azkの日記: (いまさら)スパコンの事業仕分けについて 2
72分の録音を聞かせていただいたので。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8793858
個人的には以下の議論?がキモだったと思いました。
- 「ベクトル+スカラーの複合型」から、NEC等の撤退により「スカラー単独のアーキテクチャ」に変更となりましたが、これについて、仕様変更に伴うソフトウェアの問題、技術者の問題、撤退に関する契約の問題、これらを鑑みた予算とその配分について総括し、ひいてはプロジェクトそのものの方向性や進め方についての見直しをはかりましたか?
(ちゃんと検討してる・・・よね?)
⇒ (答えられません。)委員会ではスルーだったんですが。
- 「10ペタのスパコンで世界一を取ることが大事な目的です」と言いますが、既に米国などではこれを超えるスパコンの計画があがっており、このスパコンが完成しても1位でいられる期間はごくわずか、タイミングによっては完成時点で既に1位ではない可能性も考えられることは、素人でも知ってる話です。
本当は別に大事な目的があって、1位を取るのは副次的な要素なんでしょ?
たとえ予算の問題で1位が取れなくなっても、このスパコンを作ることで科学技術の発展に有意義な何かがあるんでしょ?
(お願いだからそう答えてよ・・・)
⇒ いや、1位を取ることが目的です。(キッパリ)
うは、これは無理だわ。プレゼンが下手とかいうレベルじゃない。
これで満額OKとかいう結論を出しちゃったら、仕分け人がグルか、仕事していないことになるわな。
仕分けそのものの存在意義が問われちゃう。
で、説明者が「見直しによる予算の(多少なりともの)削減」という期待された落としどころを無視して、「予算満額獲得で目指せ世界1位、じゃなきゃ無意味」という無理ストーリーを選んじゃったと。
これじゃ仕分け人の立場からは「1か0かと言われれば・・・0としか言えんわな」というオチだよね。
以下、気になった点。
- 「事業仕分け」に懸かる案件は多かれ少なかれ何らかの瑕疵を抱えてる案件、少なくとも、財務省主計局の視点で「ツッコミどころ」のある案件とされていることは、官僚レベルである程度想定可能なはずだと思います。
なのに文科省や理研は「部会や委員会や審議会を通過したので」の一本槍で凌げるとか、本気で考えていたんでしょうか? - NECの撤退とアーキテクチャ変更にまつわる諸問題について、いとも簡単にスルーさせた委員会の立場はどうなるのでしょうか?
この話題に興味があって、まだ元ソースを聞いてない方は是非ご一聴を。