don_takosの日記: Samsungの半導体製造技術がHynixなどに流出か 2
日記 by
don_takos
Samsungの半導体製造技術がHynixなどに流出か,米Applied Materialsの複数社員が逮捕
2010/02/04 16:51
大下 淳一=日経エレクトロニクス
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100204/179929/
なぜこんなことになるんだろう。
AMATの人は、装置をHynixに売って売り上げを確保したかったというのはわかる。
Hynixの人は、ライバルに技術的に追いつきたかったというのもわかる。
Samsungの中の人は、AMATとHynixに技術流出させる原因がわからない。
待遇に不満があり、買収されたんだろうか。
成熟したプロセスを流すだけの仕事では面白みもないし待遇も低いだろう。
技術の低いライバル社はとても大事にもてなしてくれる。
開発技術者も同じプロジェクトに長期間塩漬けにしておくと駄目なのかもしれない。
気をつけよう。
韓国の製造ラインは日本人技術者が立ち上げたのでは (スコア:2)
確か、サムスンの初期半導体製造ラインは日本人技術者が技術指導してたはず。 [wikipedia.org]
>バブル崩壊後、サムスン電子には77人の日本人が技術顧問で在籍していた。
>またサムスン電子の外国人技術者の殆どは日本人だった。
>松下電器、三洋電機、シャープ、東芝、NEC等の製造業出身の日本人技術顧問には技術移転が命ぜられた。
> 日本人顧問への業務内容としては、家電事業、AV機器事業、半導体事業などで使用している製造装置の
>現況調査、人事情報を基にした日本電機企業の組織図の作成、東芝出身の顧問にはフラッシュメモリの技術移転、
>資金難に陥った東芝にフラッシュメモリの共同開発を勧める提案などが命じられた。
日本で技術者が冷遇されている間に呼び寄せて厚遇して、どんどん技術を盗んだ(学んだ)のですね。
多分、どこでもやってることでしょう。日本でもその昔、当時のIBMの新型機に関して情報を
買おうとして、工作員が捕まった企業があったはず。
もとより、技術は自分で開発するか、パクるか、もしくはライセンス結んで教えてもらうかですが、
技術者があぶれてるならそれなりの待遇を用意して引き抜いたほうが効率はいいわけです。
シリコンバレーで盛んに行われたヘッドハンティングなんかも同じ考えだと思います。
それがダメなら、次は盗む。産業スパイを送り込むか、内通者を買うか。
# AMDに勤める彼女のためにIntelの機密情報を「プレゼント」して捕まった男もいましたっけ。
情報がAMAT経由で流出したというのにはやはり訳があるのでしょうね。
というのも半導体製造装置は、その製造ラインに関する特許以外の企業秘密も
ある程度は明かさないと作ることができません。他の機械と組み合わせて、修理以外では
人手によらず動き続ける関係上、装置本体とその前後の機材に関する情報は必須だし、
製造装置そのものもクライアントの要求でどんどん改良されながら、他にも販売されるから、
「製造装置の使い方=どっかのクライアントの企業秘密」となることは十分にありえる。
だから、競合する双方の秘密を知る会社を経由して、情報が流れるのはありがちな話だと思います。
結局、どこまで流出を許容するかという話になるんじゃないでしょうか。
捕まったということは、それまで協力したきた関係が何らかの理由でこじれた結果
報復措置が発動したという可能性もあると思います。
Re:韓国の製造ラインは日本人技術者が立ち上げたのでは (スコア:1)
cyber205さん、コメントありがとうございます。
「どこまで流出を許容するか」とお書きになっておられますが、
経営戦略的に囲い込みとブラックボックス化を進めるべき技術と、
実装コストダウン、世間への普及へのために積極的に外部に開示、アライアンスを進める技術の
判断の統一的な基準についてはなかなか学ぶことができませんね。
製造業では設計開発、生産のさまざまな段階では外部の組織、会社との協働作業になる
ことが多いわけですが、「どこまでを自社囲い込みでやるか」、「秘密保持契約が破られたときの
対応」、「知財による防衛」、「自社専属の下請け会社のような都合の良いものを構築したとして
経営安定にどこまで協力するか」など、勉強させていただくことは多いなと思います。
コメントに感謝します。