Ledの日記: アオコの40%をバイオ燃料にする技術 5
日記 by
Led
この記事によると、電力中央研究所エネルギー技術研究所ではアオコから高効率でバイオ燃料を得る方法の開発に成功したそうだ。
湖や池の水面を埋めるアオコから、簡単に安くバイオ燃料を生み出す新技術の開発に、電力中央研究所エネルギー技術研究所(神奈川県横須賀市)が成功した。従来の方法より約70倍も生産性が高く、製造時の環境影響も少ないという。東大阪市で開かれる日本化学会で29日発表し、水の浄化と地球温暖化対策の一石二鳥になる「緑の原油」として数年後の実用化を目指す。
同研究所の神田英輝主任研究員は、スプレーの噴射ガスに使われる無害な溶剤ジメチルエーテルを20度で5気圧に加圧して液化し、アオコと混ぜ合わせる方法を考案。溶剤の性質からアオコに自然に染み込み、乾燥・粉砕して細胞組織を壊さなくても、油分を溶かし出せることを確認した。溶剤は減圧すれば蒸発するため分離・回収も簡単で、製造過程のエネルギー使用も激減するという。
京都市内の池のアオコを使った実験では、従来の方法ではアオコの乾燥重量の0.6%相当しか油分を抽出できなかったのに対し、新技術では約70倍の40%相当が抽出できた。
神田研究員は「6000種類以上の化学物質を調べて唯一目的にかなうのがジメチルエーテルだった。今後、大規模実験を行い、実用化を急ぎたい」と話す。
一見いいこと尽くめのようにも思われるが、産業化するのに十分な量のアオコは存在するのか気になる。某河川で発生しているアオコはそのままでは迷惑な量かもしれないが、燃料化するとどれだけなのだろうか。
いやまて、アオコの回収と燃料化を継続的に行うプラントを回せるだけのエネルギーが自己確保できれば水質の浄化には貢献するのかな。
ありますとも (スコア:1)
日本一でかい湖、琵琶湖っていう巨大なアオコ生産地が。洗剤とかのせいで水質がリッチになっちまって…
めでたくアオコの大量生産が意味を持つようになったら、
「無リン洗剤を使ったりせずに、琵琶湖を緑豊かな水質にしよう」
とか言い出さないかしら。
また、赤潮も本質的には似たような物ですから、あの赤い水をガンガン吸い取り、濾過してプランクトンを集めて燃料にする事ができれば…公害が一転、産業に。
fjの教祖様
Re:ありますとも (スコア:1)
それ。
Re:ありますとも (スコア:1)
コメントありがとうございます。
それならば未来はそう暗くもありませんね。今後の大規模実験に期待が持てそうです。
# ただし、最高に明るいわけでもなさそうですね
Something really matters.
野性の藻ではなくて (スコア:2)
食用油だって、ノルマルヘキサン [chemiway.co.jp]で抽出しているから、これだけ安く手に入る。絞るだけだったら油粕に油分が沢山残ってしまって、今の地球の人口を支えきれないかもしれない。
原料油の抽出だけではなく、メチルエステルにしたあとの脱水工程などDMEが必要・有用な [nii.ac.jp]スキームは多いだろう。
Re:野性の藻ではなくて (スコア:1)
コメントありがとうございます。
アオコとかの特定の種類の藻類だけでなく、いろんな微生物からバイオ燃料を抽出できるといいですね。こういうのが大規模になってジメチルエーテルの需要が増大すると、それをまかなうだけのDME生産体制の整備が課題になったりするのかもしれません。
Something really matters.