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kmpの日記: ThinkPad X40でWindows Vistaを使うならReadyBoostは必須!!

日記 by kmp

 ReadyBoostの効用で何が一番うれしいかと言われたら、「HDDのヘッドシーク動作を減らすことができる」点だ。

 Vistaの場合顕著だが、バックグラウンドで動作しているサービスががんがんHDDにアクセスするので、HDDからデータを読み出そうとすると実行中のI/Oシーケンスに割り込んでしまう可能性が高い。結果、ヘッドシークが多発するが、フラッシュRAM上のキャッシュデータがヒットすればこれを抑制することができる。そこでReadyBoostを有効にすると、I/O処理全体が効率的に回る→しあわせ、というわけ。

 スピンドルの回転が高速なHDDや、大容量のキャッシュ(含ReadyDrive)を備えたHDDを積んでいるとあまり感じないかもしれないが、HGSTの1.8インチHDD上には工科大。

ちなみに、ReadyBoostではシステムの起動は大して(あるいは全く)速くならないはずだ。とくに下の方法だとSDカードリーダのドライバが走り始めるまではReadyBoostが有効にならないはずで、ブートプロセス全体が恩恵を受けられるわけではない。

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 ThinkPad X40(2371-GDJ、2004年10月購入、いろいろ改造済み)にWindows Vista Ultimateを導入してみたところ、非常にもっさりしていて、正直厳しい。私はいつかバルマーCEOの「生」デベロッパーコールを浴びてみたいと思うほどMicrosoftびいきだが、この性能要求には苦笑い。

 そこでReadyBoostの登場。某あき●お~で買い付けたpqiブランドの格安SDカード(2GB)を全量割り当てると、あら不思議。凶悪なまでのヘッドシークがぴたりとやんで(なんかテレビショッピングの文句みたいだが、)快適なVista PCのいっちょ上がり。ReadyBoostは、最近のPCではなかなか効果を体験できないとも聞くが、Vistaのホスティングが厳しいPCにとっては、間違いなく救世主だ。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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