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281410 story
政府

主要コミック出版社、東京国際アニメフェアへの協力・参加を拒否 197

ストーリー by kazekiri
最終局面 部門より

headless 曰く、

先日のストーリーの続報となる。角川書店の井上社長への賛同が広がる中、角川書店を含む主要コミック出版社10社で構成する「コミック10社会」は10日、東京国際アニメフェア2011への協力・参加を断固拒否するという緊急声明を発表した。
10社は、石原慎太郎東京都知事および都当局への強い不信感を示した上で、その石原都知事が実行委員長を務めるアニメのイベントに賛同し、行動をともにすることは到底できないとしている(声明の詳しい内容はGIGAZINEの記事を参照)。

コミック10社会の参加メンバーは角川書店のほか、秋田書店、講談社、集英社、小学館、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社の各社だ。東京国際アニメフェアの実行委員として名を連ねているのは3社のみで、単独での出展を予定していない出版社も多いが、10社会幹事の講談社取締役、清水保雅氏は「原作者の漫画家が希望すれば、出展するアニメ関連会社に協力しないように要請する」と述べている(読売新聞の記事)。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by k_takada (40406) on 2010年12月12日 17時31分 (#1872816)

     かの問題に関するネット上の議論で面白いのは論点ずらしとレッテル張りの横行がすごいことかなぁ。

     思想面の問題を除いた上でも、大きな問題点として

    1、 現在の出版状況が青少年へ悪影響を及ぼしているとする具体的するデータがない
    2、 対象媒体の偏り
    3、 18禁とする場合の基準が明確にされていない

     とかがあると思うわけですよ。(勉強不足で間違いがあったらすみません)
     この点についての議論がつくされていないのは今回の出版社側発表にもあるように散々いわれている通り。

     なのにネット上の議論だと反対派がエロ本は性犯罪を抑えるとか言ってたり、賛成派が反対者はロリコンだとレッテル張りしてたり。
     フレームとしては面白いですが議論になってねぇ。

     まぁ推進側の人がきちんと議論しないのもわかります。理屈で遣り合ったら負けますよ。
     ですが、机上での批判にも耐えられない条例がまともに機能するとは思えません。
     出版社の行動は機能不全の第一段階じゃないですかね。

  • by Anonymous Coward on 2010年12月12日 14時19分 (#1872746)

    よーし、パパ石原慎太郎の小説をいくつか紹介しちゃうぞー!
    彼の小説は映画化された時に非道い場面が変更されてるので
    彼と同世代ぐらいの人たちでも意外と本筋知らないんだよね。

    ・太陽の季節
    ヤりまくった女を兄に5千円で売るお話。
    ちなみに主人公も相手の女の子も高校生。

    ・処刑の部屋
    女学生に睡眠薬で昏睡させて輪姦するお話。

    ・完全な遊技
    女性を誘拐監禁して食べ物も与えず何日も輪姦し続け、
    飽きたので知り合いの売春宿に売り飛ばすが
    精神に異常をきたして使い物にならないので崖から突き落として殺すお話。
    ちなみに三島由紀夫がこの小説を絶賛してたらしい。

    ・聖餐
    逮捕されて恨んだ男が警察関係の有力者の娘を拷問して殺す様子を撮影する
    いわゆるスナッフビデオを撮影するお話。

    聖餐 石原慎太郎
    http://ameblo.jp/danaha-maroy/entry-10296918580.html [ameblo.jp]

    そこらのエログロ漫画なんて比較にならないほどの内容。
    殺人シーンにエログロ使うのは大好きみたいで
    こういう作品↓もある。

    青い殺人者 石原慎太郎
    http://ameblo.jp/danaha-maroy/theme-10014056108.html [ameblo.jp]

    これらは規制の無かった古い時代のものだとしても、
    1999年に出版された本の中でも1960年代の南ベトナムでの買春経験を
    美しい思い出みたいに書いている真性の馬鹿だったりする。

    〔メモ〕石原都知事が1960年代に南ベトナムで少女を買春か?
    http://alcyone.seesaa.net/article/29539799.html [seesaa.net]

    • Re:石原慎太郎の小説 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2010年12月12日 18時46分 (#1872835)

       この手の書き込みを多く見るようになったのですが、正直、今回の件において何の寄与もしていないまぜっかえしで、他人の過去をあげつらって悦に入っている、非常にたちの悪いモノではないかと思います。
       論者の過去をあげつらったところで、何の解決にもならないのは自明です。「過去は過去、今は今で時代が違う」「若気の至りだった」「それが何か?」と返されたら、以降同じことを繰り返しても(繰り返す側が)しつこいと見られるだけでしょう。

       今回、「表現規制(都条例改正)の件」と「都知事の言動の件」がごっちゃに語られていますが、本来これらは別個のモノであり、改正反対派はちゃんと分類のうえでことに望む必要があります。目下重要視されるべき都条例の件が、くだらないまぜっかえしで論点があやふやになってグダグダのうちに終わる、なんて終わり方はなんとしても避けなければなりません。

      親コメント
      • Re:石原慎太郎の小説 (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2010年12月12日 22時37分 (#1872921)

        > 「都知事の言動の件」

        都条例案に関する立法の長が、この程度の認識で条例案を推進しているってのは十分危惧すべき事項だと思うが。
        しかも、条例推進側が、立場上条例推進の長である都知事の言動を窘めすらしてないという時点で、条例推進側全体が都知事と同等の認識を持っていると判断せざるを得ない。

        そういう意味では、その言動の重さってのは、立法システムには直接は権限を持っていないアグネスとは比較にならない。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年12月12日 11時08分 (#1872651)

    声明で協調されているのは、

    たびたび漫画や漫画家に対する不誠実で無理解な発言を繰り返し

    改正案に新たに修正を加える場合、その内容と条文をあらかじめ公にして、議論を尽くすべきですが、今回、都側は、そのようなことを一切実施していません。この改正案は、最も重要視されるべき漫画家やアニメ制作者との話し合いが一度も行われないまま、今日に至っております。

    こういった点で、条例の内容そのものについては、この後に「また、……」と短く触れているのみ。

    エロをやりたがっていると見られるのを避けたのか、本心なのか、とにかく「都側の姿勢が不誠実だ」という内容だね。
    実際、石原も猪瀬も漫画家や読者に対して「卑しい仕事」と言い放ったり人格を否定するような暴言を吐いているので、条例案の内容以前に、非難したいのかも知れない。

    というか、漫画/アニメファンの自分としてもそういう気持ちだ。

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