cyber205の日記: 音楽業界はもはや末期症状なのか? 13
日記 by
cyber205
「これでは新人が育たない!」ベスト盤しか売れなくなった音楽業界の悲鳴
>「CDセールスの落ち込みが、ついに来るところまで来たという印象です。
>Superflyが異例のヒットを飛ばしたのは好材料ですが、他の落ち込みがひどい。
>オリジナルアルバムの売り上げだけでは利益を確保できないため、
>各社ともベスト盤のリリースに走っています」(同レコード会社関係者)
時期的に「夏枯れ」と言われる不毛になりやすい時期ではあるのだそうだけど、
売れないのは違法にアップロードされたコンテンツが原因とか、もう言ってられないらしい(笑
出せるコンテンツ作りのほうが破綻してきているというのは先が無いだけに怖いね。
でも正直、音楽データをほとんどデータとして扱ってる自分にとって、わざわざ音楽を
CDにする意味があるとは思えないよな。レンタルはしても、買わないよ。
歌手すら今では不要になりつつあるしね。合成音声でバリバリ歌えるのだから。
J-POP (スコア:1)
音楽以外の楽しみも増えたし、落ち込むのは仕方ないですよね。
しかも、需要も供給も多様化したので、1つ当たりの売り上げは特に落ちるでしょうが、ネット配信のせいで、逆にロングテイルは伸びているんじゃないでしょうか。
「Dragosta tin tei」なんて、ニコニコ(等)が無ければ日本でほとんど売れてなかったでしょうし。
最近のJ-POPにも良い曲はありますし、ちょくちょく買ってますよ。(もちろん以前ほどではないですが。)
リラックスしたいときに音楽は欠かせませんしね。
うーん、コメントと言うよりは自分の日記みたいになってしまってすみません。
Re:J-POP (スコア:2)
最近は全然、いまどきの流行歌というのか、歌謡曲ってのを聞いてないんですよ。
クラシックとかは聞いてますけど。
それを「業界が腐っていて面白い曲、いい曲がなくなってしまったからだ」
って言う人もいますが、多分半分しか当たってない。
おそらく本人も年齢を重ねて、並大抵のことでは感動しなくなってるのだろうなと。
「Dragosta tin tei」って、「のま猫」のアレ [cuhkacs.org]ですね(笑
アレも販促に使ってのま猫を登録したあたりで微妙に残念な結果になっちゃったような気が。
音楽関連は権利をしっかり取得しないとアレなわけで、ああいった囲い込みは常識なんでしょうけどね。
しかし結局のところ、2ch含めネットにいる連中がかなり過剰反応だったような気もします。
ニコニコでの事ですが (スコア:1)
最近はVocaloid等で楽曲を作っていた作詞/作曲家の人たちと、
その曲を独自に「歌ってみた」歌い手さんたちが組んで、
オリジナル曲を発表するケースが増えてきていたりもします。
ので、合成音声があれば歌い手が不要という感じには、
(作り手、歌い手共に)なってないんじゃないかなぁ、と。
かといって、今のいわゆる音楽業界が微妙なのは変わりないのですが(苦笑)
裾野の方にある良いコンテンツを、聞く側が発掘しやすくなったので、
従来の手法が通用しなくなっているのは確かでしょうね。
Re: (スコア:0)
>裾野の方にある良いコンテンツを、聞く側が発掘しやすくなったので、
>従来の手法が通用しなくなっているのは確かでしょうね。
というか、今は裾野という場のコミュニケーションを通して楽曲と出会うようになってきた。
従来はカラオケ用などの機能的楽曲を通して場のコミュニケーションが形成されていった。
裾野の隅々までコントロールするには、今までの既得利権(放送経路)をリセットしなければ、
有効な打開策を打ち出すのは難しいのですが未だにドラマ・CMのタイアップに期待ですからね。
あほかと。
Youtube等で無料配信する地道な デジタルドサ回り [wikipedia.org]と、プレミアなライブであ
Re:ニコニコでの事ですが (スコア:2)
>音楽なんて(比喩的な意味は別として)聞かなくても死んだりしないアテンションエコノミー商材。 [seesaa.net]
この話、ゲーム業界とかも同じなんだよなぁ…。
(無くたって死にやしないし、興味もってもらわないと買われない)
根底にあるのは、多分みんなバブルの時みたいに無駄に使える金を持てなくなったことと、
ネットの力が大きいですが、いろいろ情報ソースが利用できるようになったこと、
(そのために携帯電話やネット利用料金が消費され、他に消費へ回せるできる金額は減る…)
そしてだんだん情報過多に適応した賢い消費者が増えているというのがありそうです。
# 実態は多分、検索エンジンの利用や口コミ、価格比較サイトの利用上手なカスタマーが増え、
# 簡単な娯楽ならネット上で大概のものは提供されているのでソレで済ませてしまうという辺りでしょうね。
音楽業界終了のお知らせ…? (スコア:1)
「キャラの立った新人」がいなくなった。出てくる新人といえば,前に売れた何かのパチモンばっか。
ベタなモノばっかなんで,新曲を聴いてても,なーんにも楽しくないんです。
「新人が育たない」というか,今まで「新人を育ててこなかった」ツケが来はじめた,というフンイキですね。
増えないモノは減るしかありません。ミュージシャンも,リスナーも。これから先の音楽業界がどこまで持ちこたえるか,心配になってきます。
あるいは,ニコ動のように,業界の外にミュージックシーンができるかもしれませんけど。
Re: (スコア:0)
80~90年代 Jポップス時代に、60~70年代がメインの人たちの思っていたことの様に。
そういう音楽の変遷を見てみると流行と嗜好の違いってのが結構顕著だと思うさね。
そういや、最近はテレビとのタイアップでの流行というのは少なくなったかな?
肝心のテレビが、趣味の多様化に飲み込まれた部分が結構あるから。
つまり流行のセグメント化が進んできているのかもね。
Re:音楽業界終了のお知らせ…? (スコア:2)
消費嗜好が多様化して、マスメディアにバリバリ宣伝を打てば消費者を洗脳できた時代では
なくなっている、という意見はアリでしょうね。
テレビ離れはよく言われますが、要は若い人だと別のメディアに接する機会が多いということなんでしょう。
いまだに団塊世代はテレビをよく見ていますから、その世代に合わせて老人向けに番組が変化しているので、
内容も若い人に合わせて作っていないというのが、ネットでTVが叩かれやすい原因かなと思ったりします。
多分、古い順に新聞・書籍、テレビ、そしてインターネット上のBBSと世代ごとに情報源が変遷しているっぽい。
しかし、メディアが進化して、そのおかげで公平にモノを見られるようになっているかというと、
さにあらず。「今や誰もが公平かつ自由にネットを使えば発信できる時代」とか言ってる奴は、
とんでもないアホウなんだろうなと思ったりはします。
実際、2chには既に幾つかの方面から派遣された工作員が活発に活動しているようですし、
第三の波 [wikipedia.org]がやってきて情報なしには生きられない時代にはこういう
暴れやすい情報源を手なずける仕事も必要とされているのでしょう。
P.S
音楽業界もそろそろ再編に入らないといけない時期なんだろうな。
もう、先日亡くなった「マイケル・ジャクソン」のような
スーパースターは生まれることがない環境になってきているし、
かといって人類から音楽文化そのものが消えるとはとても思えない。
多分、CDを買いあさったり、レンタルショップに足繁く通わなずとも、
ネットで好きな曲が好きなように聴ける環境があたりまえになるのでしょう。
iTunesなんてそういう環境を先取りして作ったようなモノだろうと思います。
歌手不要 (スコア:0)
まあ聞き手がカップラーメンで満足する時代に生麺の本格ラーメンは不要。
つまり言ってることはそういうことだね。
‥なんというか、不毛な時代になりつつあるなぁ‥。(苦笑
一方的送信ではアテンションが取れない時代 (スコア:0)
>まあ聞き手がカップラーメンで満足する時代に生麺の本格ラーメンは不要。
>つまり言ってることはそういうことだね。
ちょっと違いますね。
生麺の本格ラーメンといえる音楽は固定客が安定して買っているはずです。
しかしカラオケだけでは、はっきりそれだけの差別化が出来る時代では無いですから、
どれだけの商業音楽が生麺の本格派と言えるのかは難しい時代です。
(まさかメジャーレーベルからCD出したら本格派ではありますまい)
かつて、歌モノには機械には無理な技巧を使える人間が必要という常識がありました。
逆に言えば肉声であることは、技巧を駆使できる人間に依存してい
Re: (スコア:0)
少なくともいまのVolcaloidが肉声を代替できるとは思いません。
Perfumeの声の処理は特殊な例で、そればかりがボーカルなわけではありません。
なるほどあの処理ならばVocaloidで代替可能かもしれませんが。
電子楽器の発達によってそれまでのアコースティックな楽器が衰退したかというと、
衰退はしてますが完全に代替できてはいません。
音楽の配布業者がいろんな狼藉を働いたからといって、従来の音楽が死んで良いとは思えません。
Re: (スコア:0)
よほど悪い環境で聴かないと(iPodで製品添付のイヤホンで聴くとか)、それも無理だな。
そこそこの環境で聴いても違いは歴然だもの。人間の表現力を甘く見ちゃいけません。
よく聞くじゃない。普段安いミニコンポあたりのユーザがいいオーディオセットで聴いた時の
「CDにはこんなに情報量が含まれていたのか!」という驚きの声が。
そういう分かりやすい例を持ってこなくても、ちょっと聴きやすいヘッドホンあたりを
使えば差はまだまだ大きいと感じるレベルだよ。
Vocaloidはそれなりに聴けるレベルにはなったけど、言い換えればそれ止まりが現状。
シンセが生楽器に近くなったと言われても越えたとは言われないのに、それより複雑な発声を
代替するにはまだまだ先が遠いよ。今はなんとか使えるレベルになっただけなんだから。
Re:一方的送信ではアテンションが取れない時代 (スコア:2)
音楽を作るための音源に対する要求は、これからもどんどん高度化して
あらゆるものをエミュレートできる世界になることが要求されるのか?
と言われると、多分違うんじゃないかな。(その方向性だとテクノとかは明らかに「退化」だし)
音楽を聞くユーザのほうに贅沢を言わない連中が増えてくる可能性もありそうです。
下手するとMP3で圧縮した「いつも聞いてる音」のほうが高品質で聞きやすい [srad.jp]
と感じる人もいたりするぐらいですからね。
若者に多い「ながら聞き」にハイクォリティな音源が必要とは、思えないのだよなぁ。