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医療

maiaの日記: アビガン錠を中国がパクった? 44

日記 by maia

富士フイルムの社員も出席していた2014年9月に開かれたWHOの専門家会合で、中国の「JK-05」と呼ばれるクスリが、「アビガン錠」と同じ成分であると指摘されていたそうだ(FACTAの記事J-CASTの記事)。「JK-05」は人民解放軍の軍事医学科学院と四環医薬が共同開発したという。この件、今のところ詳細不明。

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  • Favipiravir doesnt work [c-span.org]

    NIHの発表。
    投与量を増して行った実験でも、死ぬまでの時間が遅くはなったが、結局100%死亡。
    短いビデオなので、実験の詳細(感染後何日後に投与したのかなど)は分からないけど、気休め程度にしかならない効き目のようだ。

    アメリカのエボラ感染患者にファビピラビルが使われず、動物実験さえも(エボラでは)試されていなかった薬
    brincidofovir [wikipedia.org])が使われたりして、
    なんかあるんだろうなと思ったら、正式に発表できるまでにデータが出揃う前でも、暫定的にこういう実験結果が出つつあるという話が関係者の間に
    まわっていたのかもしれん。

    • >死ぬまでの時間が遅くはなったが
      それなりに意味あるんじゃないですかね,と思うのは気のせいだろうか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      wikiを全面的に信用するわけでは無いけど「気休め」程度ではないみたいですよ。

      ドイツの研究所がノックアウトマウスを用いて実験を行ったところ
      感染後6日以内なら投与すると100%生存、感染後8日になると投与しても100%死亡みたいです。

      実際にフランス人の看護師に投与されて回復してるようなので効果はあるのでは?

      • マウスには効くけどサルや人などの霊長類には効かないという薬は沢山あるんですよ。
        癌だって、マウスの癌なら完全に治してしまうという薬はこれまでいくつも見つかってきました。
        でも今でも癌が治らない病気になっているのは、そういう薬を人で試してみたら、
        大して(あるいはさっぱり)効果がなかったからです。

        そして、フランスの看護師の件などの今までの人間への投与例では、他の治療法と併用されているので、
        どれがどのくらい貢献したかは、はっきりと分からないんですね。

        でもまあ、すこし病状の進行を遅らせる効果があるというなら、他の治療法と併用して、
        患者の免疫機構が働き始めたり、他の治療法が効き始めるまでの時間稼ぎとして利用価値があるかもしれません。
        大きな副作用などが無ければの話ですが。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          問題はフランスがギニアで今やろうとしている臨床試験。

          薬効をはっきり見極めるには、他の治療とあわせるようなことはせずに、ファビピラビル単独で治療を行わないとだめなんだろうけど、
          サル実験の結果からすると、それをやったら患者にとっては不幸な結果になりそうだ。

    • by Anonymous Coward

      >投与量を増して行った実験でも、死ぬまでの時間が遅くはなったが、結局100%死亡。

      それが100%じゃなくなるのは、人類は神の領域に到達するときだ。

      • by Anonymous Coward

        うん、言いたいことはわかるけど、ここではエボラによる死亡率限定の話だから!

    • by Anonymous Coward

      ... in which , ahm, higher doses and full dose, our tested monley's sent once again latetime death, but, ah, eventually a hundred percent used to fail.
      と言っているように聞こえるが。正しい発音は?

      • 最後は fatal かなやっぱ

      • by Anonymous Coward

        Bottom line up front, it doesn't work. I'm aware of studies we've done in ??? in which higher doses than flu dose.
        We tested in monkeys. Once again, delayed time to death. But eventually, used to 100% fail.

        (結論を先に言うと、それは効きませんでした。私は、我々が ??? で行った、インフルエンザより高用量の投与をした試験での結果を認識しています。
        われわれは、サルを使ってテストをしました。再び病死までの時間の遅延は見られましたが、結局100%失敗に終わりました。)

        • 古い証言だよね。結局

          Bottom line up front, it doesn't work. We... I'm aware of studies with Dan** Sharmars.
          And in which, ahm, higher doses than the flu dose, ah, we tested in monkeys and once again delayed time to death. But ahm, eventually is still a hundred percent fatal.

          • by Anonymous Coward

            古くないでしょ?より高濃度での確認の結果も述べているので。

          • by Anonymous Coward

            WHOの9月3日のレポート [who.int](PDF)にあった、

            Favipivavir/T-705(Toyama Chemical/Fuji Film)
            This has shown effectiveness against EVD in mice, but in animal monkey study only one out of six survived.
            Another study of animals using a different dose regimen is underway.
            サルを使った試験で6匹中1匹しか生き残らなかった。投与量を変えて、更に試験を続行中。

            の結果に触れたのが、10月中旬に公開された件のビデオだと思われる。
            他のニュースなどでサルを使った試験の暫定的なデータは9月中旬に得られる見通し [bloomberg.co.jp]
            といわれていたのもこれのことだろう。

            この結果では、エボラ治療薬としてのT-705の承認は難しいといわざるを得ないだろう。
            少なくともアメリカでは、致死性の高い病気の治療でサルで良好な結果が得られなかったものを、人に試す臨床実験にFDAが許可を出すとは思えない。
            T-705はエボラ治療薬のレースから外れたと言ってもいいんじゃないかな

            • by Anonymous Coward

              これはあまりにもきな臭い成り行きに感じる。
              確かにこの発表があって以降、米国でFavipiravirを選択できなかったというのはその通りだと思うが、一方、ヨーロッパ各国ではZMappが使えない中でFavipiravirの選択適用が続いていて、そうした中でギニアで臨床実験が開始される。
              治療の現場では、猿が死んでも、人間に効かないのが信じられない状況があるのじゃないかとすら思える。

              • by Anonymous Coward

                薬剤を単独で使用した実験が出来なければ、どれが効いてどれが効かないのか分からない。
                だから手に入りやすく、副作用がひどくなく、効く可能性の有る薬があるなら手当たりしだい何でも試す、
                という方針でT-705を選んでいたんだろう。
                ZMappもTK-Ebolaも在庫切れだし、Brincidofovirは動物実験のデータさえないし、という状況で、NIHでのT-705の動物実験の失敗の
                結果を知らなければ、そういう選択をするのが普通。そのままほうっておいたら死ぬんだから、毒じゃなけりゃまず与えてみて損はない。

                てか富士化学工業は薬の提供元なんだから、実験を行うところに対してしていろん

              • by Anonymous Coward

                すみません。
                富士化学工業とか書いてたけど、富山化学工業の間違いでした。
                頭の中で富士フィルムとごっちゃになってる。
                富士化学工業という会社もまたあるのだから始末に悪い。

              • スペイン語判らないので英訳だが、
                http://politica.elpais.com/politica/2014/10/23/actualidad/1414093915_6... [elpais.com]
                The medical team is in constant contact by email or by teleconference, with other European and American hospitals.
                "No one has used the favipiravir in Ebola as we have done," he says.

                つまり、色々聞いた限りでは、彼はまだ有効性を否定するようなデータが揃っていないと思ってるんだよ。
                米国の結果が出た後でフランスのギニアでの治験が確定してるので、ヨーロッパは米国ののバイアスを感じとってるんでしょ。
                http://www.c-span.org/v [c-span.org]

              • by Anonymous Coward

                中学生は陰謀論好きだよねw

              • by Anonymous Coward

                その記事には「スペイン人の医師は米国の試験をあまり信用していない」なんて一言も書いてないが。
                うがちすぎだ。

                記事では、Favipiravirを人に使ったのは自分達が初めてなので、それを発表する論文を準備しているという話をしているだけ。
                スペインのケースでは、回復期血漿と、FavipiravirとZMab(ZMappの前身となった薬)の3種の療法が使われていた。
                繰り返し書くけど、複数の治療法を併用した場合、そのどれが効いたかなんて分からない。この記事に出てくる医師も、知りようが無いし、
                だから記事中でもFavipiravirが効いたなんて一言も言っていない。ただ自分達がどうい

              • by Anonymous Coward

                つまり、色々聞いた限りでは、彼はまだ有効性を否定するようなデータが揃っていないと思ってるんだよ。
                米国の結果が出た後でフランスのギニアでの治験が確定してるので、ヨーロッパは米国ののバイアスを感じとってるんでしょ。

                フランスが11月にギニアでFavipiravirの臨床実験を行うと発表したのは 9月20日 [ebc.com.br]

                スペインの看護師Teresa Romeroの治療が行われたのは10月6日から21日までの間。
                Favipiravirが投与されたという記事が出たのは

              • by Anonymous Coward

                スペイン人医師のインタビュー記事が出たのは10月23日であって、NIHの高用量無効発表の後ですよ。
                知らなかったということもあるかもしれないし、無効とされた薬剤を選択した経過を発表する必要を感じたのかもしれない。
                記事の著者は知っていただろうけど。
                問題は、NIH発表の後、1ヶ月半を経てなおもギニアの治験は実施されるということにある。
                NIHが公表した結果の基礎データを入手せずにそれはできないから。政治的にも倫理的にもね。
                富士フィルムが自分のコントロール下にない実験の公表に反対できるかといえば、政府機関に委ねた場合は、公表が前提でしょう。
                米国内の実験に関して報告が義務づけられているだけの場合は、結果だけをNIHが入手して公表した可能性はあるが、治験に薬剤を提供しながら、一方では報告済みの実験のデータの提供を拒むということはあり得ない。公表されちゃったんだから。

              • by Anonymous Coward

                知らなかったということもあるかもしれないし、無効とされた薬剤を選択した経過を発表する必要を感じたのかもしれない。

                いやいや、記事の中で
                「実際何が効いたのか分からないけど、事実の中に興味深いものが見つかるだろうから、他の人の参考になるように」公表する、
                って理由をはっきり言ってるだろう。
                「米国の試験をあまり信用していない」とかじゃなくて、何が効いたのか分からないのでとりあえず自分達がやったことを
                そのまま皆に報告するということを話しているだけだ。

                Favipiravirの投与を決定したのは、その時点で効かないというデータはまだ出

              • あなたの話は正直言って理解不能です。
                まるで、映画の観客が間抜けな登場人物の行動を揶揄しているような印象があります。
                フランス政府とMSFが情報なしで行動していて、NIHも情報の伝達を行わず傍観しているという樣な。
                あなたが心配している部分は、まず情報を掴んだNIH自身の倫理基準でNIH自身が評価すべき部分です。
                倫理基準に従った行動は情報の提供になるでしょうし、薬剤の製造者の決定に委ねられることはない。
                NIHの発表から一ヶ月半を情報を受け取る側が無為に過ごしたということも考えられないし、今、どこ
                かでヒーローが治験の決行を阻止しようと必死に活動をしている形跡もない。
                NIHの公表後にどこかでデモが起こりましたか?
                もし必要があるなら、あなた自身が行動を起こさなければならないと思うのですが、あなたはそうしない
                のですか?

              • by Anonymous Coward

                すでに出ていて、
                http://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(14)7104... [thelancet.com]
                2400 mg, and 1200 mg every 8 h on day 1, and a maintenance dose of 1200 mg twice a day afterwards. Of note, this dose regimen is 50% greater than the one in the phase 3 trials of favipiravir for influenza in the USA (1800 mg twice a day on day 1, 800 mg twice a day on day 2—5).
                だそうですよ。
                インフルエンザへのPhase3 trial に対して1日当り2倍です

              • by Anonymous Coward

                「これはあまりにもきな臭い成り行きに感じる。」とか
                「米国は自分たちの手で成果を獲得することを優先するのであって、外国の研究に希望を託すことは二の次だ」とか
                そちらのほうがどっかの安っぽい映画のストーリーを髣髴とさせると思っていたのだが。

                「スペインの医者が米国の試験を信用していない」とか「ヨーロッパは米国のバイアスを感じとってる」とか、あまりにも妄想過ぎる。
                挙げられたソースのどこを見てもそのような要素は無く、そこからこういう考えが出てくるほうが理解不能だ。

              • by Anonymous Coward

                金の配分をするのだから当たり前のことですが。
                日本がやらねばならないことをフランスがやろうとしているだけです。

              • by Anonymous Coward

                "50% greater than...."ってあるから1.5倍じゃないの?

              • by Anonymous Coward

                一日当りの使用量は2倍ですが、regimen は plasma favipiravir concentrations (血漿中濃度) の見積もりを比較している。

              • by Anonymous Coward

                それはあなたが当たり前と思っているだけです。世の中を色眼鏡で見すぎ。

                NIHは別にアメリカの製薬会社を贔屓にしているわけではないし、スペイン人の医師もNIHの報告に疑念を持っているわけではありません。
                輸血にリスクがあると言うのは最もな主張だし、ヨーロッパもアメリカがバイアスをかけているなんて思ってないでしょう。
                英国は米国の製薬会社が開発したBrincidofovirで臨床試験をするつもり [ox.ac.uk]です。

              • by Anonymous Coward

                いやいやw

                Of note, this dose regimen is 50% greater than the one in the phase 3 trials of favipiravir for influenza in the USA

                ってどう訳すつもりなの?

                一日の投与量をインフルエンザの臨床試験のケースと比較すると、最初の日に約1.67倍の投与量、それ以降は約0.67倍の投与量でしょ。
                トータルの投与量は1.53倍 (Ebola: 6000mg on day1 + 2400mg * 9days = 27600mg: / Flu: 3600mg * 5days = 18000mg)。
                血漿中濃度のインフルエンザ試験との比較なんて、そのドキュメントのどこにも書かれてないし。

              • by Anonymous Coward

                あ、そうですねw

              • by Anonymous Coward

                この話を読むと、NIHのマウス実験を投与量計算のための参考資料の一つにしているが、サルを使った実験のほうは無考慮のようだな。
                NIHに問い合わせてみるとかしなかったんだろうか。

                マウスと人間では身体のつくりが違いすぎると思うんだが、(だから普通は臨床試験の前により人間に近いサルで実験して、投与量を見積もるんだろう)
                マウスで効いた血中濃度をそのまま人間に適用するなんてのは、よくやられることなのか?

  • コピーされるほうじゃたまったもんじゃありませんが,
    さすがに軍だけあって「効くことが目的」なためか,
    偽薬上等の国にしてはまだマシな報道に聞こえてしまいます。
    この手の薬で効かない偽薬を広げられてもたまったものじゃないので。

    • by Anonymous Coward on 2014年11月26日 8時57分 (#2717314)

      そら軍は自分達で使うつもりだからな。

      たぶん数年前にSARSや鳥インフルエンザが中国で流行ったときに、将来これらの致死性の高い病気が大流行する可能性に備えて、
      それらに効きそうな薬ということでファビピラビルに白羽の矢が立ったんだと思う。

      だけど中国軍が供給を日本に頼るなんてことは沽券に関わるので、コピーを自分達で作ることにしたんだろう(コピー作りは沽券には関係ないらしい)

      特許的にやばいので中国の外にはモノも情報も出さないつもりだったけど、エボラにファビピラビルが効くかもという話になって、
      日本がアフリカで株を上げそうになったので、くやしいから邪魔することにしたというところじゃないだろうか。

      もし本当にコピーだとしたら、どういう組成の薬か外には絶対に明かせないので、非常に限定した使われ方になるだろう。
      アフリカで現地人の感染者に、成分も明かせない薬を投与するなんて犯罪行為だし、
      中国国内でも、一般の病院に出回るかもあやしい。

      親コメント
  • おもてのコメントでもありましたね。
    http://srad.jp/comments.pl?sid=645423&cid=2711765 [srad.jp]

    WHOの事務局長との関係もあるのかな?

  • 抗インフルエンザ薬として作られたアビガン錠がなぜ今まで使われなかったのかその背景を知っていれば、あまり使う気になれません。
    って元ねたがFACTAとJ-CASTかい!

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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