検索サイトの Ask.jp が 終了する そうだ。 今後は法人向けにサービスを提供するとの事なので、事業の方向の見直しと云った所なの だろう。

検索サービスは現状、ほぼ Google の一人勝ちなのだが、これは「良い」状況なの だろうか。

誰にとっての「良い」なのか。検索サービスを使う側にとって、という事で以下。

コンピュータ業界には、それを考えるのにちょうど良い前例がある。ビッグブルーと 呼ばれていた頃の IBM 。それに続く Microsoft 。そして、今に至る Google 。
これらの企業は果たして、「良い」企業だっただろうか。
個人的には IBM の頃については、よく知らない。が、Microsoft については冗談まじりの ものからシリアスなものまで、多々聞こえてくる。Google については、ストリートビュー 辺りから Evil な面が目に付く様になった。（Google 八分みたいな、目に見えるものも あったね）
これらから導かれるものは、「ガリバーは罪」、または「大企業化は罪」って事だ。
業界を寡占化した者は、その力を背景に自分に都合の良い様にルールを変えがちだ。 また、企業として大きくなると、自分の存続こそが目的となり易いって事も、多く 見られる現象だ。

では、僕らはどうすれば良いのだろう。

一つの解は、「対抗勢力を育てる」だと思う。すなわち、検索では Google は使わない。 できるだけ、他のサイトを使う。そういう事。
例えば、 Mooter、 Clusty、 SAGOOL、 フレッシュアイ などのサイトを使うって事だ。探せばまだあるだろう。日本以外ならなおのこと。

以下、余談
そういえば、ディレクトリ検索も無くなったなぁ。タルい時など、マウスだけで 追っていけるので好きだったんだが。今、確認できてるのは フレッシュアイ 位。まぁ、Yahoo が止めた時から、この傾向ははっきりしてはいたんだが。 （Yahoo は項目が多すぎて使いにくい位だったが、ここのディレクトリは 項目が少なくて逆に使いやすい。）
ここのサイトにしても、つい最近までトップページに有ったのに、別ページに 移動してしまったし。 結局、検索サイトは検索だけじゃやっていけないって事なのかも。ニュース等の 鮮度の高いものから、地図、翻訳などの便利ツールまで色々と取り揃えて、 ポータル化する傾向がはっきり見て取れる。