鳥インフルエンザ迅速診断法開発される
タレコミ by late_mhk
late_mhk 曰く、
栄研化学株式会社という会社が、国立感染症研究所と協力して、高病原性鳥インフルエンザウイルスA/H5の迅速検出試薬を開発したそうだ。
鳥インフルエンザについては、感染の有無を診断するのに手間取ったことも騒ぎを大きくした原因の一つだ。なにしろ確定診断のためには、ニワトリでもカラスでも疑いのある検体は、茨城県つくば市の動物衛生研究所まで持ち込まねばならず、有性卵を使った培養試験によって結果を出すまでに、最低5日間はかかった。
その間に、養鶏家もマスコミも不安を増幅させ、騒ぎが大きくなった。
一方、現場でもつかえる簡易診断キットは、鳥インフルエンザではないヒトのA型インフルエンザの簡易診断キットで、信頼性が高くない代用品であった。問題の浅田農産では、それが陰性であったので届けをしなかった、という観測もある。
今回の開発は、「確度」と「迅速性」という、2つのハードルを超えるらしい。LAMP法という新しい手法を用いて、高病原性ウイルス特異的なHA蛋白のH5亜型のみを30分という短時間で検出する。検出感度は現在のRT-PCR法の500倍だという。
なおLAMP法とは、SARSウイルスの迅速検査のために開発された遺伝子増幅法らしい。
この試薬開発はヒトの感染をチェックすることが目的だが、ニワトリ、カラス、野鳥、渡り鳥にも使えるようになれば、感染チェックはもちろん、感染ルートの解明にも威力を発揮するだろう。実用試験を積み重ね、現場の獣医レベルで使えるものに、できるだけ早くして欲しいものだ。