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hylomの日記: 慣用句の定義(冥福の使い方) 6

日記 by hylom

「赤塚不二夫氏、逝去」でのコメントで、「冥福」の使い方がちょっと議論になっている。

自分のスタンスはコメントに書いているのだが、「この用法が慣用句になっている」というのに突っ込みが入っていた。

よく考えたら慣用句というのは「顔をつぶす」などのように本来とは違う意味で使われることが慣例化している言葉のことなので、これを慣用句というのは意味が違うな。常用されている、と言えばよかった。

で、「冥福を祈る」が常用されているかどうかなのだが、自身の考えとしては「新聞でその用語がその用法で使われているか」を判断基準としている。

で、「冥福を祈る」でasahi.comを検索して見ると、500件以上の記事が見つかった。ということで、この基準からいうとこの用法は間違っていない、と判断している。

しかし、これで突っ込みが入るとは思わなかった。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 「新聞でその用語がその用法で使われているか」が判断基準となっているのが解せません。
    新聞で「Wikipedia」を「Wiki」と書くようになったらそれは慣用句となるのでしょうか?

    間違いを指摘するのは慣用句に対してではなく、それを慣用句にさせたくないためです。

    ら抜き言葉であるとか、携帯電話を携帯と略すのは誰も不愉快に思いません。
    しかし「冥福を祈る」と言う言葉に関しては、不適切だとしているひとが少なからずいます。
    他に適切な言葉(「お悔やみ申し上げます」とか)がたくさんあるのに、
    それを不適切であると知りながら、使い続けるのは「頑固」以上の理由が見いだせませません。
    • >「新聞でその用語がその用法で使われているか」が判断基準となっているのが解せません。
      については、自分にはそれを正確に判断するための知識がないからです:-)。

      新聞社・出版社などでは、記事中の(内容の是非は置いておいて)用字用語に関しては、かなり厳しい校正が加えられ、その新聞社内で設定されている「紙面に使用して良い用語、言い回し」の基準に反している部分は修正されます。

      この基準は専門家が制作しているということで、少なくとも国語をまともに勉強してきていない私の主張よりは根拠があるだろうし、社会的にも認知されているため、とりあえずそれに乗っかっておこう、というだけです。

      あと、「冥福を祈る」を使ったのは「お悔やみを申し上げます」という言葉が思い浮かばなかっただけで、特に他意はないです。

      # 私の語彙は主に新聞から得られているので、新聞で定型句的に使われている言葉しか出てこないのですよ……

      「冥福を祈る」で不快に思う方もいるということは今回の件で勉強になったので、(覚えていれば)使ってみようと思います。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年08月04日 17時34分 (#1396496)
    > 「赤塚富士夫氏、逝去」でのコメントで、「冥福」の使い方がちょっと議論になっている。
    赤塚不二夫

    富士夫は張富士夫でトヨタのエライ人
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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