外国暮らしをしてた十数年前、初めてオフィス製品の学習を大学で始めた。
もちろんエクセルなども教科の一部だった。
エクセルはスプレッドシートつまり表計算に作られたものと教わった。
だから言ってみると簿記や会計といったことを目的に作られたものです。
表計算を作成するための勉強は、まず行きたいセルを通常計算を入力箇所にセル番号を入れそのセルへ移動することから始まった。この動作だけでも今何人の日本人が知っているだろう。
その後日本に帰って来てから、数社の会社に勤めたが日本でのエクセルの使われ方には驚いた。
多くが地図や何かしらのレイアウトを描くために使われていたからです。
多分アメリカのような国ではそれほどにはこのような使い方はしないと思います。
だが、エクセルでの作図には日本的な考え方が多く見受けられる。
日本人は罫線のあるものから作図するのが好きな民族です。
最近テレビで横の罫線にドットのついたノートがヒット商品の上位にあるのを見た。
これが日本人的基準のノートなのだと思います。
だから、単にVisioのような画面空白なソフトをオフィス製品に組み込んでも、多くの利用は見込めない。
(例えグリッドなどをONに出来ても)
だがエクセルなどで作図すると決して見栄えの良い図形やレイアウトは描けない。(作図に限界がある)
キャドの様なものではみんな作図したがらない。
※だから、表計算ソフトの様であるが”図形を書くためのソフト”が世の中には必要だと思う