コメント: JASRACよりも放送事業者の問題 (スコア 3, すばらしい洞察) 68
ここで取り上げている放送事業者への徴収方法の包括契約はJASRACが競争者排除のために結んだというより放送事業者からの要望の面が強い。
本来であれば、テレビ局やラジオ局といった放送事業者はどんな曲をどれだけ放送に使用したかJASRACに報告しなければならない。JASRACはその使用回数に応じて著作権料を著作権者に支払うことがその役割として求められている。
しかし、放送局は歌番組はともかくニュースやバラエティ番組のBGMもカウントするのが面倒なので、マルッとまとめて著作権料をざっくりした額でJASRACに納めることを提案、JASRACも同意した。
もちろん、著作権管理団体がJASRAC一択だった時代だから、そうした契約でも良かったわけで、著作権管理団体が自由化された時点で見直すべきだった。
その場合の努力義務はどちらかといえば放送事業者の報告内容の改善に求められるべきで、この排除命令は筋が悪いと言える。