alpの日記: 番外:U+4EDD 縁起 2
日記 by
alp
- 事実関係の個人的なメモ (完全に漢字ヲタクレベル)。
安岡さんの日記 の numa さんのコメントではあたかも修正が ISO 10646:1993 ベースで行われたかのように読めますが、これは事実と異なります。実は Unicode 1.0 の仕様書は、Latin 部と漢字部が二分冊で出ていまして、Latin 部は 1991/10, 漢字部は 1992/6 に出版されています。実は漢字部が出た際に、書籍の挟み込み Addendum として Unicode 1.0.1 という一種の Errata が出ていまして、その時点で「仝」を U+4EDD に、JIS マークを U+3004 にマップの変更を行っています。従って、外向きには 「仝」という文字が二カ所にマップされていたことはありません。但し、その際の分類は "Character Unified"、すなわち U+4EDD に包摂した、という扱いであることが明記されていますから、Unicode consortium 内部で別文字として元々扱われていたらしい、というのも確認可能です。
U+3004の変更 (スコア:1)
Re:U+3004の変更 (スコア:1)