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Pravdaの日記: サン=テグジュペリを撃墜した男?

日記 by Pravda

asahi.comの記事、私は「星の王子さま」を撃墜した ドイツ元操縦士証言 より。

童話「星の王子さま」で知られるフランスの作家アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ(1900~44年)が最後に操縦していた飛行機は、ドイツ軍戦闘機に撃墜されていた-。15日付の仏紙プロバンス(電子版)は、戦闘機に乗っていた元ドイツ軍パイロットの証言を報じた。
証言したのはホルスト・リッパートさん(88)。第二次大戦中の44年7月31日、南仏ミルの飛行場を出発、トゥーロン付近でマルセイユ方向へ向かう米国製P38ライトニング戦闘機を発見した。

正確には、サン=テグジュペリが搭乗していたのは、ロッキード P-38 ライトニングではなく、偵察機型のロッキード F-5B だったそうですが。

サン=テグジュペリが消息を絶ったのは1944年7月31日。1945年5月初めにドイツは無条件降伏したので、戦争が終わる約9ヶ月前です。この頃のドイツ空軍は航空燃料の不足が深刻化しており、また、量だけでなくガソリンの質も悪化していたそうです。燃料、保守部品、パイロットは東部戦線が優先で、そのため、質の悪い燃料でも飛べるジェット戦闘機 Me262 は西部戦線に投入されたのだとか。(滑走路や整備の問題もあったのでしょうけど。)

そんな状況の中、武装が無く軽量で高速の偵察機に対し、接近して攻撃が可能だったかどうか、なんとなく疑問ですね。証言している元ドイツ軍パイロットの乗っていた機種は不明です。サン=テグジュペリの乗機の残骸は、地中海のマルセイユ沖リュウ島付近。

もっとも、記事も「フランスの新聞がこう報じた」と書いてあるだけで、真偽については保留しています。

# こういう慎重な書き方が何故IT関連では出来ないのか? > 朝日

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