パスワードを忘れた? アカウント作成
65273 journal

exの日記: googleブック検索がなぜ米国外の著作物も対象とできるか

日記 by ex

昨日ちょっとMIAUの公開雑談所にて行われた定例チャット「MIAUのバーチャルオフィスアワー」にて、googleブック検索の話をしてきた。まぁ纏めてみないといけないわけだが、一部抜粋する。
昨日のログは以下なので、とりあえず興味がある人は全部読んでみるといいかも。
http://www.lingr.com/room/miau-talk/archives/2009/02/25

んで、なぜ米国外の著作物も対象とできるのか、って事ですが……

////////////抜粋////////////////
今回の決定で面白いのは、少なくともgoogleは米国で出版されていない本を含めこの決定は有効だ、としていることです。これは日本ではあまり馴染みの無い概念である訴訟の形態であるところの 「クラスアクション」によって訴訟がなされ、それについての和解が成立しているからです。米国内においてその効力は発揮されるわけですが…… クラスアクションについては、このサイトが詳しいでしょう。
http://tsukuba-academia.com/sf02.html
クラスアクションによって訴訟が起こされる場合、まずその訴訟について効力を発揮するのがどのようなグループであるのかを確定します。 その確定されたグループに属す人、今回の場合「著作権者」となりますが、それは自動的に判決・和解の効力が及ぼされることになります。 当然、その範囲に含まれたくないと考える人がいるので、そのために「opt-out」を行う機会が設けられます。それが今回のgoogleの公告によって儲けられている期間です。 今回、googleが「望まない人は申し出ろ」という方法を取っているのは、これはgoogleの傲慢ではなく、単にアメリカの法的手続きに沿っているからにすぎないといえます。
////////////抜粋////////////////

まぁ、そんでその「クラス」が、米国内で著作権が有効な場合、っていう範囲になってるってことですね。
何個かタレこみされてるみたいだけど、自分もまとめてタレこんでみようかなぁ。三田氏が「届け出なければ権利が保障されないのはアメリカ的なやり方だ。アメリカで流通していない日本の新刊書がネット上で見られる恐れがある」っつってますが、なんつーかまぁ、米の「クラスアクション」という訴訟がそういう形になってるんだからアメリカ的でもしょうがないよねえ。少なくともgoogle「だけ」の問題ではない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
typodupeerror

192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

読み込み中...