今更ながら、ノート PC に Linux (Debian) を入れてみた。インストール自体は
素直に行ったのだが、無線 LAN でハマったので、めもめも。
ノートは N10Jc ってヤツ。Atheros のチップが乗っている。思えば、
これがつまづきの始まり。
検索したら、Atheros なら madwifi とあったので、non-free と contrib を
追加して、インストールした。
で、モジュールをロードしてみたら、Syslog にチップの型番らしいのが
幾つか出力された。
そこで初めて chip を確認してみた、XP に戻って。すると、AR928X ってヤツだった。ところが・・・。
これが一覧に無い。あれっ
チップの ID は lspci -nn で見ると 168c:002a 。
そこから、更に検索してみると、ath9k ドライバって話がある。で、
/lib/modules 配下で探してみると、ath5k はあるが、ath9k は無い。
そんなこんなでキーワードを変えつつ
、いろいろ辿って見つけたのが
ここ
。linuxwireless.org にある ath9k のページ。中を見てみると、サポートチップの一覧に AR9280 とかが並んでる。
更に、カーネルのオプション選択画面とかもある。どうやらカーネルソースに
取り込まれたらしい。
結論
AR928X 対応は、Linux では カーネル 2.6.29 辺りでソースツリーに取り込まれた。
ath9k ドライバにより、wlan0 として認識される。madwifi は不要。
確認
Debian の Stable (lenny) のカーネルは 2.6.26 なので unstable (squeeze) に
アップして 2.6.30 で試したところ、接続に成功した。
手順はこんな感じ
# iwconfig wlan0 essid SSID文字列
# ifconfig wlan0 192.168.1.2 netmask 255.255.255.0 up
# route add default gw 192.168.1.1
# ping -c 1 192.168.1.1
ap へは SSID のみ設定。WPA 等セキュリティ向け設定は一切無し。
# iwconfig wlan0 key s:01234567890123
とかしたらエラーになった為、疎通確認のみの為の一時的な設定。
WPA2 設定とか、/etc/network/interfaces への記述は TODO 。
現時点では カーネル 2.6.30 は stable には無いので、unstable を使うか自力で作成するか、となる。
上記の ath9k のページから Go back したページを見ると、ath5k として madwifi が
取り込まれた様に見える。これでモジュールがバイナリ配布されて、ユーザとしては
使いやすくなるのだろう。いや、今までのソース配布もコマンド 1 発(2 発?)だったん
だけど。
さて、再インストールに掛かるか。non-free や contrib を残しておくのもイヤだし、
なるべくなら最初から squeeze にした方が、余計な物が入っていないという
安心感があって、すっきりするから。
追記
その後について、一応、めも。
stable から unstable にアップして、grub から grub2 への 2 段ローダがうざかった
ので、stable でできるだけの事を試す事にした。
pool から 2.6.30 のカーネルを持ってきて dpkg -i して試した所、繋がったので
これでもういいかな、と。
手動での接続しか試していないけど、WPA2 の パスフレーズで接続できた。
ただ、一度、iwconfig で essid を設定してやる必要があった様な気が。
SSID をステルスモードにしてるせいかも。
その後