老人連続殺人事件を契機に作った制度...という事になっているらしい。

姥捨て山の映画(「デンデラ」)に出てなかったか?と思ったら妹のほうだった倍賞千恵子。

老人を死に誘導する仕事というのは、それに従事する若い職員が苦痛だと思っていたらやってられない。
そういう点では、心理形成として、老人に戦争を仕掛けるようなものかも知れない。
紛争地域でテロリストが拾ってきた少年を兵士に育てる過程とどこか似ている。
こういう制度を作って初めて気が付くんだろうなぁ。

題材が題材なので、問題作みたいな見方があるようだが、どちらかというと携わる若者の苦悩が主眼。

叔父さんのアパートで窓の外は冷蔵庫より冷たいとか、雪交じりの天気とか、これは何らかの伏線か?
「夜を走る」でも大変そうだったしね。

それにしても、こういう制度の仕事はしっかりやってもらわないと困るんだよ。
というわけで、スパイ映画なラスト。

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