なんか人気ない(貸切ってしまった(日曜日の回なのに))。

わりとはっちゃけた少女が、なんでこうも(どちらかというと)つまらない大人になってしまったのか。ここの間に何があったのか...
そこに敢えて引っかかってみると、これって、世の中の大人な人達の殆どが実はそんな感じで、若い頃は無謀な夢を追っていたはずなのに、現実に合わせて妥協を重ねていくうちに、なんか普通の人になっちゃう...
だから、この物語の中で自分を重ねて感情移入できる存在であってもおかしくないんだけど、痛々しいのだよ(“イタい人”という意味じゃなく痛々しい)。
普通の人って実は痛ましい。

キャスト良かった。
コテコテのパワハラ上司なんだけど夢を追う難しさを分かってるのは夢に生きているせいでそれって普通じゃない大人は厄介な大人って事?な音尾君とか。
この女めんどくせぇって内心思ってて扱いを間違わない一見気弱そうな作家先生の田中圭とか。
現代ならDVで被害届出せそうな新婚夫の山田裕貴とか(時代設定は前世紀らしい)。
別の意味でこんな大人になるまでに何があったのか気になる新婚婦の内田理央とか。
中川翼と松坂桃李の似せ具合を見るに、雫の大人パートは伊藤万理華なら...ってちょっと思った(たぶん違う映画になるけど)。

.