Torisugariの日記: Graphical History
現行ブラウザの履歴(といっても、私がここで言っている履歴は専門用語で"session history"と呼ばれている方の履歴ですけど)の「形」は1次元が基本です。例えば、A、B,Cのサイトを順に見た場合、
Page A →→ Page B →→ Page C
という履歴が残ります。
それで、Cを見た後、[戻る]ボタンでBに戻った後、違う新しいページDを開いた場合、その履歴はこうなります。
Page A →→ Page B →→ Page D
つまり、Cを見ていたという記録は無くなってしまいます。ですから、[戻る]や[進む]をどう組み合わせてもCには辿り着けません。これは、履歴が線状の形をしているので、どうしようもありません。
ここで、もし、
Page A →→ Page B →→ Page C
|
→→ Page D
という風に、履歴が記録されていたなら、つまり、Cを見ていたことをきちんと覚えていてくれているなら、操作性がぐっとよくなる、とは思いませんか?いわば二次元の履歴です。まあ、早い話がフローチャートなんですけどね。ブラウザの履歴表示をフローチャートにしたいのです。
普通の履歴(session historyでない方のhisotry)は、全てのサイトを記憶していますが、時系列に並べてあるだけ(あるいはあいうえお順にソートしてあるだけ)で、人間の目で読むことすらつらいので、ここでは問題外です。やはり、前後関係があってこその履歴です。キャッチコピーはコンテクスチュアル。
このアイデアは、わりと実現の目処が立っています、
というか
1.樹状の内部表現には、当然XMLを使う。XMLファイルに書き下さずに、sqlに記憶させるかもしれないが、少なくともオブジェクトとしてはDOMドキュメントになる。
2.UIは、そのXMLを可視化する事がベースになる。つまり、XSLT。
2の方が断然面倒なのですが、Geckoには二点間に直線を引くことのできるSVGが標準装備されています。だから、やれば何とかなるのではないか、と思っています。
このプラン、Fx1.5が出た頃から、頭の中で、こねくり回していたのですが、次第にモチベーションが下がってきたので、一端、文章化しておきました。
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