bugbirdの日記: 「受容」をユーザ(!= 顧客)に強いている SI'er
日記 by
bugbird
まぁ、ひたすら納期短縮とコストカットを強いる顧客にも問題があるのだが、最近はこう云う事例が多いよね。都市銀行の統合のときとか、副都心線開業のときとか。
以前『最適化は脆弱性をもたらす』と書いていたわけだけど、これらの事故事例はそういった最適化による物じゃなくて、要するに要件設計の段階で安易にリスクを受容している(というか、正確に言うと見落としているのか、勝手にユーザに受容させている)のが原因。まぁ、昔に比べるとはるかにシステム要件が複雑になっているから、設計のリスクが大きくなっているのは事実だろうけれども、それを言い訳にするのはプロじゃないと思う。
つか、今時のプロならば、そう云う複雑性に対応するためにこそ、設計の段階でちゃんとリスク評価(ステークホルダのうち、誰がどのようにリスクを受容(するのか|させてはいけないのか))が出来るようになっているべきだと思うのだけどね。
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