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64bitの日記: Virtual Server 2005 R2 の仮想 SCSI コントローラについて

日記 by 64bit

Virtual Server 2005 R2 のゲストマシンで,仮想SCSIを利用する場合の話.特に,ゲストOSのインストール後(バーチャル マシン追加機能のインストール後)に仮想SCSIインタフェースを追加した場合は要注意.ここを注意しないと,仮想SCSIディスクへの書き込みが使い物にならないくらい悪い.

確認すべき要点は1箇所のみ.ゲストOSのデバイスマネージャで,仮想SCSIインタフェースが「Adaptec AIC-7870 PCI SCSI Controller」となっていたら要対応.対応方法は次の通り.

  • このハードウェアを右クリックして「ドライバの更新」.
  • ハードウェアの更新ウィザードが開始される.Windows Updateに接続するかどうかを尋ねられるので,「いいえ」を選び次へ.
  • インストール方法として「一覧または特定の場所から~~」を選択して次へ
  • 検索オプションでは「検索しないで~~~」を選んで次へ.
  • ハードウェアリストでは「ディスクの使用」を押下して,表示されるダイアログでバーチャル マシン追加機能をインストールしたディレクトリ(通常「c:\Program Files\Virtual Machine Additions」)を開く.vmvmscsi.infを選択する.するとハードウェア一覧に「Microsoft Virtual Machine PCI SCSI Controller」が表示されるのでこれを選択して「次へ」
  • ドライバがインストールされるので,ウィザードを完了する

ほぼ同じ内容はここにも書いてある.しかし,この手順を行わなくても一応使えてしまうので,問題に気づかない場合があるだろう.

バーチャル マシン追加機能をインストールするのは基本だが,追加機能をインストールした後に仮想SCSIを追加した場合は「Adaptec AIC-7870 PCI SCSI Controller」と認識されてしまう.この状態で,仮想SCSIディスクのフォルダに大きなファイルを転送すると時間が非常にかかる.それが共有フォルダとなっている場合には,コピー中に「ネットワーク名が見つかりません。」と表示されて一時的にネットワークが切断されたような状態になり,ファイルの転送ができなかった.コピーを途中でキャンセルしても,どんなキューが溜まっているのか不思議に思うほど物理ディスクへのアクセスが長く続く.

最初は,仮想ハードディスクファイルが格納されているRAID5のディスクアレイとの相性が悪くて,このような症状がでているのかと思った.でもそのような理由で相性が出るなんて使い物にならない.いろいろ検索していたらこのようなページがでてきた.おかげで無事解決できた.

念のため・・・・.
本内容に基づく不都合や損害に筆者は一切責任を持ちません.試されるときは自己責任で.

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