TarZの日記: ペテンを見抜く 2
日記 by
TarZ
もう20年くらい昔のことなので詳細は忘れたが、「超能力」と称する手品を見せられたある研究者(専門は不明)が、うっかりその能力を信じかけたという話を聞いたことがある。
ペテンを見抜けるかどうかというのは、必ずしも科学的素養・洞察力といった能力のみには相関しないようだ。何か別の能力が必要なのだろうか。例えば、「大阪のおばちゃん」が持っているような何か、とか。
ジェネパックスのように「明らかに」おかしいものは誰もが気づくけど、ちょっと科学のスパイスを加えて「一見して明らかではない」ようにしてやると騙される不思議。うーん、どうしたものですかね、これ。
とりあえずは、以前コメント(#1525387)でも書いた、「詳細な情報は出さない。細かい技術的な話を避ける」、「利点だけ抽出・さらに過大なほどに強調、デメリットについては触れない」あたりが引っ掛かるなら、まずは疑いの眼で見るようにはしたい。(自分向けのオレオレ基準。異論は認める)
「信じかけた」どころか (スコア:1)
ユリ・ゲラーに完全に騙された科学者がNatureに論文 [nih.gov]を出してますよ (Nature 251, 602 - 607, 1974)。
一般的に学術雑誌の編集ポリシーとしては「実験デザインや手法に問題がなければ、『示された結果・結論が常識的にあり得ない』というような理由で却下はしない」ので、雑誌を責めるのは間違いです。
ちなみに、この論文に関しては「手品で再現できるよ」というジェームス・ランディのコメントと共に、EditorのOpinionが同じ号に載っているそうです (Nature 251, 559-560. 1974; DOI: 10.1038/251559a0)。
Re:「信じかけた」どころか (スコア:2)
どうもありがとうございます。確かランディおじさん絡みだったような気がするので、その件だったかもしれません。
ランディおじさんのような活動はなかなか大変ですが(お茶の水大の訴訟事例 [slashdot.jp]のようなリスクもありますし)、日本でもこうした行動が広がればよいな、と思っています。