SOggyの日記: Mac: OS組込みのVNCサーバー機能
手抜きをせずにTiger止まりのG3機で確認すれば良かったのですが、Mac: Leopard pro and con - 5に書いた「(Leopardに)VNCサーバー機能の追加」は間違ってました。Tigerにもあります。
ではこの機能がKaturagiさんの書いたようにPantherで追加されたのか、Tigerで追加されたのか。Pantherが入っているMacを確認しに行き、さらに正解を求めて90分あちこち見て回ってみました。残念ながらどのバージョンで追加されたかをはっきり記したページは見つかりませんでしたが、Tigerからのように思いますよ。
まずPanther機二台での確認。どちらにもMacOSXでサーバー稼業の設定画面のスクリーンショットにある「VNC使用者が画面を操作することを許可」という欄はありませんでした。またApple Remote Desktopを開始しても、VNCが使うTCP5900番で待つプロセスはありません。
# Katuragiさんが紹介してくれたページには、以下のようにPantherにVNCサーバー機能があると確かに書いてあるのですが、はてさて。
Mac OS X10.3(Panther)や10.4(Tiger)に標準で装備されている遠隔操作機能「Apple Remote Desktop(10.3と10.4)」サービスを有効にして、フリーウェアのChicken of the VNCを利用した遠隔操作をする方法により、サーバー管理手段を増やす方法について考えていきます。
あちこち見て回ったどこかのページで、ARDのクライアント版 version2をインストールするとPantherでもVNCサーバーとして機能すると書かれていたので、Apple Remote Desktop 2.1 Clientからdmgを落としてきてPanther機一台にインストールしてみたところ、上記のスクリーンショットやTigerそしてLeopardと同様に「VNC viewers may control screen with password」が現れました。
# ARDで言うクライアントがVNCのサーバーである事に気付くのが遅れて遠回りしてしまった。ARDのクライアントと接続するのは、ARDのアドミン。元々管理ソフトなんだから、管理する側から見れば接続相手をクライアントと名付けるのは筋が通ってる。ARDの現行バージョンは3。
以上から、OS標準でVNCサーバー機能が追加されたのはTigerからだと思います。
書き忘れを追記: 10.3ではVNCサーバーとしてVine Serverを使っていたが、マルチディスプレイ環境でも主ウィンドウしか転送してくれないことが残念だった。今回ARD clientを入れた事で、複数画面でも大丈夫になったのはヒョウタンから駒。
# Vine Serverは使っている2.2よりも新しい3.0が出ていた。この更新でマルチディスプレイに対応したかもしれないが、PantherでのことだしARD clientに満足したのでこれ以上は調べない。
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