cyber205の日記: Yahooの「Intel A110プロッセ800MHz」 6
> CPUはIntel A110プロッセ800MHzを採用し、ディスプレイは1024×600画素の5.6型ワイドSVGA液晶を搭載する。
> メインメモリはDDR2 SDRAM最大1GBに対応する。
> HDDは標準20GBでカスタムメイドで40GBまで選択できる。
> 無線LANは、「なし」または802.11a/gが選択できる。
A110プロッセ…?
あまりに変だったので検索してみたら、
IntelがUMPC向けに発売したA100/110プロセッサ(Stealey)というのがあると知った。
本田雅一の週刊Mobile通信によれば、
> クロック周波数(600および800MHz)とキャッシュサイズ(512KB)、FSB速度(400MHz)、
> 基本的にはIntel Coreのアーキテクチャを用いたプロセッサであるが、
> Virtualization Technologyや64bit命令は実装されていない。
> グラフィックスやI/Oもチャネル数、メモリクロック、メモリ容量(最大1GB)等に制限がある。
へぇぇ、結構面白そうじゃん。
でも値段が高いのなら買わないわ。消費電力は問題なさそうだけど。
Intelの底力は凄いな。
Pentium4であれだけ失敗した後で、こんだけたくさん製品作ってもまだ潰れない。
そして、多分Intelはx86アーキテクチャでPDAから一般のPC、大型サーバまで
全て占領するつもりなのだ。(ARMうりっぱらっちゃったしね)
今やPCに関してはプロセッサベンダでメインストリームになれるのはたったの2社、
チップセットメーカーも少なくなったし、マザーボードメーカーは既に
チップメーカーの出すボードにコスト的には太刀打ちできなくなった。
Intel純正マザボが一番安くて速く、安定しているのでは勝負にならん。
(だから今は高級化によって生き残りを図っている状態だと聞く)
電卓戦争の頃も、誰でも電卓が作れるチップのせいで多くの国産電卓メーカーが乱立したが、
その後に物凄いコストダウン競争が起きて、結局国内ではシャープとカシオしか生き残れなかった。
(今だと100円SHOPのノーブランドモノ[多分中国製]もある?)
PCも既に性能が倍々ゲームで伸びた面白い時代が終わって、
性能アップに加えてコストダウン競争の激しい結晶化の時代を進んでいるのだろう。
だから、テクノロジドライバとしての牽引役は、次のガジェットに譲る時期がそのうち来る。
おそらく、大きさはパソコンより小さく、しかし携帯電話よりは大きいものになるらしい。
UMPCなんかはそのへんのセグメントにIntelを売り込むための規格に違いない。
だけど、そのサイズに存在するPDAって市場は、イマイチ伸び悩んでいるのだよな。
Linuxのようなオープンソース陣営が踏ん張ってりなざうみたいなマシンが多量に出てくるのか、
WindowsがコンパクトになってWindowsMobileがWindowsLiteになってこのセグメントも占領するのか、
もしくはTRONやSymbianベースのモバイル向けOSが強力になってここに納まるのか、興味深いのだけど、
多分市場を制するのは、このクラスのマシンの便利な使い方を提案できた所だと思う。
みんなマネするんだろうけどさ。
常時接続でIRCができれば使うという人もいるだろうが、一般人にそれでアピールするのは難しい。
しかし、本体の処理能力不足を補うためにも、通信機能はデフォルトで持つべきだろう。
まず、手帳かカードぐらいのコンパクトなサイズでフルにWebブラウジングが可能(これ重要!)なマシンだ。
当然、複数の通信回線を利用した常時接続が可能で(一番安いのを自動で選ぶ!)解像度はだいたい1024x768
5インチ以下の液晶パネル。多分目の限界近いサイズまで小さくすることになる。
(老人は虫眼鏡が必要?いやいや、老人や大画面が好きな人は相応のサイズの表示器を買うのですよ)
で、以前に出ていた「GOOGLEカード」をちょっと分厚くしたようなサイズになるんじゃなかろうか。
本体は別にウォークマンサイズのパッケージにまとめ、表示部と操作部だけが手持ちサイズのカード、
というのもいいな。本体は腰のベルトにつける。カード内だけでもある程度の情報処理はできるけど、
本体を追加するとさらに強力な通信機能、ストレージ機能を利用でき、もっと柔軟な処理も行える。
本体と表示部の通信はBluetoothあたりの近距離無線LANプロトコルを使えばワイヤレスにできていい。
要は、ムービーの出るiPodにパソコンの機能+通信能力を追加したようなものになるんじゃないかな。
こうして「検索エンジンを使った電子辞典+他人とのコミュニケーション機能+音楽・動画再生」が
常時接続で可能なデバイスというあたりに次のモバイルマシンの落としどころがあるような気がする。
なんか、「分離型りなざう」みたいな感じだが。
これでは弱い?もちっといいアイデアが浮かばないとダメかな?
canon電卓 (スコア:1)
ヽ( )`ω´( )ノ
Re:canon電卓 (スコア:1)
やたら使いにくかったような記憶があります。
そっか、3社ぐらい生き残ったのか。
次世代モバイル (スコア:0)
車に常時コンテンツを搭載するのではなく自宅や他人、既存メディアとブロードバンド通信を
行って…のようなのを夢想したことがあります。
(今でも簡単な情報はコンテンツ不要だと知っていますが)
でも、結局そんな程度の事ハードの世界の人は出来ると解ってるけど、
インフラ既得利権の壁、コンテンツ既得利権の壁がさせないのだろうなと。
携帯電話にどこでもメモ出来る程度が、自由にモバイル出来る限度なのかも。
日本では。
ブラックベリーさえ…
Re:次世代モバイル (スコア:1)
タイヤがついて、人と荷物を載せて道路を走っていろんな所へ移動できるのが基本機能だけど、
手軽にいろいろ改造して遊べるのも良いところです。(悪用も簡単にできちゃいますが)
人間が手軽に持ち運ぶサイズを考慮しなくていいから結構大きくて重いモノでも載っちゃうし、
発電機が標準装備だから燃料があってエンジンが回っている間は、無茶しない限り電源の心配も無い。
面白い使い方をしたくても、ネックになるのはやはりインフラ…ですか。
確かに、無線通信というとアマチュア無線なんかもあったわけですが、
自由にデータを流せるわけでなし。(暗号通信禁止、一定時間毎に呼び出し符号の送出が必要…だったはず)
道路情報サービスとかも、以前からある1620kHzのAMラジオだけでなく、
最近はVICSのビーコンも道路に設置されているとは聞くのですが、手軽に使えるとは言い難い。
スカイネット(成層圏プラットフォーム)みたいなのが欲しいですね、衛星の通信帯域は高価だし。
米国だと、寿命の来た通信衛星のトランスポンダは結構「衛星ラジオ」に転用されているのですが。
ブラックベリーって、ポケベルの進化した奴だそうですが、日本では携帯電話があるから
あまり普及しないのだと思います。あれ使えば簡単にインターネットに出られちゃいますから。
Pen4は (スコア:0)
なんたって未だに売られている位に。
Re:Pen4は (スコア:1)
根強いブランド信仰もあったでしょうし、価格競争する余力があるから値段も下げられますし。
実際、プレスコットコアはノースウッドコアと同クロックでは同価格かそれよりも安かった。
キャッシュを倍にしても、パイプラインステージの増加によって生じたロスは大きかったので、
性能は先代のコアとほぼいっしょ、だから値段もいっしょ。
技術的にダメなのを価格で無理矢理帳尻を合わせた感があります。
この時期には利益率の高いハイエンドでAMDの大幅な躍進を許したので、
シェアを奪われたという観点から見ると商業的にも失敗なんじゃないかな。
Pen4はどっちかというと、ゴリゴリにチューンして高速クロックでひたすら回す用途、
いわゆるHPC(High Performance Computing)には結構いい感じで使えるらしいのですが、
一般のPCに載せるにはちょっと高クロックに偏重しすぎて使いにくいプロセッサだと思います。
メディア処理、エンコードとかには確かに威力を発揮しますが、普通に使っている時は
「思ったよりクロックの割に全然速くない」というのが正直な所ですね。