使う人間の問題 8
まず、同人ゲーにサポートを期待してる方が間違いじゃないでしょうか。
(中略)
最近はクオリティの高いサークルさんが多いので、サポートも含めてしっかりと作品が完成している事が多いですが…それが普通だと思ってしまうのは勘違いかなぁと。
で、これへのコメントで、「金払ってるんだからサポートはあって当然」という主張が多いのが、実にイマドキだなと感じました。
じゃあ、無料ソフトのサポートはしなくていいのでしょうか?
ところで最近、検索してたらたまたま見つけた 2ch の同人エロゲー情報スレッドとかいうところをているのですが、まあ、似たような意見が多いみたいですね。
なんと言うか、色々と製作者サイドについてもプレイヤーサイドにしても、思うところはあるのですが、やっぱり私の性根が非商業主義で、大半の人が(製作者もプレイヤーも)商業主義だって事の感じ方の違いなのかもしれません。
例えば、なんか聞くところによると、同人ゲームの体験版(の有料配布)が制作費(稼ぎ)目的だっていう考え方は、なんと言うか、新しいビジネスモデルだなぁ………とw
あと、やっぱり買う側も、ゲームを作るのにどれだけお金がかかるのか分からないから売価とメディア代の差額丸儲け的な発想で上のような考えにもなるんでしょうけど、もしそうなら、それ(メディア代のみが適正価格という思想)は非商業主義的にもかかわらず、商業主義的主張(金払ってるんだから云々)をするという矛盾。
因みに、そこそこのクオリティの同人ゲームで開発費50万以内だったら、正直凄いと思います。
私の場合、うぃっち☆くえすととかほとんど一人で作って、開発費は音関係だけにしかお金がかかっていないにもかかわらず、プレス代も含めると確実に40万は超えてると思うんで(でも私の感覚ではかなり安くできたと言う感覚&予算内)、同人ゲームって基本的に儲からないと思うんですよ。
まあ、付け加えて私の場合、売価は完売してもペイしないと言う設定でやってるんですが。
(夏もその予定)
逆言うと、だからこそ、作るのを楽しみたいと言うか、お金はマイナスでも作る楽しみ分だけプラスだからOKみたいな、そういうつもりでやってますからね。
(でもまあ、売れなかったら悲惨なことに変わりは無いわけですが)
で、サポートの話ですが、法律上はともかく、同人ゲームで必要以上のサポートを求めるのは酷でしょうね、やっぱり。
っていうか、ぶっちゃけ、例えば、フリーのエンジン使ってて、それに由来するバグが出たときどうなるんだ?とか、ソフトは完成したけどプログラマーはサークルからもう抜けてます、とか、そんなときでもサポートはしなきゃいけないもんでしょうか?
ちょっとした私の疑問。
私の場合、そのような状況は発生しませんけどね(^^;
ところで私の同人ゲーサポートのポリシーは、基本的にネットで公開しているほかのソフトとかと同じですね。
サポートは無料だけど、善意であって、義務では無いと。
だからわざわざ公言はしませんが、シェアウェアとかでも代金を払っていない人でもバグ見つければ基本的に対応する対象です。
「まだ代金払って無いんですけど…」っていう前置きのメールは時々来ることもあるのですが、私の感覚ではノープロブレムですね。
但し、代金はソフトの対価であると言う思想なんで。
(つまりソフトを使うなら払ってください。使わないなら払わなくていいです、ということ)
(そもそも、ゲームとかそういう類は、サービスで商売するんじゃなくてモノ商売なんだから、まるでオンラインサービスのような思想を持ち込まれても困ると思うんですが
それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:0)
それが特定の個人か団体か、あるいは社会の全員であるかに関わらず。
1. この世界に存在するほぼ全てのプロダクトは、サポートを必要とする。
2. あるプロダクトが有料か否かは、それに関するサポートの必要性を左右しない。
3. ベンダは、all rights reservedなプロダクトをサポートしなければならない。
ベンダがプロダクトに関する全ての権利を保留することによって、他者がプロダクトのサポートを行えない状況が形成された場合、プロダクトのサポートの不足はベンダにしか解決できない問題であるので、ベンダに一切の責任を負わせるべきである。
4. ベンダは、some rights reservedなプロダクトをサポートしてもしなくてもよい。
ベンダがプロダクトに関する一部の権利を解放することによって、誰もがプロダクトのサポートを行える状況が形成された場合、プロダクトのサポートの不足は社会の誰もが解決し得る問題であるので、ベンダに特段の責任を負わせるべきではない。
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複製自由。無保証。
「べき論」を振り回すと (スコア:1)
# そういう人はブツが無料でも同じようなことを言うんだよな、これが。
Re:それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:1)
このコメントで随分議論が分かりやすくなると思います。
まず第一に、 挙げられた1~4において、コンシューマの責任がありませんが、実際には使用者責任があります。
また、「サポート」がなんであるか定義されていません。
まずはじめに、仕様とは何かと言う問題があります。
「○○が出来る」ソフトとして販売(頒布)しているのに「適合する機種」で「正しい操作」を行ったにもかかわらず○○が出来ない場合に、回収したり修理(修正)に対応するのは、私はサポートと考えません。
全く別次元の問題です。
(頒布したメディアが手違いでブランクメディアだったとか、不良メディアへの対応などはサポートと呼んでよいでしょうけど)
また、「適合しない機種」での動作や、「正しく無い使用法」での動作についての保証はどこにもなく、使用者責任で行うことです。
例えば、「PS2 のソフトが PS で動かないのはどういうことだ」とか、「ゲームプレイ中に本体を振動させたり、ディスクを取り出したらゲームが止まった」とか、そういうことはサポートを求めるべき対象ではなく、使用者の責任で行われることです。
更にサポートは無償である必要もありません。
ついでに言うと、メディアは経年劣化しますが、ディジタルデータは経年劣化しません。
つまり何が言いたいかと言いますと、メディア損傷による交換などはサポートの対象となりえるでしょうが無償である必要はありません。
更に、データそのものは経年劣化しませんから、それ以外で「原理的に」必要なサポートは通常ありません。
操作(方法など)についてサポートを行うかどうか、またそれが有償か無償かはメーカーが自由に決められることです。
また、当然ですが、機能の追加や強化も同様です。
そもそも、機能の追加や強化を「サポート」と呼ぶべきか疑問です。
Re:それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:0)
元コメントを読み返してみれば確かに、他人にばかり責任を求める無責任な市民の主張、という印象になっている感がある。文章力が不足しているようだ。
「ベンダの責任範囲には含まれていないもの」が使用者責任であり、使用者責任の存在は文中に明示せずとも肯定されると考えていた。使用者には責任が無いと思っているわけではない。
何でも。
Re:それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:1)
全く同意なのですが、第3項は誰かから強制されているのでしょうか?
それとも、ソースを公開せよ、それは義務 or 責任だという主張でしょうか?
でも、それは配布元の裁量であって、消費者が選択すればいいだけのことでは?
ちょっと言いたいことが良く分かりません。
Re:それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:0)
法の規定が、結果として理不尽な状況を作り出す。
例えば、法がダンピングを禁止しない場合、市場はどうなるか。この市場では、強い資本力を持つ販売者はダンピングによって競合する販売者を淘汰する。その後、生き残った販売者は価格を吊り上げて大きな利益を得る。結果として、購入者は不利益を強いられる。困ったことだ。
では、この問題は誰のせいで起こるのか。誰のせいでもない。販売者がダンピングを行うのも、購入者が廉価品を選択するのも、彼らが合法的に利益を追求した結果でしかないからだ。そして、合法的な活動をする者を非難することは出来ない。結局のところ、これは法の
Re:それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:1)
> 同様の規定は、住宅に関しても設定されようとしている。
これをいちいち持ち出してるってことは、あなたは説明できるんじゃなんですか?
私は専門家じゃないから良く分かりませんが、電気用品安全法っていうのは「安全」に関わるものじゃないんですか?
住宅もそうでしょ?
同じく、食品にしてもなんにしても、大抵「安全」に関わるものにそういう法律があるのは何も不思議ではありませんよね。
で、ソフトウェアは安全に関わるのでしょうか?
これを話に持ち出していると言うことは、同じような問題があるんですよね?
例えば、ゲームの中で飛空挺を特定の場所に着陸させるとゲームの物語を先に進められなくなったとして、何か安全に問題が出るのでしょうか?
また、貴方の主張を総合すると、ソースを公開するなどすれば免責されると言うように受け取れますが、それでは、電気用品の回路図や、住宅の設計図を開示すれば同じように免責される(べき)と言う考えなのでしょうか?
貴方は同じ問題だとしてこういう法律を持ち出したんですよね?
ところで、元の主題は、同人ゲーム(ゲーム一般、またはソフトウェア全般でも構いませんが)のサポートの話です。
それとも、医療機器や航空機のシステムなどに組み込まれるソフトウェアに限定した話でしょうか?
貴方の主張の、「ソースを公開すれば免責されると言うこと」が、「貴方が持ち出した同様に説明できないとする例」とは相容れないように見えます。
このことより、貴方が同様に説明しようとしている、「同様」が同じではないのではないのですか?
貴方は理不尽ではない状況を作り出すことを問題として、そのために法的義務が必要だと主張されています。
その理不尽だと言うこと自体は私も納得できますが、貴方の主張から、ソースを公開すれば免責されると言う部分を取り除くと、世のほとんどのオープンソースソフトウェアが立ち行かなくなるでしょう。
また、無償、あるいは事実上の無償(これは原価に近い値段以下と言う意味)で提供されているソフトウェアも同じでしょう。
私は、個人レベルで日曜大工をするようなことが出来なくしてしまうことは社会にとっても不利益だと思うのですが、そうした日曜大工が困難になります。
つまるところ、貴方の主張の根幹は、「ソースを公開する」と言うところにあるのではないですか?
最後に、一つ指摘させていただきますが、理不尽だと言うことを最終的な根拠にするならば、自分の作ったソフトのユーザーでも無い人から、サポートが十分では無いから駄目だとか、ソースを公開していないから駄目だ、などと言われる製作者も理不尽でしょう。
理不尽だという理由で必要以上に義務を課すのは理不尽と言うものです。
必要最低限の責任だけで十分でしょう。
(貴方の言っている責任は、義務です。私は既存法律で課される責任で十分だと考えます。少なくとも、ソフトウェアのサポートを法律で義務化するなら、最低限度に留めるべきだと考えます)
Re:それでもやっぱりサポートは必要なのです。 (スコア:0)
3の但し書き。保留じゃなくて留保でしょ?