C0FFEEの日記: MozreplをWindowsで使う
mozrepl(実行例1,実行例2)というのを知って、試してみました。
Windowsのtelnetクライアントで使おうとすると、2点の問題が発生するようです。
(1) WindowsのTelnetでは動かない
character at a timeモードが原因でline at a timeをサポートしているクライアントを使う。
(2) 日本語が渡せない
unicode escape sequenceにしてから送信する。(ツール)
以下、参考リンク
■Teraterm 4.62
・今のところTeraterm Extensionが必要
参考:TTXOutputBuffering
[7/15 追記]
4.63が2009年07月05日にリリースされました。
- 行単位送信(Line at a time)モードに対応した。
- teraterm.ini に EnableLineMode エントリを追加した。デフォルトはon。
- デフォルトの動作を文字単位送信(Character at a time)モードから行単位送信モードに変更した。
関連:doda氏の日記(Tera Term 4.63 リリース,Line at a timeモード)
--追記ここまで--
■Telnet.exe - Windows XP
・Windows XPの場合、CTRL+[ で切り替えてsend をする事で一応使える。
・Windows 2000のtelnetはsendもset mode consoleも無い。
参考:MozReplを使いたい!
■Putty - Windows 2000,XP
・普通に使える
参考:
Download page
PuTTYjp
ごった煮版
■Netcat - Windows 2000,XP
・普通に使える
nc localhost 4242
参考:
Netcat(nc)のメッセージダイジェスト
Hacktool.NetCat
#アンチウイルスに検出されるので、社内環境等で使うのは難しい
■rlwrap
・Windows2000のtelnet.exeは使えない
・cygwinのtelnet.exeが必要
Linuxではrlwrapを使うと良いような事が書いてある(Solaris10ではenhance)がWindowsのtelnet.exeでは使えないので有用性は無い。
それでも、何かの時に参考になるかもしれないのでcygwinのtelnet.exeを使う方法を書いておく。
cygwinのrlwrapは0.24までしかないが、はじめてでもできる Maxima のインストール(Windows XP 編)にあるWindows版を使えば最新の0.30が使える。
ここにも同梱されている、cygncurses-8.dll,cygreadline6.dll,cygwin1.dllがあればcygwinのインストールは不要。
cygwinのtelnet.exeはinetutilsパッケージに用意されている。
inetutilsはここからダウンロード(ミラー1,ミラー2)してdllと同じフォルダに配置。
あとは、rlwrap (cygwin版telnet.exeのパス)telnet localhost 4242 または (cygwin版telnet.exeのパス)telnet localhost 4242 で接続できる。
この時、cygwin版telnet.exeのパスを指定しないとWindowsのtelnet.exeが呼び出されてしまうので注意。
そもそもcygwinのtelnet.exeは1文字毎に送信されないし、使えるtelnetクライアントをインストールするのと同様なのでPuttyを使ったほうが良い。
■Mozreplの現状から思ったこと
2006年の記事を480人もブックマークしてるけど、実際に取り込んだのは少数でワナビー(参考1,参考2,参考3)ばかりだったのでは無いかと。
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