関連記事や関連動画を表示するのは特許侵害 ? 19
ストーリー by reo
このタイミングで訴訟を起こす理由は何 ? 部門より
このタイミングで訴訟を起こす理由は何 ? 部門より
ioaia 曰く、
WSJ.com の記事 や Engadget 日本版などによると、Microsoft の共同創業者で大資産家として知られるポール・アレン氏率いる Interval Licensing 社が 27 日、同社が保有する特許を侵害したとして Google や Apple など 11 社を相手取って訴訟を起こした (Interval Licensing 社のニュースリリース) 。
訴訟を起こされたのは、Google、Yahoo、Apple、AOL、eBay、Facebook、YouTube、Netflix、Office Depot、OfficeMax、Staplesの 11 社。根拠となる特許は米国特許番号 6263507、6034652、6788314、6757682 の 4 つで、Interval Licensing 社曰く「Interval Research社が 1990 年代に開発した基本 Web 技術」で「主要な電子商取引企業や検索企業が今日営業を行なうのに必須」な特許とのこと。
現在のところ、11 社が特許をどのように侵害したかは公表されていないが、例えば YouTube が動画の再生ページに関連する動画を一緒に表示したりする技術などが該当すると見られており、この特許が有効であると認められた場合、今回訴えられた 11 社以外の多くのネット関連企業にも大きな影響を与える事になりそうだ。ちなみに「主要な電子商取引企業や検索企業」と思われる Microsoft や Amazon.com などは訴訟の対象となっていないが、Interval Licensing 社となんらかの契約を行なっているかどうかは不明。
旧友からの手紙 (スコア:3, おもしろおかしい)
やあ、ポール、俺だよスティーブだよ。実は君にお願いがあってね。
面白い特許を持ってるそうじゃないか、関連動画の表示がどうとかこうとか。
で、我が社のために一肌脱いでもらえないかな？もちろん、我が社も侵害してるけど、
そこは大人の約束ってやつで。
君も人生成功しちゃってやることがなくて、結構退屈してるんだろ？
Re:旧友からの手紙 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
別のスティーブのオレオレ詐欺だろ、常識的に考（ｒｙ
これですね (スコア:0)
ここは？ (スコア:0)
/.jの「関連ストーリー」は大丈夫？
Re:ここは？ (スコア:4, 興味深い)
当該特許を眺めたところでは、関連情報を選ぶ手段として、与えられたパラメータから
システム自体が一定の基準で判断して選んでくるようなシステムを対象としているらしい。
なので、編集者が選んでいる/.jの「関連ストーリー」は対象外ではなかろうか。
Re:ここは？ (スコア:1)
まったく正当な訴訟 (スコア:0)
特許は無効、という判決が個人的には望ましいのだが、なんにせよさっさと決着つけてほしいものです。
Re: (スコア:0)
あまりに非常識な特許を認めてしまったのはアメリカの特許制度の不備だろうけど、法的に問題ないからってそれを盾に訴訟を起こすのは充分非常識だろ？
特にアメリカではそういうケースで大金をせしめるケースが実際にあるのでシャレや冗談では済まされない。
特許は本来技術革新を促進させるための制度なのに、あからさまに技術開発を妨害する方向で使われることがあるので危機感をもつ人が多いんじゃないかな？
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
>法的に問題ないからってそれを盾に訴訟を起こすのは充分非常識だろ？
なるべくやめておいてほしいわけね。でも、そういう思考は危険ですよ。
きちんと法律・契約ベースで決定すべきだ。
社会が各人の性善説を期待しちゃだめだろ。
こないだだって年金の詐取が問題になったところなのに。
Re: (スコア:0)
その特許が不当だと思ったら叩くね。
そうしないと、その特許がそのまま認められてしまうことになるかもしれないから。
Re: (スコア:0)
まずは特許を認めた特許庁(相当)を批判すべきだし、特許有効という判決があれば判決を批判すべき。
逆に、例え誰であっても(銭ゲバであっても)訴訟する権利を妨げられるべきではないでしょう。
> そうしないと、その特許がそのまま認められてしまうことになるかもしれないから。
米国は法治国家ですから、法廷で決着をつけそれに従うべきです。こういう主観の入った予断は危険ですよ。
Re: (スコア:0)
一つも内容のない発言のような気がする。
Re: (スコア:0)
そんなコメントをさせてしまう
無茶で突飛な感情論こそが問題のような
Re: (スコア:0)
「不当に認められた特許を何とかしたい」のであれば、
特許保持者が訴訟を起こしたことを「叩い」ても全く効果は無いかと。
該当特許そのものを無効審判請求に持っていくように動くしかないです。
出願以前の公知情報など新規性を否定するような情報の発掘、提供は第三者でも可能ですし、
「ネットの集合知」を活用して人海戦術でやるにはいい手段ですよね。
今回のように番号わかってれば明細書も容易に入手できますし。
ただ、そのためには特許について最低限の知識を持つとか、
明細書をきっちり読み込むとかのコストは掛かりますが。
もちろん「知財で儲ける」こと自体が気に食わないから叩くのも、
現状の知財制度に不満があって批判するのも自由だと思います。
＃ 「この特許は不当だ」とか本来の意図と違うこと書かなければね。
今は普通であってもそれには最初が有る (スコア:0)
誰かが最初に発案し、誰かが最初に実装する。
そういう先行者の権利を認めないってのであれば特許制度自体を止めてしまうべきだろ。
#名も財も為した人間がサブマリンみたいな事するなよ、とは思うが。
Re:今は普通であってもそれには最初が有る (スコア:1)
アメリカの特許法は、新しくて有用であればそれでいいので「高度なもの」という縛りは無いようです。
Re: (スコア:0)
> だから「その問題に直面したら普通に思いつく解決法」をたまたま最初に実践したというだけでは特許にならない・・・・筈です。
もちろん、「*発明当時の認識*で普通に思いつく解決法」の話ですよね。
レガシーな技術の特許に対して、(その特許に基づく技術進化をバックボーンとして持っている)現在の認識に基づいて
「そんなのは誰でも考えつく」って発言をときどき見かけるので。
> アメリカの特許法は、新しくて有用であればそれでいいので「高度なもの」という縛りは無いようです。
米国特許法103条での「非自明性」規定に基づいて、やっぱり「普通に思いつく解決法」は拒絶されませんか？
＃ 「非自明性」と「技術的な高度さ」は必ずしもイコールではないですけどね。
現場での適用、評価基準はそれなりに変遷があったはずなので、そういう意味で「縛りが無い」ってことでしょうか？
だったら運用の話なので、「特許法」の話ではないと思うんだが...