部が幇助として有罪判決を受けたかをちゃんと読め。

      苛め映像の削除を依頼されたのに放置、二か月も公開しっぱなしにしたから
      訴えられて有罪判決を受けることになった。

      被害者やその協力者からの削除要求は無視していたくせに、当局から事実確認の
      連絡が来たら即削除。
      やりかたが汚いというか、日本でもストビューでプライバシーを侵害する映像の
      削除要求を無視することが多いので、Googleってどこの国の社員でも質が悪いと
      いうことなのか。

      ちゃんと被害者から削除の依頼をされたときに、適切に対応していれば
      訴えられていないよ。

      学校でだって、苛めが原因で子供が死亡したとき、学校が苛めの事実を知っていながら
      放置していた場合には責任を問われてるよ。
      • by Rekishi (10137) on 2010年03月02日 22時39分 (#1726531)

        タレコミのリンク先のAFPの記事およびそこからリンクされている関連記事を読んでも「約2か月にわたって視聴が可能だった」としか書かれていないのだが、削除依頼を放置したという話はどこから出てきたのだろう?
        (被害者あるいはその関係者が削除依頼をしたということは当然に予想されることではあるが、記事中のどこにも書かれてはいない。書かれているのは当局からの連絡を受けて削除したということだけだ。当局からの連絡後、どのぐらいの時間で削除されたかも記事にはない。タレコミには数時間後とあるが。)

        イタリアの法制についてはほとんど知らないけれど、さすがに過失犯を立法措置無しで処罰出来るとも思えないので、何らかの形で故意が認定されたのであろう。ではどんな形で?
        または、本件のような事例で過失犯を処罰出来るような法律がすでに存在するのだろうか?
        これらも記事に書かれてはいない。

        また、上記関連記事には「検察側は、グーグルには投稿されたビデオを公開させない法的責任があると主張。」とある。問題は貴方の言うような「削除依頼に応じたか否か」ではそもそもないかもしれないのだ。

        さらに、ちょっと検索してみると、少なくとも被告のうち一人は「すでにGoogle Videoから問題の動画が削除されてしまう時点まで、まったくその動画の存在すらも知らなかった」と主張しているようだ。(CNet Japanの記事 [cnet.com]より)
        この被告にどんな故意があったというのだろうか?「投稿出来る動画サイトを開設すれば不法な動画がアップロードされるに決まっているのに開設した」という未必的故意?さもなくばこの被告の主張が虚偽であることを立証出来たのか?
        こういったことも、タレコミやそのリンク先を読むだけでは全く不明だ。

        以上のような事柄を考えれば、「とんでも裁判ではない」と断定するには材料が少なすぎると言わざるを得ない。もちろん、「とんでも裁判である」と断定するにも。

        というわけで、断定的に主張されている貴方には是非判断材料となった情報の提供をお願いしたい。
        もちろん、疑問が解決するような話なら他の人のコメントも喜んで読ませていただくことにしよう。

        # ただ、イタリア語の判決原文、あるいは要旨を読んでみろとかいうのはご勘弁。
        # 機械翻訳ってのもなんだし、知り合いに翻訳頼むなんてのもなかなか大変だし。

        親コメント
      • そりゃ責任問われてもしかたないでしょう。
        ただ、2ヵ月公開ってだけで、削除依頼からの期間は確認できませんでしたが。
        • by Anonymous Coward
          ん?だから、削除要求してから2か月放置されていたって話ですよ。
  • by OBQ (29006) on 2010年03月02日 0時20分 (#1725819)
    正にこの事。しっぺ返しだよね。 あー、でも意味の再確認はGoogleで探してしまった。
  • by Anonymous Coward on 2010年03月01日 13時49分 (#1725440)

    http://images.srad.jp/topics/topiccensorship.gif [srad.jp]

    これじゃないの?

  • by Anonymous Coward on 2010年03月01日 19時16分 (#1725645)
    アメリカが異常。

    日本はその間くらいかねえ。
  • by Anonymous Coward on 2010年03月01日 21時45分 (#1725736)
    おそらく、今後この流れは増えて行くと思う。

    ってのは、これまでは情報系企業ってのは、インフラさえ持ってればウハウハの利益が享受できたけど、今後はその膨大な管理コストが必要だ、ってことを、社会の側から言ってくるだろう、ってことです。

    出版なんかはちゃんと食える産業でありながら、すごく食える産業じゃない。でも産業全体として安定している。

    ネットもこれまでの「ヤリ放題」じゃなくて、おそらくこういった足かせがあちこちにできて、やがて「適当に儲かるけど、その分コストもかかる」普通の産業になっていく。

    この判決はきっと、その入口だね。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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