コメント: 証明の骨子 (スコア 1) 6
まずokky氏が示せたのは十分条件の方ですよね?
必要条件を示すためには、n=3k+2では全て白になる
棒状の可能グラフが無いことを示す必要があります。
以下はその骨子(一部説明は端折ります)です。
まず,最初からある頂点をS1,以後追加した順にS2,S3,……と書くものとします。
今,新たな頂点S0を導入して,白のS0と白のS1及び二つの辺E0=(S0, S1)及びE'0=(S1, S0)からなる
環状のグラフを考えます。
これを初期状態として操作2のみを何回か適用して出来るグラフから,S0とその両側の辺を取り除くと,
必ずS1を初期状態として棒状に生成した可能グラフで一致するものが存在します。
この棒状の可能グラフは,環状グラフの辺(S0, Si)に対する操作2は棒状の可能グラフの頂点Siに操作1を,
辺(Si, Sj)(i,j≠0)に対する操作2はそのまま対応する辺(Si, Sj)に操作2を適用すると生成できます。
棒状の可能グラフから環状グラフへの対応関係も同様の方法で定義できます。
従って,環状グラフへの操作2のみの適用を評価することで,棒状グラフの可能性を議論できます。
さて,棒状の可能グラフの頂点が全て白になるのは,環状グラフのS0以外の全ての頂点が白になる場合です。
操作2では黒の頂点の個数の増減は常に偶数(2つ増える/2つ減る/変わらない)なので,
環状グラフの初期状態では黒の頂点は0個ですから,環状グラフでは常に黒の頂点は偶数個になります。
従ってS0以外の全ての頂点が白の場合,S0も白になります。
次に,この環状グラフの辺にも色(例えば赤と青)をつけることを考えます。
まず,初期状態の二つの辺をどちらも青とします。
また,操作2によって青い辺は二つの赤い辺に,赤い辺は二つの青い辺にそれぞれ置き換えられるものとします。
この時,環状グラフの頂点から出る辺が一つ置き換えられて色が変わった時,その頂点の色も変わります。
初期状態の二つの頂点も操作2で追加される頂点も最初は白でそこから出る二つの辺の色は同じ色で始まります。
最初白い点はそこから出る二つの辺の色が変わった回数が偶数の場合は白に,奇数の場合は黒になります。
最初同じ色の二つの辺は色が変わった回数が偶数の場合は同じ色に,奇数の場合は異なる色になります。
以上から,環状グラフの全ての頂点が白の時,全ての辺は同じ色でなければなりません。
操作2を青い辺にb回,赤い辺にr回適用した場合,環状グラフの青い辺は2r-b+2本,赤い辺は2b-r本残ります。
どちらかの色の辺が0本の場合のみ全ての頂点が白くなり,それはb=2r+2またはr=2bの場合に限られます。
環状グラフの頂点の数はb+r+2個,これに対応する棒状の可能グラフの頂点の数nはb+r+1個なので,
n=3r+3またはn=3b+1を満たさなければなりません。これは元の条件と一致しています。
以上で必要条件も証明できるはずだと思います。
頭の中で解くのにだいたい1時間半かかりましたが、試験としては時間をかけすぎですね。
リンク先の記事で、突然解けと言われて1日掛かったのは大学教授でもそんなものだと思いますが、
東大入試問題の模範解答を作ろうと身構えていた予備校講師(多分複数)が数日掛けても
解けなかったというのはいかがなものかと思いました。