akiraaniの日記: 青少年健全育成条例に反対するためにやるべきこと 2
まあ、いろいろあるけど、東京都民ではない人が草の根活動として出来ることについて考察してみたいと思う。
直接的には条例の矛盾を指摘することが一番……と思うかもしれないが、これは以下の理由からやらない方がよいと思う。
・どちらの陣営にも曲解して騒ぐ連中が居て、それが悪目立ちする
・実証データが存在しないので照査反証がすべて机上の空論で終わる
特に表現の自由関連の議論がまずい。本来憲法上の権利は他の権利とのバランスをとって調整されるべきものであるが、今回の件に関してはそのバランス感覚が壊れた陣営(それも賛成反対双方)に声のでかい連中が固まっている。双方が極端な事例を持ち出してノーガードで殴り合いをするハメになる。
単にディスるだけなら簡単だが、世論を作ってどうにかする段階はもう過ぎてしまっている。表で吠えてる連中(都小PTAとか、都知事とか)は推進派のデコイだと割り切って、多少暴言があっても後後のためにアーカイブする程度でむやみやたらに騒がない方が良いと思う。
さて、それではどうすればいいのかというと、本丸に迫る努力をすべきだと思う。
今回問題になっている表現問題にしても、本命と思われる携帯フィルタリングに関しても、実運用がどうなっているかをきちんと監査して公開させるよう求めていく。なぜなら、これらの活動が建前とかけ離れているという指摘に対しては言い訳が聞かないからだ。
現実問題として、出版物を監査するリソースなんてどこからもわいてこない。ではどういう行為が行われるかというと、話題になったりして目立ったコンテンツを見せしめに有害指定するという作業が行われる可能性が高い。一番の攻略ポイントはそのプロセスだろう。
おそらく審査そのものはきわめてクローズドな環境で行われる。なぜなら、そんなにコストをかけられないので公開環境で行うといい加減であることが露見するからだ。ここをどうにかして公開させる方向に持って行く、例えば審査人員、審査期間などの状況証拠集めて分析する、正規の手段を駆使して関係部署に問い合わせを行う、などいろいろ手段はあると思う。
そうすることで裏にあるとささやかれている警察利権の実情も徐々に明らかになっていくのではないだろうか。
それからもう一つの問題というか、むしろこれが本命と思われる携帯フィルタリングについて。これに関してはフィルタリングサービスの質について追求していくべきだと思う。例えばフィルタリングアルゴリズムの解析、解除申請などの運用状況のウォッチングなど。特に、本来フィルタリングしなくても良いようなサイトをフィルタリングしてしまっている誤爆状況を積極的に洗い出していくのがいいだろう。
最も有効なのは「事前に懸念されている問題点が顕在化した証拠を見つけること」だ。証拠として残るような問題点は現在議論の主流にはあまりなっていないささいな問題が主になるだろうが、実際に公正かつ大規模な規制を行うリソースがない以上必ずにアラが残る。そこをいかに見過ごさず拾うかがもっとも堅実な一歩なのではないかと思う。
審議の仕方 (スコア:0)
今回の改正では不健全指定の審議過程についての変更はないのですが、現状の公開程度ではクローズドな環境だ、ということですか?
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_kenzensin.html [tokyo.jp]
Re:審議の仕方 (スコア:1)
これ結果だけでプロセスがないじゃん……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される