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beroの日記: 英国は印税は50%、日本は10%

日記 by bero

英国で、電子書籍の印税を巡る戦い

日本の書籍の印税は10%・・ということを、佐々木俊尚さんのツイッターか「電子書籍の衝撃」のどちらかで目にした。

 英国(米国も?)は著者取り分が50%だそうである。これを聞いて、私は非常に驚いた。例えば日本語と英語で本を書いた場合、日本語では本当にせっせと大量に売らないと、なかなかまとまった収入は期待できない。英語だと半分なのだから、非常に効率が良い稼ぎ方になるだろうーあくまでも仮定の話だが。

これだけ読むと日本の印税率が異常に低く感じるが、日本だと定価の10%のことだが、英国の50%というのは卸値か粗利に対する値では?

ソースは多分この記事

In particular, in contracts for works produced since agents started discussing royalties for electronic books, publishers have at most been willing to offer authors 25% of net revenues on e-books, compared with the typical 50% split for printed books.

revenues て収入、収益の両方の訳があるが、売上?粗利?のどっち? 仮に粗利とする

卸値が小売の50%で、印刷・製本が定価の20%(卸値の40%)とすると出版社の粗利は60%。ここから50%の印税とすると、0.5*0.6*0.5=小売の15%になるので、日本と大して変わらない(日本でも著者実績により5-15%位幅があるらしい)

ていうかそのものずばりの数字があった。推測とだいたいあってる
電子書籍はもっと安くならないのか? リアル書籍とコスト構造を比較!

まとめ: 比率(%)を見るときは分母に注意しましょう

おまけ:
半分に減った -> 50%の減少
元に戻った -> 100%の増加

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