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560679 journal

alpの日記: 論外:学ばない人は死んでも学ばないものです 8

日記 by alp
  1. 2004 JIS をめぐる混乱

    要するに、文系の体面が潰されたから暴挙に出たということがよくわかります。幼稚ですな、といっても改めて確認したことでもありませんが。正字と略字、なんてのは問題になっていなくて、字形の変更をおこなったことそれ自体が 83 JIS の問題であることは、論をまたないところでしょう。

    #当用字体を康煕字体に直した、というなら多少は南堂論にも論拠は出てくるところもありましょうが、これでは爆笑なだけです。所詮は言語における正統性なんてのは後付ですから。

  2. 不安定だった Mac、刺さっていた NIC を外して、貼ってあったヒートシンクを剥がしたところ、かにの 8139B でした。あー、これは確かに駄目かも。8139C の後期版な NIC に交換して、今のところ転けてはいないようです。かになのは、MacOS 9 で、ベンダがまともに対応している NIC って、入手性込みで考えると事実上かにしかないと言う理由でなのです。
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  • by parsley (5772) on 2005年08月17日 14時14分 (#782904) 日記
    包摂という単語が出てくるのが、「青空文庫」からの引用文の一箇所だけからという一点からしても読むのをやめてしまいたくなる文章だ。それでは、話にならないので、いちいち指摘してみたい。

    包摂が気に入らない。文字はあるがままの姿で表現されるべきだという意見の持ち主なのかもしれない。 それならば、他の文字コードが既にある。超漢字なりなんなりを利用すればいいだけだ。JISで制定されるものがこれでは気に入らないのだろうか?それならば、それなりの意見を正しいルートで出すべきだろう。

    出だしからして、自分が発案者としての責任を負おうとしているようだ。違う。
    芝野耕司氏である。JIS X0213の制定、およびそれに先立つJIS X0208の委員長だ。さらに 符号化文字集合調査研究委員会第二分科会(WG2)の主査も彼である。肯定派も否定派も、 論を唱える場合には、彼、またはその委員会・分科会に対して唱えるのが通常である。

    第二節で、「自分はこの一見トンデモと思える方針を打ち出したか?」と問うているが、どこへ打ち出したのだ。Web上に意見として発表したのか?

    それにしても、この人はたとえ話が好きだな。まったく喩えになっていない上に、自分の知識の足りなさを露呈している。

    さらに、なにかマイクロソフトにこわだりがあるようだ。関連性が不明な文脈でマイクロソフトの文字が躍る。

    と、ここまで書いておいて、Topページへ向かってみる。うわ~、要するに、おれはこんなことも知っているんだぞ、正しいんだぞ、世間が認めていないだけだぞ。本人の言うとおり、ただのトンデモだったか。時間の無駄だった。


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    ちょっとCM:漢字缶プロジェクト [rim.or.jp]立ち上げ中。動きはないですけどね。
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    • 南堂久史なる人物がトンデモなのは、今にはじまったことじゃないから、まあ、おいといて。

      >芝野耕司氏である。

      2004年改正の時の委員長は樺島忠夫さんですけど? よければ委員会議事録 [jsa.or.jp]もどうぞ。

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      • お詫びします。上の文章は、JIS X 0213:2000の時のつもりで書いてしまいました。元のJIS X 0213:2004の話題とは全く関係ありませんね。

        でも、全体の流れは変わりません。
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        • 芝野氏は元々の包摂という考え方の導入からして、83 JIS の失敗を修正する方向 (X-0213(2000) の考え方にはわたしは与しませんが) で推進してきたと思っています。X-0213(2004) は 83 JIS の時の間違い (とはっきり言いましょう) を繰り返すことを肯んじた点で全然異質。X-0213(2000) と X-0213(2004) は同様には論じ得ない、と思っていますが、如何。

          #南堂論を素直に読んだときの感想は、最初の日記に期したとおりです。不思議な^H^H^H^H呆れるのは、2000 JIS のときと、2004 JIS の時でこの通り全然違う結論を出すような人選の方。率直に言って、学説に沿ってコード体系を弄っていい、って評論家レベルの人をこういう検討に参画させた担当の方が非難されるべきでしょう。

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          • この南堂久史とかいう人は、JIS X 0213:2004の委員会に参加してないどころか、委員会議事録 [jsa.or.jp]すら読んでないようですね。どうしてこんな人がJIS X 0213:2004に関して「当事者ヅラ」するのか、私としては理解に苦しみます。

            あと、JIS X 0213は例示字体を変えましたけど、JIS X 0208は例示字体を変更してません。つまり、JIS X 0213では「2点しんにょうの辻」が例示されてるコードポイントに対して、JIS X 0208では「1点しんにょうの辻」が例示されている。つまり、あるコードポイントに「1点しんにょうの辻」と「2点しんにょうの辻」が包摂されてるってのを、JIS X 0208とJIS X 0213の両方で表してるわけです。JIS X 0208について全然触れようともしない「南堂論」に騙されちゃいけません。

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          • これについては
             「:2000」の時に法務省通達まで集まらず→
              (その影響がツチヨシとサムライヨシの包摂に)
             戸籍事務がJISの焦点からブラックアウト→
             「:2004」で包摂論の毒が回った
            ように見えます。「:2000」でも戸籍事務以外の部分ではぼこぼこ包摂してますから。言われるほど「全然違う結論」ではない、と思います。

            あと、シフトJISのFDxx/FExx発動という手段があったので、「:2000」→「:2004」でコードの余裕がなかった、ということはないです。
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  • by yasuoka (21275) on 2005年09月03日 10時40分 (#792577) 日記
    「Vista」新フォントは「国語政策的にも正しい」 [itmedia.co.jp]に
    JIS委員の南堂久史氏は、Webサイト「2004 JISをめぐる混乱」 [so-net.ne.jp]で、「従来のJISでは、略字が大幅に取り入れられ、日本の伝統的な文字遣いが犠牲になってしまっていた」などと、新JISで正字体を採用した経緯を説明。略字を使っていた一部機関などに犠牲が出ることを詫びつつも、正字体の必要性を訴えている。
    って書いてあって一瞬ギョッとしたんですが、今見ると
    初出時、「JIS委員の見解」として掲載した部分は、JIS委員のものではありませんでした。お詫びして訂正いたします
    に訂正されてますね…。
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