gedoの日記: PLCが抱える難題 3
日記 by
gedo
今日PLCについて色々調べていて見つけたのがPLCがダメな理由をヨボヨボと考えてみるというページで、まあPLC推進派が語らないPLCの欠点をあげたページです。
それを一通り読んでいてPLCは重大な難問を抱えていることに気がつきました。
それは、内蔵できないと言うことです。
パソコンの世界で標準デバイスとなったものは、これまでもすべからく内蔵され、それができなければ結局よくてニッチデバイスで終わってきましたが、PLCの場合内蔵するには電灯線につながなければならない故の難問であるを抱えていたのです。
ACアダプター問題です。
今や日本では家庭のパソコンの主流はノート型になりつつありますけど、これはことごとくACアダプターで電源を取っています。つまりパソコン本体と電灯線は直接つながっていません。もしやるとすれば、PLCモデム内蔵ACアダプタ(今のところパソコン本体用は見つかりません)しかありませんが、その場合DC供給ラインにデータ線を入れるか(その場合、接続部の規格をどうするかという問題もある)、DCとLANの2本ケーブルが必要になります。デスクトップにしても、電源ユニットに特別な配慮が必要です。
さらに最近はPSPやニンテンドーとかiPhoneとかネット対応携帯機器が出ていますが、これらは携帯機器ですので当然電池で動いています。通信のためだけに電灯線につなぐとしたらマヌケですので、この場合いずれにせよ無線LAN設備は必要です。
そして、いまや家庭用ブロードバンドルーターにもノート型パソコンにも無線LANはすでに内蔵され、自動設定技術も進歩し、到達距離も伸びていきました。
一方、PLC関連企業は短波帯の無線通信への妨害対策に真摯に向き合わず、短波帯にIT業界のやり方をゴリ押しした結果、成田空港問題のように話が拗れるだけ拗れて、性能向上や内蔵化などの技術開発も停滞し、規格統一すらできず、もはや無線LANに対するアドバンテージが全て陳腐化してしまったようなのです。
PLC開発に金つぎ込んだ企業は残念でしょうけど、PLCは普及しないまま収束の運命をたどりそうです。
それを一通り読んでいてPLCは重大な難問を抱えていることに気がつきました。
それは、内蔵できないと言うことです。
パソコンの世界で標準デバイスとなったものは、これまでもすべからく内蔵され、それができなければ結局よくてニッチデバイスで終わってきましたが、PLCの場合内蔵するには電灯線につながなければならない故の難問であるを抱えていたのです。
ACアダプター問題です。
今や日本では家庭のパソコンの主流はノート型になりつつありますけど、これはことごとくACアダプターで電源を取っています。つまりパソコン本体と電灯線は直接つながっていません。もしやるとすれば、PLCモデム内蔵ACアダプタ(今のところパソコン本体用は見つかりません)しかありませんが、その場合DC供給ラインにデータ線を入れるか(その場合、接続部の規格をどうするかという問題もある)、DCとLANの2本ケーブルが必要になります。デスクトップにしても、電源ユニットに特別な配慮が必要です。
さらに最近はPSPやニンテンドーとかiPhoneとかネット対応携帯機器が出ていますが、これらは携帯機器ですので当然電池で動いています。通信のためだけに電灯線につなぐとしたらマヌケですので、この場合いずれにせよ無線LAN設備は必要です。
そして、いまや家庭用ブロードバンドルーターにもノート型パソコンにも無線LANはすでに内蔵され、自動設定技術も進歩し、到達距離も伸びていきました。
一方、PLC関連企業は短波帯の無線通信への妨害対策に真摯に向き合わず、短波帯にIT業界のやり方をゴリ押しした結果、成田空港問題のように話が拗れるだけ拗れて、性能向上や内蔵化などの技術開発も停滞し、規格統一すらできず、もはや無線LANに対するアドバンテージが全て陳腐化してしまったようなのです。
PLC開発に金つぎ込んだ企業は残念でしょうけど、PLCは普及しないまま収束の運命をたどりそうです。
乗り遅れた技術 (スコア:3, すばらしい洞察)
なんともひどい話だ…
全体から立ち昇る「だめぽ感」が香ばしくてしょうがない感じです。
「こりゃダメだ、やめちゃえ」って言える人、いなかったのかな。
官民挙げてのメンツの問題もあるかと (スコア:1)
さすがに官民挙げてここまでやっちゃうと、失敗を認めると誰かが責任を取らなきゃいけませんから、さすがに自ら責任をかぶってまでやる人はいないと思います。
関係者は、官の方では出世の道は閉ざされるでしょうし、民の方だって良くて左遷、この様な世の中では下手をすればリストラ候補ですから、RFワールド [rf-world.jp]3号にどうにか提灯記事を載せたり、なりふり構わず必死という感じがします。(しかしCQ出版社 [cqpub.co.jp]もよくこんな名前が泣くような記事載せたものです)
そもそもの目的である安価なラストワンマイルとして競合技術に勝つどころか使い物になりそうもなくなった時点で止めておけば良かったのかもしれませんけど、屋内向けとして存続を図った時点で迷走が始まった気がします。
とりあえず (スコア:1)
実際にどこまで届くのか、HF帯にどれだけの影響が出るのか試したい所です。
#そして数年後には利用禁止になったりして